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東京都港区のジャマイカ大使館で19日、東京五輪でジャマイカの陸上選手の窮状を救った女性スタッフに感謝を伝える行事が開かれた。同国の陸上男子110メートル障害のハンスル・パーチメント選手の金メダル獲得に貢献したとして、話題になっていた。
この女性はストイコビッチ河島ティヤナさん(25)。4日、準決勝の会場に向かうバスを乗り間違えたパーチメント選手に助けを求められ、手持ちのお金を渡した。パーチメント選手はタクシーに乗車でき、ウォーミングアップの時間が十分に取れなくなる事態を回避できた。
パーチメント選手は翌5日の決勝で優勝した後、こうした経緯をSNSで明らかにしていた。
オンラインで出席したエドムンド・バートレット観光相は「日本の人々のおもてなしを表してくれた」と語り、ティヤナさんをジャマイカに公式に招待した。ティヤナさんは緊張した様子で「私は自分にできることをしただけ。このようにしてもらって、胸がいっぱいです」と恐縮していた。