また非公開文書がネット流出か ”黒塗りあり”の「いじめ調査報告書」が”黒塗りなし”で… 公開した団体「事実を明らかにすることが目的だ」 北海道旭川市

　北海道旭川市で3年前に凍死した広瀬爽彩（ひろせ・さあや）さんのいじめ問題をめぐり、非公開だった報告書がインターネット上に流出した疑いがあることが分かりました。

　2021年に亡くなった広瀬爽彩さん。

　広瀬さんがいじめを受けていたことなどをまとめた旭川市教育委員会の第三者委員会の調査報告書とみられる文書が、いじめ撲滅を訴える市民団体のホームぺージで6月24日、公開されました。

　報告書は、広瀬さんのプライバシーを守るため、遺族の意向で一部が黒塗りでしたが、公開された文書は黒塗りがありませんでした。

　旭川市教委は「流出が事実かも含めて、今後の対応を検討する」としています。

　市民団体は「事実を明らかにすることが目的だ」としています。

　教育に関する非公開文書のネット流出をめぐっては6月5日、札幌市の中学校の個人情報が書かれた資料とみられる内部文書がSNSに流出した疑いが浮上したばかりです。