2016年6月1日から
日本とスロバキア共和国間で開始された ワーキングホリデー。
定員数 (400人) よりも応募が上回ることはなさそうです…
コロナ禍において、また混沌としたヨーロッパ情勢の中、
申請者数はさらに少なくなっていると思われます。
混乱が続いている状況ではありますが、
2022年3月、スロヴァキア大使館にてワーキングホリデー(WHS)の申請予約をしてきました。
忘備録のため、そして今後、
スロヴァキア・ワーキングホリデーに参加してみたいと思う方の少しでも参考になればという思いもあり、
提出した書類や費用についての情報を残しておこうと思います。
● 筆者の来歴 ●
大学を卒業後、約3年間勤めていた会社(営業事務・貿易事務)を辞めて1年間のアイルランドワーホリへ。帰国後は大阪の劇場で案内係として2年間勤務し、YMSビザ当選をきっかけにイギリス・マンチェスターに2年滞在。その後、帰国して大阪の博物館で館内スタッフとして約1年間働いた後、30代で最後のワーホリ、スロヴァキアへ。2023年5月にワーホリビザ終了後も、ビザを切り替えて引き続きブラチスラバで生活しています。
※この記事に掲載されているのは、2022年3月時点の情報です。
最新情報は必ず スロヴァキア大使館 にご確認ください。
★ワーホリ等領事関係 連絡先⇒
cons.tokyo@mzv.sk |
★駐日スロヴァキア大使館公式Twitter☟
この記事に掲載されている写真は、2022年3月上旬、スロヴァキア大使館を訪れたときに撮影したものです。(使用カメラ:OLYMPUS PEN Lite E-PL5)写真の撮影許可、SNSに載せてよいかを確認させていただき、掲載しています。写真に加工はしておりません。
<注意事項>
※提出書類はすべて
英語もしくはスロヴァキア語のオリジナルを用意する必要があります。
※代理での申請は受け付けていません。
郵送も不可。
申請は必ず本人が大使館に出頭してください。
<必要書類>
※それぞれかかった費用と日数は、次の項目で表にしています。
1.パスポート+コピー 1部
(有効期限:ビザ発効日から15ヶ月以上残っていること)
2.背景白無地カラー写真(横3cmx縦3.5cm)2枚
※申請書には貼り付けないでください。
※背景が青の場合、機械が読み取らないことがあるため、
必ず背景白無地のものを用意する必要があります。
※自撮り写真はNG
ほとんどの証明写真は40mm× 30mm のサイズに設定されています。私ははさみで下の部分をカットしたものを用意しました。
背景を白色に選択する必要があるため、通常の料金より(だいたい青色に設定されています)少し高くなるかもしれません。
- 私の場合、費用は ¥1,100円 かかりました。
3.申請書
スロヴァキア大使館にワーキングホリデーを申請したい旨のメールを送ると、既定の申請書が添付されたファイルが送られてくるので、それを印刷して記入します。
4.旅費・滞在費を保証する書類:金融機関の英文残高証明書
(残高4000ユーロ以上)
YMS(イギリスワーホリ)の場合は細かな規定が5つくらいあり(銀行印が押されているもの・マネージャーのサインがあるもの…など)、すべての条件を満たしている英文残高証明書を発行できる銀行は2つくらいしかありませんでした。その点、スロヴァキアの場合は自由度が高いのが有難いです。
※銀行により発行手数料が異なります。
(1300円以上の差が出る可能性も…)
私は 三井住友銀行 で発行しました。
- 費用: ¥880
- 窓口で申請してから自宅に届くまで:約10日間
(土日含め10日、営業日だけであれば6日でした。)
5.旅行保険証書(英文)
(死亡・疾病/傷害それぞれ30000ユーロ以上の補償)
※実際の滞在期間に関わらず、必ず1年間をカバーするもの。
日本で日本の保険会社で掛けることが条件です。
私は海外旅行保険の比較サイト、イーコールズ を通して申し込みをしました。
- 費用: ¥189,840-
- 申請後自宅に届くまで: 1週間以内
最小限の補償がついている、東京海上日動のシンプルなプランを選びました。
会社によってもプラン次第で金額は大きく異なります。
6.英文健康診断書:通常の健康診断+HIV
一応既定のフォーマットはありますが、
法定伝染病や病気を患っていないことが分かれば
病院が発行するフォーマットでも可。
私の場合は、健康診断を受ける費用は会社負担のため無料でした。
(年一回行われる健康診断を利用しました。)
追加料金を支払い、含まれていなかったいくつかの血液検査とHIV検査、
英文の健康診断証明書の発行手数料を合わせて下記の金額になりました。
- 追加費用:¥12,540-
- 健康診断を受けてから診断書が届くまでの日数:2週間以内
7.犯罪(警察)経歴書(外務省のアポスティーユ付)
※申請時に発行日から90日以内であること。
*住民票のある所轄警察にて申請。
取得後、開封せずに日本国外務省に持ち込みアポスティーユを取る。
外務省が再封印して戻すため、開封せずそのまま提出。
大阪府在住の方はこちらをご確認ください☟
(1)の 使用目的等確認書類は、
『大使館等から日本警察への依頼文書(外国の公的機関からのレター)』を持参しました。
⇓
スロヴァキア大使館に e-mail で依頼すれば発行・郵送してもらえます。
(こちらから返信用封筒を郵送します)
大阪府警の場合、申請日の予約は特に必要なく、
申請にかかった時間は約 30分でした。
指紋採取をする程度で、難しい手続きは何もありません。
申請から約3週間後に犯罪経歴証明書を引き取りに行きました。
(年末年始を挟んでいたため少し時間がかかりましたが、通常は約2週間です。)
(私の場合は12月20日午後に申請、1月13日に引き取りに行きました。)
※地域により証明書交付に要する時間、必要書類は異なる可能性があるので、
ご自身の所轄警察のホームページをご確認ください。
犯罪経歴書を手に入れた後に、外務省へアポスティーユをもらいに行きます。
★申請書ダウンロードはこちら☟
(アポスティーユ申請書を選択してください)
- 書類発行者の肩書 ☞ 大阪府警察本部
- 発行者氏名 ☞ 書類の中に明記されている氏名
- 発行年月日 ☞ 書類の中に明記されている日付
※開封厳禁のため、当日外務省で担当者の目の前でないと開くことができません。
私は大阪分室で、係の人に確認しながら記入しました。
(申請は10分程度で終了しました。)
※大阪分室は来館予約なしで訪れることが可能でしたが、
東京は基本的に郵便申請しか受け付けられていないようです。
詳しくは下記公式HPをご確認ください☟
8.「滞在中はスロヴァキアの法規を遵守する」旨の英語の宣誓書
こちらもスロヴァキア大使館にワーキングホリデーを申請したい旨のメールを送ると、宣誓書のフォーマットが添付されたファイルが送られてくるので、それを印刷して記入すればOKです。
記入例を作ってみました☟
9.申請料金:35ユーロ相当の日本円(※レートによって変動)
➡申請時に支払い
2022年3月上旬に申請した際は、¥4,526- でした。
※犯罪経歴書以外は特に有効期限が定められていませんが、
なるべく申請時直近の情報を提出するようにしましょう。
<申請・提出書類にかかった費用とその期間>
かかった費用 | かかった期間 | ||
1 | パスポート | ー | ー |
2 | 証明写真 | ¥1,100 | ー |
3 | 申請書 | ー | ー |
4 | 英文残高証明書 | ¥880 | 約10日間 |
5 | 旅行保険証書(1年間分) | ¥189,840 | 約 7日間 |
6 | 英文健康診断書 | ¥12,540 | 約 2週間 |
7 | 犯罪経歴証明書(外務省のアポスティーユ付き) | 無料 | 約 1ヵ月 |
8 | 英語の宣誓書 | ー | ー |
9 | 申請料金 | ¥4,526 | ー |
★その他:レターパックライト×2 ¥370- ¥740-
(外務省・大使館申請時に提出)
合計費用 ¥209,626-
<※7 犯罪経歴証明書(外務省のアポスティーユ付き)について>
犯罪経歴証明書の申請・受取に約3週間、
外務省でアポスティーユを取得するまでに3日間程度かかりました。
申請に必要な費用のトータルは 約 21万円、
ここからさらに、航空券や当分の間の宿泊費等必要になります。
貯金は多めに準備しておくことが望ましいです。
<申請受付期間>
申請はスロヴァキア大使館にメールで予約を取る必要があります。
YMSやアイルランドワーホリのような(年に2回しかない)抽選形式ではなく、
自分が提出したいタイミングで申請希望のメールを送り、予約を取ります。
(実際の申請は大使館にて行います)
(これまで応募が殺到した年はなかったようですが)
先着順なので、確実にビザを得るには早めの申請が望ましいと思います。
*申請は、渡航の3ヶ月前から受付可能です。
ビザ発行後はパスポートを郵送で送っていただくよう依頼することもできます。
ご希望の方は、申請時に郵便局のレターパックをご持参ください。
*ビザは申請後14日以内に発行されます。
私の場合は、申請後 9日で自宅に届きました。
(営業日でカウントすると 7日間でした。)
大使館でお勤めされている方々の仕事が迅速で、本当に助かりました。
聞きたいことをメールで確認するときも、いつもレスポンスが早く、
むしろこちらの返信の方が時間がかかるほど…
おわりに
スロバキアワーキングホリデーを申し込むために必要な書類は
すべて英語のみで申請可能です。
どれも比較的簡単に入手できるものばかりなので、
申請の難易度は低め。
時間に余裕を持って、申請できるといいですね。
※こちらは2022年3月申請時の記録です。
最新情報は、スロヴァキア大使館からの返信メールに添付されている資料をご確認ください。
お問合せ先:スロヴァキア共和国大使館領事部
- 住所:〒106-0046
東京都港区元麻布2-11-33 - 電話:03-3451-2200
- Fax :03-3451-2244
- E-mail:cons.tokyo@mzv.sk
- 月曜日~金曜日 9:00 ~16:00
(土・日及びスロヴァキアの祝日は休館)
今後スロバキアワーホリに行きたいと考えている方の
何かのお役に立つことができれば幸いです。
↺ 2023年8月 追記
実際に1年以上住んでみた結果感じた、
スロバキアワーホリの魅力をこちらの記事に詰め込みました☟
あわせて目を通していただけると嬉しいです。
貴重なお時間を割いて最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました ⸜( ´ ꒳ ` )⸝ ♡♥
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