晴天の中、子どもたちが笑顔で大会に臨む
夏の気配が近づいてきた5月28日(日)、大阪府吹田市のSportivo吹田でumbro(デサントジャパン株式会社)が冠協賛となったサッカーイベント『UMBRO CUP 2023 in Sportivo吹田』が開催された。
今回のイベントにはU-10年代から6チーム、U-8年代から6チームが参加。昨年8月にオープンした新施設に、吹田市周辺のサッカースクール、クラブから少年・少女とその保護者たち200人以上が集まった。
開会式では施設の代表者から、上手にヘディングするポイントや、ヘディングの必要性を案内。また、ヘディング時の衝撃を43%低減する「アンブロ プロテクトヘッドバンド」(2023年3月よりumbroのECサイトやスポーツ用品店にて発売中)を紹介し、サッカー内において頭部を保護する大切さを伝えた。
開会式に続いて、人工芝のグラウンドでカテゴリー別のミニサッカー大会が行われた。試合は5分ハーフで、プレー中の交代は自由。初夏の陽光がきらめく中、子どもたちは全力のプレーを見せた。
U-8カテゴリーでは、リバプールFCサッカースクールが順位決定リーグを得失点差で制して優勝。U-10カテゴリーでは、予選に続いて盤石の強さを見せたReal Galatticoが無敗優勝を果たした。また、大会を盛り上げた各カテゴリー1名ずつには、MVP賞としてアンブロから賞品が授与された。
【冠協賛・物品協賛】umbro(デサントジャパン株式会社)、株式会社伊藤園
子供たちがヘディングの飛距離を競う
試合と並行して、プロテクトヘッドバンドを体験できるドラコンイベントも行われた。子どもたちがプロテクトヘッドバンドを実際に着用してヘディングを行い、3月に開催された戸田大会で人気YouTuber梅ちゃんが記録したヘディングの飛距離を超えればアンブロの記念品が授与される。
ヘディングにほぼ挑戦したことがない選手もいる中、「ヘッドバンドの部分に当てて、ボールをしっかり見るように」というアドバイスのもと果敢にチャレンジしていく。実際にヘッドバンドを着用した子どもたちは、「これなら(ヘディングが)痛くない」、「ヘディングを当てるところがわかりやすい」と初めての体験に興奮気味。小学生には難易度の高い課題を見事クリアし、各チーム数人が賞品をゲットしていた。
選手の保護者も注目
■吹田市から参加した保護者からのコメント
「海外での研究がニュースになったことで、ヘディングの悪影響は以前から保護者の間で話題になっていて、関心を持っていました。強いボールをヘディングしなければいけないシーンなど応援しながら心配になっていたので、こういった商品があれば思い切ってサッカーをさせてあげられるなと思いました」
■Sportivoサッカースクール 齊藤 翼コーチからのコメント
「サッカーではプレー中に頭部が衝撃を受けるケースは多くあります。スクールでも、転倒して頭を強打するという事例に遭遇したこともありますし、頭部を守るアイテムは必要だと思います。また、初心者の子は目をつぶって頭頂部でヘディングする傾向があるので、『ヘッドバンドの部分に当てましょう』と分かりやすく教えられるのも良いですね」
■アンブロ プロテクトヘッドバンドについて
衝撃吸収性と反発性をバランスよく発揮する素材「トランスイエロー」を採用し、未着用の状態と比較して頭部への衝撃を43%低減させることに成功。サイズを微調整できるアジャスターの採用によって頭部へのフィット感が高まり、内側のメッシュ素材のおかげで汗をかいてもズレにくいため、着用していて違和感がない。周囲の長さが57cmのMサイズ、61cmのLサイズがあるため、子供から大人まで幅広く利用できる。
【製品概要】
・価格:4,730円(税込)
・サイズ:M、L
・素材:ポリエステル100%
サッカー界では2014年頃からプレー時の頭部や脳への衝撃に対する慎重な動きが見られ、FIFA(国際サッカー連盟)やJFA(日本サッカー協会)のルールでも、脳震盪が疑われる状況が発生した際の対応方法や、脳震盪と診断されてから復帰までに消化すべきプログラムが定められるようになった。
海外では子供のヘディングが禁止される国が出るなど、頭部への衝撃から守るための規制が進みつつある。今回のプロテクトヘッドバンドは、子供たちがより楽しく安全にプレーするためのアイテムとして注目されている。
By サッカーキング編集部
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