今回は、チコちゃんに叱られる! 拡大版SP!▽教室の掃除▽絵を描く能力▽桜の開花 初回放送日: 2023年5月12日の番組内容を紹介。
なんで人間だけが絵を描けるの?
なんで人間だけが絵を描けるの?
本日の2つめ目の話題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、表現力豊かなステキな大人ってだーれ?」
この問題は、佐藤さんが回答者に。
チコちゃん「なんで人間だけが絵を描けるの?」
佐藤さん「手のつくり。」といった趣旨の回答。
正解に至らず、叱られちゃいました。
チコちゃんの答えは、「人間だけが言葉を使うから。」
人間だけが言葉を使うから
チンパンジーやオランウータンなども絵筆を使って絵を描くことは可能。
しかし、基本的には何を描いているのかは分からない殴り書き。
しかし、人間の子供になると何の絵を描こうとしているのか?その意図が分かります。
このように自分が表現したい形を具象的に描けるのは人間だけの能力。
これには、言葉の働きが大きいとのこと。
例えばチコちゃんを絵に描くシーンを想定。
チコちゃんの外見的な特徴をどんどんあげます。
そして、その言葉通りに描きます。
この時に、言葉に説明できない部分は絵に描けません。
人間は言葉を覚える時に。色や形の特徴、ニオイ、触った感触、自分がどう感じたか?など
経験をもとにしてものの特徴を整理して名前と結びつけて覚えるという習性があります。
例えば、バナナならこんな感じ。
目の前に無いものを描こうとするときは、名前から言葉で整理した特徴を頭の中でイメージ。
そして、思い出して、それを絵に出来るというメカニズム。
こんな能力があるのは人間だけ。
だから、絵を描けるのは人間だけという理論。
説明する言葉が増えるにつれてイメージがよりくっきりします。
そして、より細かい絵が描けるようになるのが人間。
ここでおさるさんの顔を書いてもらう実験。
チンバンジーや1~2歳頃は、顔を書くことができません。
1歳から2歳ぐらいは、言葉を覚え始める段階。
あくまで手を動かして色が付く事を楽しんでいます。
とくに何かを描いているわけではない時期。
これが3歳ごろになって言葉をしゃべるようになると
顔をかけるようになります。
これぐらいの子供は「人間には顔があって、手があって、足がある」ことが理解できるようになります。
知っている言葉に従って顔に直接手足が生えている絵を描き出す段階に。
さらに5歳になると言葉のボキャブラリーも飛躍的に増えて、より詳細で細かい絵に。
例えば、チコちゃんなら、おかっぱ頭で、ピンクのワンピースを着ている絵が描けるようになります。
つまり言葉の発達と絵のスキルは密接に結びついているということ。
という事は言語学者のような言葉のプロは絵も上手い?
という事で実験。
お題はムーミン。
辞書編纂なども行う金田一秀穂先生、日本語学者の米川明彦先生、民俗学の新谷尚紀先生が描くムーミン。
絵の上手さはモノを細部まで観察している(よく見る)ことが重要。
言葉を知っていても絵の上手さとは結び付かないとのこと。
最後に塚原アナのムーミンで終了。
結論
というわけで、
「なんで人間だけが絵を描けるの?」は、
「人間だけが言葉を使うから」
でした。
解説してくれたのは
京都芸術大学の齋藤亜矢教授。
芸術認知科学
齋藤 亜矢
SAITO, Aya
所属・授業担当学科
文明哲学研究所
職位
教授
専門分野
芸術認知科学
学位
学士(理学) 〔京都大学理学部〕,修士(社会健康医学) 〔京都大学大学院医学研究科〕,博士(美術) 〔東京藝術大学大学院美術研究科〕
学会・学派
日本発達心理学会、日本霊長類学会
プロフィール
京都大学理学部卒業、同大学院医学研究科修士課程修了、東京藝術大学大学院美術研究科修了。博士(美術)。日本学術振興会特別研究員、京都大学野生動物研究センター特定助教、中部学院大学准教授などを経て、2016年度より現職。芸術する心がなぜ生まれたのか、進化や発達の視点からアプローチしている。著書に『ヒトはなぜ絵を描くのか―芸術認知科学への招待』(岩波書店)、『ルビンのツボ―芸術する体と心』(岩波書店)、共著書に『ベスト・エッセイ 2018』(光村図書)、『人間とは何か――チンパンジー研究から見えてきたこと』(岩波書店)、『恋う・癒す・究める 脳科学と芸術』(工作舎)、『脳とアート―感覚と表現の脳科学』(医学書院)など。
(大学HPより)
京都芸術大学(きょうとげいじゅつだいがく、英語: Kyoto University of the Arts)は、京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116に本部を置く日本の私立大学。1934年創立、1991年大学設置。大学の略称は瓜芸(うりげい)、KUA(ケーユーエー)[1][注釈 1]。 開校から2020年3月31日までの大学名は京都造形芸術大学。
概観
大学全体
旧名称は京都造形芸術大学[3][4]。1977年に短大に改組し「京都芸術短期大学」を開設[5]。1991年に現在の4年制大学を開設し、2000年には短大を吸収合併しているほか、こども芸術大学や通信教育部の開設などの大学経営なども行っている[6][7]。
2008年には京都造形芸術大学の大学院院長(現在では同ポストは廃止されている)に、かつてニュー・アカデミズムで一世を風靡した浅田彰が就任した[8]。なお、浅田彰は、2022年現在、大学院 学術研究センター 所長(教授)である[9]。
2021年現在、学長は、京都大学名誉教授の川 左紀子[10]。理事長は創設者の徳山詳直の実子の徳山豊。学園長は元内閣総理大臣の細川護煕が務め、その後2014年の東京都知事選後の細川の辞任に伴って徳山詳直が就任したが、徳山詳直の死後、そのポストは空席のままになっている[11]。
学生と学外の企業や自治体との協業による実践的なプロジェクトが盛んであり2014年にオープンした「D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学」ではナガオカケンメイ率いるD&DEPARTMENTとの協業の元、京都のロングライフデザインのリサーチから商品発掘、生産者との出品交渉、売場準備、ギャラリー企画の立案から実行まで、開店にむけた全ての作業が学生とともに進められ、約30坪の和合所を改装した店内では食品や書籍なども含めた約400のアイテムの商品がラインナップされた[12]。
2016年、アニメショップアニメイトのグループ企業、株式会社ムービックとの協業プロジェクトが発表され学内の瓜生館での専門のショップの開店、人間館内にあるギャルリ・オーブで漫画家の天野明の展覧会の開催がアナウンスされた[13]。
秋元康は2005年に本学の教授に迎えられた後、2007年に副学長に就任し、更に大学20周年の校歌を制作し、それを歌唱するAKB48メンバーの衣装を学生が手がけるなど、2013年3月に退任するまで関係があった[14]。
2014年から2017年まで芸術学部文芸表現学科客員教授としてポリタス編集長や「あいちトリエンナーレ2019『表現の不自由展』」の芸術監督を務めた津田大介が就任していた[15]。
また、「あいちトリエンナーレ」から名称が変更された「国際芸術祭『あいち2022』」の監督に、瓜生山学園京都芸術大学教授で森美術館館長を務める愛知県出身の片岡真実が就任した[16][17]。
2019年8月27日、開学30年目となる2020年4月1日付で大学名を京都芸術大学へ変更することを発表した[18]。
(Wikipediaより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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