今回は、2020年8月8日金 チコちゃんに叱られる!「▽たたかう子ども▽かき氷の旗▽花火のあの音」の番組内容を紹介。
なんでティッシュのまとめ売りは5箱なの?
たしかに、どのメーカーも、なぜか5個入ですね。
なぜなんだろう?
なんでティッシュのまとめ売りは5箱なの?
ゲストは、フワちゃんとヒロミさん。
本日の1つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、鼻水垂らしてそうなステキな大人ってだーれ?」
岡村さんにより、フワちゃんが回答者に。
鼻水が出た時の話題で、ティッシュの話に。
チコちゃん「なんでティッシュのまとめ売りは5箱なの?」
フワちゃん「5箱の柄をつなげて一つのデザインになるようにしたかったから。」
その後、いろいろ食い下がるも正解に至らず。
ヒロミさんにも聞いてみるも、こちらも正解にいたらず。
売れない貧乏な時代、食べるものがなく、ティッシュにマヨネーズをつけて食べていたという武田真治さんを訪問。
武田さんも、正解にいたらず、出張用チコちゃんに叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「女性が持てる限界だから。」
女性が持てる限界だから
解説してくれたのは、日本家庭紙工業会会長の林廣文さん。
まず、最初に、番組の女性スタッフさんに5箱セットのボックスティッシュを持ってもらいます。
重さ的にも、高さ的にも、限界ではなさそう。
この限界とは、今と昔では大きく異なっていました。
ティッシュの歴史
そもそもティッシュはアメリカで1924年に開発されました。
日本では、1964年の東京オリンピックの年に発売されたのが最初。
発売当初はティッシュという響きになじみが無く、使い方がよく理解されていませんでした。
そのため、あまり売れず。
当時の日本には、和紙を加工した「ちり紙(はな紙)」が存在。
鼻をかんだり、用を足した後にお尻を拭いたりと使用。
また、発売当初のティッシュ1枚当たりの値段は約80円~100円。
ちり紙は約40円~45円と値段の差もあり、販売に苦戦。
しかしあるテレビCMがきっかけで日本にもティッシュが普及することに。
それが汗の拭きとりやメイク落としなど、ティッシュの使い方を説明するCM。
さらにパッケージにもティッシュの用途を掲載。
消費者に分かりやすく工夫がされました。
ティッシュはちり紙に比べて肌触りが柔らかく、アメリカ生まれの万能紙ハンカチとアピール。
この作戦は大成功。
徐々に日本でも使用されることになりました。
また、ちり紙は1枚だったのに対して、ティッシュは発売当初から2枚重ね。
こうする事で紙と紙の間に空気層が生まれて柔らかくなるように工夫。
こうした実際の使い心地の良さも手伝って売上はアップ。
まとめ売りの時代が到来。
1980年代になるとスーパーマーケットの新規出店の目玉商品にティッシュペーパーのまとめ売りが使用されるようになりました。
当時から5箱セットで売られていましたが、サイズが今とは違います。
現在のボックスティッシュは、高さ62mmで5箱だと31cm。
昔は高さ83mmで5箱だと41.5cm。
6個にすると約50cmい。
そうすると、女性が手に持つと地面に当たる可能性が。
1985年の日本女性の平均身長は155cm。
高さ的に女性が持てる限界が5箱だったとのこと。
現在は、高さがコンパクトなタイプが主流に
これは、ティッシュの主な原料である繊維の長い針葉樹と繊維の短い広葉樹の配合比率を変更。
そして、従来のティッシュの表面の凸凹を軽減する事でスペースを節約し、コンパクト化。
現在、ティッシュの日本における年間出荷量は54万7511トン。
国民1人当たりに換算すると、1年で約20箱の消費になるとのこと。
ティッシュの進化
1971年に開発された取り出し口のビニール部分「ポリウィンドウ」
これにより、取り出す際の音が静かになったり、中にゴミが入りにくくなるという工夫も。
さらに1993年には紙に保湿成分のグリセリンを含んだ保湿ティッシュも販売。
グリセリンは砂糖などと似た成分の甘味料で空気中の水分を吸収するのでしっとり。
このように、現在も進化を続けています。
結論
というわけで、
「なんでティッシュのまとめ売りは5箱なの?」は、
「女性が持てる限界だから」
でした。
解説してくれたのは
日本家庭紙工業会会長の林廣文さん。
日本家庭紙工業会
目的・事業
日本製紙連合会は、我が国紙・板紙・パルプ製造業の健全なる発展を図ることを目的として、我が国主要紙パルプ会社によって構成されている製紙業界の事業者団体です。委員会活動を中心に次のような事業を行っています。
1.会員相互の意見、情報の交換
2.紙・板紙・パルプ製造業に関する内外調査、研究
3.製紙業に関する情報、統計資料の収集、作成および提供
4.製紙業に関する広報活動
5.その他本会の目的達成に必要なる事項
日本製紙連合会競争法コンプライアンス規程(2019年4月22日制定・2020年2月20日一部改定)
日本製紙連合会は、わが国の紙・板紙・パルプ製造業の健全なる発展を図ることを目的に、会員相互の親睦及び意見、情報の交換、紙・板紙・パルプ製造業に関する調査、研究及び広報、統計資料の収集等の事業を行うために設立された事業者団体です。
事業者団体の活動は、競合他社が一堂に会する場となることから、常に独占禁止法を含む競争法上のリスクを抱えており、公正かつ自由な競争の規制や制限につながらないように配慮する必要があります。
本規程は、当連合会が開催する各種活動において、透明性を高めることによりコンプライアンス上の懸念を払拭し、会員各社が連合会活動に積極的に参加できる環境整備を目的に定めたものです。
日本製紙連合会競争法コンプライアンス規程
役員
野沢 徹 会長(兼総務部会長 兼 林材部会長) 日本製紙(株)社長
加来 正年 副会長(兼紙部会長 兼 労務部会長) 王子ホールディングス(株)社長
大坪 清 副会長(兼板紙部会長) レンゴー(株)会長
岸本 晢夫 副会長(兼パルプ・古紙部会長) 北越コーポレーション(株)社長
立藤 幸博 副会長(兼技術環境部会長) 三菱製紙(株)社長
小川 恒弘 理事長
奥田 辰幸 常務理事
河崎 雅行 常務理事
秋山 民夫 常務理事
(HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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