映画『ハリー・ポッター』シリーズでルーナ・ラブグッド役を演じたイヴァナ・リンチ(30)が、自身を苦しめ続けた摂食障害について語っている。
イヴァナ演じるルーナは、2007年公開の映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』にて初登場し、完結作の『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2』まで出演。シリーズいちの“ふしぎちゃん”キャラであるルーナを見事に演じきり、『ハリポタ』ファンに強い印象を残した。
最近、英BBCの番組「The One Show」のインタビューに応じたイヴァナは、「ハリー・ポッター」シリーズとルーナというキャラクターが、自身にどのような影響を与えたかについて明かしている。
Actor Evanna Lynch – best known as Luna Lovegood from the much-loved Harry Potter movies – reveals how JK Rowling’s books helped her recover from her eating disorder.
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— BBC The One Show (@BBCTheOneShow) December 8, 2021
じつは、ルーナ役を演じる前、幼少期に発症した摂食障害に苦しんでいたというイヴァナ。彼女はこの時期について、“人生でもっとも暗い瞬間のひとつ”だったと説明している。出口の見えない、長く暗いトンネルの中を歩いていた彼女に光をもたらしたのが、「ハリー・ポッター」であった。
「どういうわけか、『ハリー・ポッター』は私の心をつかんで、生きていることを好きにさせてくれたの」
医師の診察よりも「ハリー・ポッター」の方が遥かに自身の助けとなっていることに気がついたというイヴァナ。なんでも、物語に夢中になるあまり、摂食障害であることを一時的に忘れることができたそうだ。特に、欠点も含めてありのままの自分を受け入れる“ルーナ・ラブグッド”に刺激を受けたのだという。
すっかり「ハリー・ポッター」のトリコとなったイヴァナはその後、ルーナ・ラブグッド役のオーディションを受け、見事ルーナ役を獲得。両親からは健康に目を向けないとルーナ役を失いかねないとのアドバイスを受けたと言い、ルーナ役を演じ続けることが結果的に、自分の健康に良い影響を与えたとも明かしている。
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「ルーナ・ラブグッドは私の人生にとても良い影響を与えた」
「彼女を演じることができ、本当に幸せでした」
現在は摂食障害を克服し、健康的な生活を送っているというイヴァナ。彼女は今秋発表した回顧録「The Opposite of Butterfly Hunting」でも、摂食障害との闘いについてつづっている。