電磁波でドローン無力化、日米で共同研究へ…戦力バランスを一変させると注目

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 日米両政府は、高出力マイクロ波を防衛装備品に活用するための共同研究に着手する方針を固めた。防衛装備庁など日米の関係機関が近く合意する。侵攻してくる無人機(ドローン)を無力化する能力の保有を目指す。

中国メーカーのドローン(ロイター)
中国メーカーのドローン(ロイター)

 マイクロ波は電磁波の一種で電子レンジにも活用されている。ドローンに照射すれば、内部の電子部品を故障させることができる。弾薬やミサイルと比べ、安価に広範囲の照射ができるため、大量の小型ドローンを使った攻撃に対する有効性が期待できる。無線操縦を必要としない自律型ドローンにも対応できる。

 防衛省はマイクロ波兵器が実用化されれば、戦力バランスを一変させる「ゲームチェンジャー」になると注目している。

 防衛装備庁はこれまでも関連技術を研究しており、日米の共同研究を具体的な装備品開発につなげたい考えだ。共同研究期間は3年程度とする方向で調整している。

「政治」の最新ニュース
スクラップは会員限定です

使い方
「政治」の最新記事一覧
記事に関する報告
5576615 0 政治 2024/07/15 05:00:00 2024/07/15 05:00:00 2024/07/15 05:00:00 /media/2024/07/20240715-OYT1I50002-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)
  翻译: