4社の中で最も高額なのには理由があった!『吉野家』の「鰻重一枚盛」
まずは『吉野家』の「鰻重一枚盛」から食べていきましょう。今回食べ比べる4社のうち、最も安いメニューでも千円オーバーで、なかなか強気な印象を受けます。牛小鉢をつけたり、鰻を「二枚盛り」にすると、さらに値段は上がっていくわけで、正直なところ「うーん」と思ったのですが、その鰻の重さを測って納得。「一枚盛り」にして102gありました。
おそらく、この重さは部位によっても変わってくるはずなので、おおむね100g前後になると考えてください。ただし、いずれにしても今回比較する4社の中では最も多く乗せてくれています。
そして、肝心の味もハイレベル。味しっかり目のタレで焼かれた鰻は身がふっくらしており、食べ応え十分。もちろん、ご飯が進みまくります。食べ終わりでは約100g以上の満腹感を感じることができるほどで、これなら千円オーバーもやむなしと思いました。後述する他のチェーンと比べてもダントツのうまさとバランスの良さのように思いました。旨いぞ『吉野家』!
4社の中で最安!少しでも安く鰻を食べたい場合にもってこいな『すき家』の「うな丼」
続いて、『すき家』の「うな丼」を食べましょう。今回食べ比べる4社の中では最安の850円(税込)。もちろん、「特うな丼」にしたり、牛丼の頭を加えたりすれば、当然価格は上がっていきますが、少しでも安く気軽に鰻を食べたい人にはもってこいと思われます。
重量を測ってみると、70g。これももちろん部位によって多少の誤差は出るはずなので、おおむね70g前後と思っておくと良いでしょう。
肝心の味は、鰻そのものは身が詰まっている一方、鰻特有の魚っぽい香りもありました。この辺は人によって好き・嫌いが大きく分かれるかもしれませんが、タレの味が見た目よりもずっと奥ゆかしく、塩味・甘さとも良い意味で主張控えめなのが好印象を抱きました。もちろん、ご飯との相性も抜群で、コストパフォーマンスも合わせて考えれば、『吉野家』と比較しても負けず劣らずといった印象を抱きました。