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神奈川県は31日、6月28~30日に県内15市町の23区間を巡る東京五輪聖火リレーのランナー66人とルートの詳細を発表した。五輪延期決定前の2019年12月と20年2月に発表された計68人のランナーから2人が辞退したが、その他は同じ顔ぶれだ。沿道の密集を避けるため、どのランナーがどこを走るかは、各区間のスタート30分前に明らかにされる。(藤亮平、小野寺経太)
今回発表されたのは、県内を走る290人のうち、県実行委員会が選んだ13~92歳の男女66人。スポーツ界や芸能界で活躍する神奈川ゆかりの著名人も多い。
聖火は山梨県から届き、箱根町から神奈川のリレーがスタートする。初日の6月28日は、ロサンゼルス五輪体操金メダリストの具志堅幸司さん(64)が箱根町を、歌手の加山雄三さん(83)が藤沢市を走る。29日は人気バンド「プリンセスプリンセス」のドラマー富田京子さん(55)が鎌倉市を、人気グループ「DA PUMP」のKENZOさん(36)が海老名市を駆け抜ける。
30日には、横浜DeNAベイスターズ前監督のアレックス・ラミレスさん(46)が川崎市で、女優の草笛光子さん(87)や俳優の谷原章介さん(48)、お笑い芸人の出川哲朗さん(57)が横浜市で聖火をつなぐ。ゴールは横浜赤レンガ倉庫で、聖火はその後、千葉県に向かう。
ルートは渋滞回避などのため、小田原、藤沢、厚木、相模原、横浜市内の計11区間で変更され、総距離は約55キロから約53キロになった。小田原市ではスタート地点を小田原城の北側から南側に移すなど全面刷新。藤沢、厚木、相模原、横浜市内の区間でもゴール地点などが変更された。
一部の幹線道路を横断する際は、トーチの聖火をランタンに納めて移動し、長時間の通行止めを避ける。