またしても初勝利はつかめなかった。広島は1日のヤクルト戦(神宮)に0―1で敗れた。開幕戦だった前日の3月31日から2試合連続で零封負け。18イニング連続無得点は、1988年の阪神に並ぶリーグワースト記録だ。

 先発・床田は昨年8月に右足を骨折して以来の公式戦登板。オープン戦では3試合に登板して防御率8・10と結果を残せなかったものの、この日は6回2安打無失点。ほとんどスキのない投球を披露し、完全復活を印象づけた。

 一方で打線は苦しんでいる。散発3安打に終わった開幕戦から1番・小園と8番・菊池を組み替える打順変更を行ったが、相手先発のピーターズからはわずか2安打に終わった。そして試合を通しても4安打がやっとだった。

 新井監督は試合を振り返り「こっちも動きを出していかないといけないのかなという感じかな」と話した。そして「昨日(3月31日)より打者全体はいい反応しているんじゃないかなというふうには見えている」と続けた。

 また、この日は走塁ミスもあった。それでも指揮官は仕掛けていく姿勢について「もちろん、もちろん。そこはどんどん動きを出していきたいなと。こっち(首脳陣)がいろいろ動きを出していかないと思っている」と語った。