「電気ケトル」から熱湯でやけど、0歳児の救急搬送は都内だけで5年間45人…専門家「命に関わるケースも」と警鐘

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 製品の安全性向上にも取り組んでおり、象印マホービン(大阪)は電気ケトルの全商品でふたなどを改良して「湯漏れ防止機能」を採用し、倒れても湯がこぼれにくくした。

 子どもの事故防止に取り組むNPO法人「セーフキッズジャパン」理事長で小児科医の山中龍宏さんは「乳幼児がいる家庭では少し値段が高くても湯漏れ防止機能付きの電気ケトルを使用すべきだ。年末年始の帰省先やホテルなどでも、簡単に手の届かない場所で使うなど注意してほしい」と話している。

やけどしたら…流水で20分冷やす

 乳幼児がやけどを負った場合、応急処置はどのようにすればいいのか。

 日本小児科学会によると、まずは流水で20分間冷やすことが重要だ。氷水は凍傷になる恐れがあるため、使用を控えた方がいい。

 服の上から熱湯を浴びた場合は、無理に脱がせずに着衣のまま冷やし、体温が下がりすぎないように注意する。やけどが広範囲な場合は、患部を冷やした後ですぐに病院を受診し、必要に応じて救急車の利用も考えるべきだ。

 夜間や休日でも「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話すれば都道府県の窓口に転送され、看護師らから助言を受けられる。

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