住民の6割は「治安がいい」、でも区外の9割以上はそう思っていない…マイナスイメージ払拭に必死な「ワケあり区」

2024年5月28日 20時00分
足立区のマイナスイメージ払拭を訴える栗木課長=東京都足立区で

足立区のマイナスイメージ払拭を訴える栗木課長=東京都足立区で

 ワケありのワケは? 東京都足立区は28日、区外在住者のマイナスイメージを払拭しようと、新たなキャッチコピー「ワケあり区、足立区」を発表した。自虐的なキーワードを逆手に、区のポジティブな事情(ワケ)を発信する。

◆自虐的キャッチコピーを発表

 区が昨年実施したアンケートでは、「足立は治安が良い」と答えた区民は59.5%だったのに対し、区外では7.4%にとどまった。区は、区内外でのイメージのギャップを埋めようと「都心からのアクセスが便利なのに家賃は安い」など、魅力を東京メトロ日比谷線などの車内広告で発信する。また、区のホームページに特設サイトを設け、「足立の魅力」も募集する。
 この日、水防訓練中に転倒して両手を骨折し、入院中の近藤弥生区長に代わってキャッチコピーを発表したシティプロモーション課の栗木希課長は「足立の今のリアルを区外の皆さんに知って頂きたい」と訴えた。(井上真典、写真も)

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