サイトアイコン チコちゃんに叱られる!

驚きの事実、一重まぶたは、二重まぶたが進化したものだった!氷河期の寒冷適応!

今回は、2018年5月18日放送、「チコちゃんに叱られる!」の6回目の放送の2つ目のネタ。
「なぜ一重と二重の人がいる?」だよ。

たしかに、一重まぶたの人と、二重まぶたの人がいるね。
二重まぶたの人は、外人さんとか顔の彫りがふかい人に多そうだ。

みんなは知っているのかな?
まぶたの脂肪の量が違うから?


メイクにこだわるおしゃれ女性のみなさんに聞いてみた!


みんなわからないみたいだね。

「なぜ一重まぶたの人と二重まぶたの人がいる理由も知らないのに、やれアイラインだの、やれアイメイクだの、やれつけまつげだの、やれプチ整形だの、アイメイクを熱心にする日本人のなんと多いことか」だね!


なぜ一重まぶたの人と二重まぶたの人がいる理由は?


チコちゃんの答えは、「一重まぶたは、二重まぶたの、より進化したものだから!」

以下、専門家の解説だよ。

一重まぶたの人がいるのは、世界中で、日本、中国、韓国など、北東アジアの一部にだけしか存在していないんだって。

世界中のほとんどの人は二重まぶたなんだ。

実は、一重まぶたは、人類の進化の過程だった!


人類の祖先ホモサピエンスは、毛深く凹凸がある彫りの深い顔でもともとは二重まぶただったんだ。

アフリカで誕生した彼らは、およそ10万年前、新たな生活環境を求め、大陸を移動したんだ。

その時、日本人の祖先の一部となった彼らの一部は、寒いシベリア方面に移動したんだ!


そして、およそ7万年前、彼らが一重まぶたに進化したある出来事があったんだ!

それは、氷河期。

この時の氷河期は最終氷期といわれ、6万年間続いたんだ!


氷河期で、人類の体はどう変化した?寒冷適応とは?


私たちの祖先は氷河期を生き抜くために、寒さに耐えれるよう体を進化させたんだ!

これが寒冷適応って呼ばれるものなんだ!

例えば、

体毛:体毛が濃いと温かいのではと考えがちだが、極寒の地域では毛が長いと、そこに汗や水蒸気が凍り付き、逆に体温を奪って行く原因となる

→ 寒冷適応で、次第に体毛が薄くなっていった。


体格:生き抜くためには、寒さにさらす面積を少なくする必要があった。

→ 手足が短くなり、それに伴い身長も低くなった。


顔:顔に彫りがあると雪などがたまり凍ってしまうため、彫りの深い顔は平べったい顔に。

→ また、冷気の影響を受けにくくするために鼻は低く、鼻の穴も小さくなった。


目:二重瞼のぱっちりした目だと黒目部分が多く露出しているので、冷気の影響を受けやすく凍傷などで目が見えなくなる可能性が高くなる

→ 寒さから眼球を守るため、まぶたに脂肪をためるという寒冷適応した結果、一重まぶたに進化した!


さらに特徴的なのは、蒙古ひだといわれる目頭の皮膚。
露出する面積をより少なくするためにできたんだって!



蒙古ひだは、二重まぶたの人には、あまり見られないのだって。


蒙古ひだ
内眼角贅皮
内眼角贅皮 (ないがんかくぜいひ) は、上眼瞼 (じょうがんけん) が内眼角を覆う皮膚のひだ

内眼角贅皮または蒙古ひだ、
蒙古襞(もうこひだ)とは、上眼瞼(上まぶた)が内眼角(目頭、めがしら)を覆う部分にある皮膚のひだ。
内眼角贅皮と密接に関連した主な顔の特徴に、鼻梁(鼻すじ)がある。他の条件が同じなら鼻梁が低いほど内眼角贅皮になりやすく、また逆に、内眼角贅皮があれば鼻梁が低いとも言える。
内眼角贅皮が生じる原因は、地理上の血統、年齢、病的な理由などさまざまである 。
(Wikipediaより)


こうやって、目の面積を小さくさせるように進化させていき、私たちの祖先は二重まぶたから一重まぶたになったんだ!

一重まぶたの人のまつげが下がっているのも、冷気から目を守るブラインドの役割があるんだって!

すごいね!

その後、私たちの祖先は東アジアに移動。
寒冷適応した結果、私たち日本人の約7割が一重まぶたになったんだ!

つまり

一重まぶたは、私たちの祖先が6万年にわたる氷河期を生き残るために進化した結果!

さらに、

一重まぶたの人は、二重まぶたの人より進化している!

といえるのかもしれないね。


だから、答えは、

一重まぶたが二重まぶたのより進化したものだから


氷河期6万年の間に変わったんだね!


(注)
・なぜ一重まぶたの人と二重まぶたの人がいるのかは、まだ解明されていない部分もあります
・日本人の起源に関しても諸説あります。


解説してくれたのは


遺伝子レベルから人類の進歩について研究している
東京医科歯科大学医療データ科学推進室教授
田中 博先生

田中 博先生


東京医科歯科大学

東京医科歯科大学
大学設置 1946年
創立 1928年
学校種別 国立
設置者 国立大学法人東京医科歯科大学
本部所在地 東京都文京区湯島一丁目5番45号
キャンパス 湯島キャンパス(東京都文京区)
         国府台キャンパス(千葉県市川市)
         駿河台キャンパス(東京都千代田区)
学部 医学部、歯学部
ウェブサイト 東京医科歯科大学公式サイト
テンプレートを表示
東京医科歯科大学(とうきょういかしかだいがく、英語: Tokyo Medical and Dental University ; TMDU)は、東京都文京区湯島一丁目5番45号に本部を置く日本の国立大学である。
1946年に設置された。
医学部は新八医大の流れをくむ官立の医科大学である。
歯学部は、日本に最初に設置された官立の歯学教育機関である。
文部科学省が実施しているスーパーグローバル大学事業のトップ型指定校である。
(Wikipediaより)



その他、2018年5月18日放送、「チコちゃんに叱られる!」の6回目の放送の内容は





今回も最後まで読んでくれてありがとう。
他のページもよろしくね!

モバイルバージョンを終了
  翻译: