月面に散乱した破片のようなもの確認、着陸失敗のアイスペース月着陸船か…NASAが画像公開

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 【ワシントン=冨山優介】米航空宇宙局(NASA)は23日、4月に日本の宇宙企業アイスペースの月着陸船が衝突したとみられる月面の画像を公開した。衝突後に船体が広範囲に散らばった可能性があり、少なくとも四つの破片のようなものを確認したという。今後、数か月かけて詳細な分析を進める。

アイスペースの着陸船が衝突したとみられる月面の画像。矢印の先に破片のようなものが見つかった=NASA、アリゾナ州立大提供
アイスペースの着陸船が衝突したとみられる月面の画像。矢印の先に破片のようなものが見つかった=NASA、アリゾナ州立大提供

 画像は、NASAの月観測衛星「ルナー・リコネサンス・オービター」が撮影した。月着陸船降下の前後に撮影した画像を比較すると、幅60~80メートルにわたって明るさが変化した地点が複数あった。衝突による船体の破片の散乱や地形の変化の影響とみられる。このうち四つの地点では変化が顕著で、破片の可能性が高いとしている。

 アイスペースの月着陸船は日本時間の4月26日未明、月面に向けて降下を始めたが、通信が途絶えた。同社は衝突した可能性が高いと説明していた。

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