「今日の出来なら決定機をあと10回作らないとダメ」制圧した東京ダービー後に悔しさを露わにした城福監督「あと5センチとか足りないものが…」【東京V】

2024年08月18日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

ゴールの確率を高めるには...

東京ダービーで東京Vを勝利に導けなかった城福監督。写真:サッカーダイジェスト

「勝てなかった悔しさしかないです」

 2024年8月17日に味の素スタジアムで開催された東京ダービー、FC東京と引き分けた東京ヴェルディの城福浩監督はそう言った。

「我々のやりたいこと、特に後半はやれて、あれが勝点1で終わるということは…。まあ、我々の動き出しだったり、シュートだったり、あと5センチとか、コンマ1秒とか足りないものがあるんでしょうけど、選手たちは出せるものを出してくれました。あれだけ制圧したのならやはり勝点3を獲りたかった」

 城福監督が悔しがるのも当然だろう。試合を振り返れば、立ち上がりの数分以外は東京Vのペースで進んだ。組織的に守りつつ、相手の背後を狙って攻撃を仕掛けるスタンスは明確で、そうしたサッカーで複数の決定機を作っていたのだから。
 
 ただ、肝心のゴールが奪えなかった。

「あのシュートが50センチ外に行っていればとか、慌ててボレーをするんじゃなくてしっかりとコントロールしてから蹴ったほうがよかったとか、その瞬間の判断はいわゆる質です。そこは選手個人としても、チームとしても質を高めないといけません」

 ゴールの確率を高めるには現状、決定機の数を増やすしかない。それが城福監督の考え方である。

「今日の出来なら決定機をあと10回作らないとダメです」

 そう思えるほどチームのパフォーマンス自体には手応えを感じていた。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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