京都・嵐山の桂川で「泳がないで」の看板設置 

多くの観光客でにぎわう京都市の嵐山で、水難事故を防ごうと川で泳がないよう呼びかける看板が設置されました。

京都市右京区の嵐山では、気温が高くなる時期に渡月橋の上流付近で泳ぐ観光客がでてきているということです。
特にことしは、雨の影響で上流から運ばれた土砂が堆積し、岸に近い場所ではいつもより水深が浅くなっているため、気軽に川に入る人が増え、地元の人たちから▼水難事故や▼船との衝突を懸念する声が高まっていました。
京都府と桂川を管理する国土交通省淀川河川事務所が設置した看板には赤い文字で「泳がないでください」と書かれていて英語と中国語、それに韓国語でも表記されています。
国土交通省淀川河川事務所の稲谷博司課長は、「川は自然のものなので、浅い部分もあれば、水深が2メートルにもなるところもあり、スクリューがある船も頻繁に通る場所でもあるので、安全を考え遊泳を控えていただきたい」と話していました。