ジャニーズ性加害、テレビ各局がコメント発表「対応を注視」「被害者の救済求める」

　ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏（２０１９年死去）による性加害問題で、同事務所が設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が４０年以上にわたる性加害を認定したことを受け、同事務所の所属タレントを番組で起用する在京民放各局やＮＨＫは３０日までに相次いでコメントを発表した。

　それぞれ性加害は「許されるものではない」としたうえで、「被害者の救済と再発防止に取り組むよう求める」（日本テレビ）、「（特別チームから）提言された事項について今後どのように取り組み、対応していくのかを注視する」（テレビ朝日）などと適切な対応を同事務所に要望した。

　また、同チームが報告書で「多くのマスメディアが（性加害問題を）正面から取り上げてこなかった」と指摘した点については、「重く受け止めている」（ＮＨＫ）などと各局とも指摘と向き合う姿勢を示した。