NHK番組「チコちゃんに叱られる!」の放送内容を詳しく紹介!

チコちゃんに叱られる!

チコちゃんクイズ

スケート競技のフィギュアは図形。事前に決められた図形を描くコンパルソリーフィギュアが起源。

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今回は、2018年10月26日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。


フィギュアスケートのフィギュアってなに?





フィギュアスケートは好きでよく見てるけど、確かに、フィギュアって何だろう?


全く考えたことなかったよ!





フィギュアスケートのフィギュアってなに?


本日の一問目。


チコちゃん「一番ウィンタースポーツが似合うステキな大人ってだーれ?」


岡村さん「ウィンタースポーツ?誰やろな~。中尾さんかな?」


中尾さん「いや俺は、ウィンターは温泉だけだよ。」


チコちゃん「佳菜子ちゃんじゃないの?ウィンターと言えば。」


中尾さん「そうだよ。」


チコちゃん「まあいっか。じゃあアキラちゃん。」


中尾「はいっ?」


ということで、中尾さんが回答者。


チコちゃん「フィギュアスケートの魅力を一言で言うと?」


中尾さん「なんかクルクル回る?」


チコちゃん「じゃあアキラちゃんはフィギュアスケートは好きなの?」


中尾さん「大して好きじゃない。」


チコちゃん「大人なんだから好きって言いなさいよ。」


このあたりで、問題に。


チコちゃん「フィギュアスケートのフィギュアってなに?」


中尾さんの口に、正解とピヨピヨ音が。


チコちゃん「つまんねーヤツだな。」


中尾「違う?」


チコちゃん「なに正解を言っちゃってんのよ。はい!ペン持って!」


と漢字クイズへ。


チコちゃん「今から言うのを漢字で書いてください。はにゅうゆづる」


チコちゃん「一斉にどうぞ!」


岡村さん「葉乳結生」


村上さん「羽生結弦」


中尾さん「羽生結弦」





と岡村さんだけ正解に至らず、叱られちゃいました。


チコちゃんの答えは、


フィギュアは、「図形!」


とのこと。


そのままの意味だったんだ!


でも、なぜ図形?



図形


フィギュアスケートとは、元来、氷の上に図形を描く競技。


英和辞典に載っているフィギュア(figure)には、「図形」となっています。


この図形のルーツは17世紀のオランダ。


スケート競技の起源はオランダで貴族が行っていた「ダッチロール」。





両腕を組んで氷に円を描くように滑ります。


このダッチロールがイギリスに伝わります。


そこでは氷に図形を描くことが目的とされCompulsory figures(コンパルソリーフィギュア)と呼ばれました。





これは、決められた図形を描くという競技だったようです。


現在のように音楽に合わせて滑る競技は一体いつ生まれた?


当時、イギリスは図形を描くことを主張。


フランスやドイツでは音楽に合わせてバレエのように滑る芸術的なスケーティングを主張。





そこで、二つを合わせてフィギュアスケートとすることに決定。


1896年に開催された第1回世界フィギュアスケート選手権。





図形を氷に描くコンパルソリーフィギュアと音楽に合わせて滑るフリースケーティングの合計点で競われました。


演技が終わると氷についたスケートの跡を審判がじっくりと見て図形の正確さを判定。



選手たちが描いていた図形



ブラケットというのはフィギュアスケートで使われる片足ターンの一種。





そのブラケットを使用した「ブラケット・チェンジ・ブラケット」という図形。


その他にも数々の図形があり、合計で41種類。


1990年まで事前に決められた3つの図形を描くコンパルソリーフィギュアは開催されていたんだ。



なぜコンパルソリーフィギュア(規定演技)は現在では行われなくなった?






その理由は「地味だから」。


コンパルソリーフィギュアは一日がかりで行われる手間のかかる競技。


非常に地味なので観客も見ていてつまらないということ。


華麗なジャンプや軽快なステップ、音楽と共に楽しめる芸術的なフリースケーティングとはまったく異なります。


フィギュアスケートの魅力の一つでもある華やかな衣装もコンパルソリーフィギュアではジャージ姿。


感情昂ぶる得点発表の瞬間も審判が得点ボードを掲げるだけ。


ナレーション「審判も、どことなくつまらなそうな表情。」


吉岡先生「放映権払ってまでこんなもの一日映せないよっていう。そういうことですよね。」


そうしてコンパルソリーフィギュアは1990年に廃止。


競技としては廃止されたコンパルソリーフィギュア。


そのフィギュアの名前だけが現在も残存しているとのこと。


廃止されたことで恩恵を受けた選手


日本の伊藤みどり選手。





トリプルアクセルを武器に活躍したスケート選手。


ジャンプの女王・伊藤みどりさんは当時コンパルソリーフィギュアは苦手種目。


練習時間の5時間から6時間の3分の2は規定演技の練習されていたそう。


1988年カルガリーオリンピック。

コンパルソリー:10位
ショートプログラム:4位
フリースケーティング:3位

で総合順位は5位。


しかしその2年後にコンパルソリーフィギュアは競技から廃止されました。


苦手種目が無くなった次の1992年アルベールビルオリンピックでは見事銀メダルを獲得。


伊藤みどりさん、久しぶりにコンパルソリーフィギュア挑戦

「フォア・チェンジ・ループ」の図形。


ターンでまさかの大転倒。


伊藤みどりさん「大丈夫!痛くないけど恥ずかしいっ!!」


その後もターンでバランスを崩します。


チコちゃん「危ない!危ない!」


伊藤みどりさん「10点の出来です!あとは上手く編集しといてください。」


チコちゃん「出来へん。出来へん!」



結論


というわけで、


「フィギュアスケートのフィギュアってなに?」は、


「図形」


でした。
 

塚原アナから補足


日本スケート連盟が規定している昇級試験では現在も氷に図形を描く課題があるとのこと。





解説してくれたのは


日本スケート連盟のフィギュア強化部長も務めた千葉大学の吉岡伸彦教授。


吉岡伸彦教授


教員名 
吉岡 伸彦

最終学歴
東京大学大学院教育学研究科体育学専門課程修士課程修了(教育学修士)

専門分野 
スポーツ・バイオメカニクス

現在行っている研究 C
フィギュア・スケートの国際競技力向上に関する研究

担当科目 
国際教養学入門グローバル・イシュー演習競技スポーツの国際化バイオメカニクス(生体力学)の世界
(大学HPより)




千葉大学


千葉大学(ちばだいがく、英語: Chiba University)は、千葉県千葉市稲毛区弥生町1番33号に本部を置く日本の国立大学である。
1949年に設置された。
大学の略称は特になく、千葉大、千大と呼ばれる。
旧制六医科大学からの流れを汲む、旧官立大学の一つである。

大学全体
千葉大学は、1949年(昭和24年)に千葉医科大学・同附属医学専門部・同附属薬学専門部、千葉師範学校、千葉青年師範学校、東京工業専門学校、千葉農業専門学校を包括して新制の国立大学として発足した。国立大学法人法により、2004年度には国立大学法人千葉大学となる。

新制国立大学として発足した当時は、5学部(医学部、園芸学部、学芸学部、工学部、薬学部)から成り立っていた。その後に学部研究科の拡充改組を重ね、現在は10学部(国際教養学部、文学部、教育学部、法政経学部、理学部、医学部、薬学部、看護学部、工学部、園芸学部)、11研究科(教育学研究科、理学研究科、看護学研究科、工学研究科、園芸学研究科、融合科学研究科、人文社会科学研究科、医学薬学府、専門法務研究科<法科大学院>、自然科学系研究科アソシエーション)によって構成されるに至る。

学部学生数10,702名、大学院生数3,461名、計14,163名、教員数3,402名(2016年5月1日時点)。

2005年10月11日の国立大学法人化をきっかけに千葉大学憲章(理念と目標)、行動規範が制定された。『つねに、より高きものを目指して』を理念としている。
(Wikipediaより)




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