2連勝で優勝が決まる状況のもと迎えたホーム最終節、金曜日のナイトゲームにもかかわらず多くのファン・サポーターが来場した。劇的な同点劇で引き分けに持ち込んだ2位セイラーズとの直接対決から1週間。重富監督はスタメン・ベンチ入りメンバーを入れ替えることなく、選手をピッチに送り出す。
勝って優勝に王手をかけたいアルビレックス新潟シンガポールがタンピネス・ローバーズを攻め立てる。最初の決定機は19分、手塚のCKからサインプレーを仕掛けると、ファイロスがファーサイドでフリーになる。ワントラップしてシュートを放つが、バーに弾かれてしまう。
28分、知久が相手のパスが乱れたところをインターセプトする。谷口にボールが渡ると、複数のDFを引き連れながらシュート。ブロックされたボールは永澤が拾ってゴールを狙うが、再びブロックされてCKとなる。
前半唯一の被シュートは41分。ペナルティエリア内でボールを受けたボリスに振り向きざまにシュートを打たれるが、国本が体を寄せてコースを限定。古賀が足を伸ばしてセーブし、ピンチを逃れる。
前半はこのまま0ー0で終了すると、前節同様ハーフタイムに2枚替えを敢行。シンガポール人コンビに代えて坪井、近藤を投入し、攻撃の活性化を図る。
55分、近藤が左サイドをドリブル突破してチャンスメイク。ボールを受けた常盤がダイレクトでクロスを上げると、フリーで待ち構えていた坪井が頭でゴールを狙うが、うまくミートすることができない。
62分、近藤のパスカットから坪井、谷口とリズム良くつないで、右サイドを駆け上がってきた橋岡にボールを預ける。橋岡はシュート気味のクロスをダイレクトで送るが、シャズワンにセーブされ、こぼれたボールもクリアされてしまう。
そして75分、手塚のロングボールを受けた橋岡が相手SBを振り切ってクロスを上げると、走り込んだ坪井がヘディングシュート。しかし、これはGKの正面に飛んでしまい、ボールを弾き出される。さらにこのプレーで得たCKから手塚が蹴ったボールに山下が飛び込む。タンピネスDFとの競り合いから、ボールがファーサイドに流れたところに国本がいち早く反応。ヘディングシュートでゴールを狙うが、クロスバーに当たって得点することができない。
80分、今度は知久のロングパスからチャンスを迎える。坪井が落として、谷口がポストプレー、最後は近藤がボレーシュートを放つが、枠を捉えることができない。
最後までゴールの遠かったアルビS。このまま試合が終了し、ホーム最終節で手痛いドロー決着となった。1試合消化の少ないセイラーズとの勝ち点差を3に広げたが、セイラーズが残り試合を連勝した場合、優勝には次節で少なくとも4点差以上の勝利が必要となった。
2週間後の10月10日(日)、アルビSは優勝にかける執念を結果で示すべく、2021シーズン最後の90分に臨む。
2021 SPL第20節(ホーム)
【日時】
2021年9月24日(金) 19:45キックオフ
【対戦相手】
タンピネス ローバーズFC
【会場】
ジュロンイーストスタジアム
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール:0
タンピネス ローバーズFC:0
【アルビレックス新潟シンガポール得点者】
なし
■次節の予定
2021 SPL第21節(アウェイ)
2021年10月10日(日) 17:30キックオフ
Vs タンジョンパガー ユナイテッドFC
@ジュロンイーストスタジアム
By サッカーキング編集部
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