今回は、2019年4月19日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
なんで辛い食べ物はやみつきになるの?
からいものは、無性にたべたくなりますね。
なぜなんだろう?
なんで辛い食べ物はやみつきになるの?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、おいしい食べ物を知っているグルメな大人ってだーれ?」
ということで、今回は石田さんが回答者。
チコちゃん「辛いものは、好き?」
石田さん「すきですね。キムチが好き。」
チコちゃん「なんで辛い食べ物はやみつきになるの?」
石田さん「脳から嬉しい物質(汁)が出るから。」
チコちゃん「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
激辛飲食店で、インタビューするも正解なし。
チコちゃんの答えは、「命の危険を感じているから。」
そうだったんだ。
命の危険を感じているから
解説してくれたのは、畿央大学の山本隆教授。
人間が持っている味覚は5種類。
味覚の中に「辛いという感覚は無い」。
味覚は、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5種類。
ピリッと辛い感覚とは一体なに?
辛味は「熱い」という感覚。
辛味=熱さ
辛い物を食べると口の粘膜にあるC(トリップ・ブイワン)という受容体が反応。
このTRPV1の本来の働きは43℃以上の熱(温度)に反応するもの。
しかし、辛さの原因物質であるカプサイシンは、このTRPV1に結合して反応。
辛い物は43℃以上の熱と感知。
なぜ、この43℃以上のセンサーが人間の体に必要?
43℃以上の熱が人体に危険な刺激。
意識を失ったりと命にかかわるので重篤な状態になります。
そのため、このような命の危険が迫る強い刺激に対して脳は痛みという信号を出して反応。
これによって体に危険を知らせています。
ではなぜ人は辛さを求めてしまう?
命の危険を脅かすような強い刺激が入った時に、脳はβ-エンドルフィンという物質を分泌。
β-エンドルフィンは別名、脳内麻薬。
2つの働きがあり、痛みを抑えること、強い快感を引き起こすこと。
痛みとは反対の強い快感を引き起こして苦しみに耐えれるようにする作用。
この快感はクセになってしまうので繰り返して食べるうちにやみつきになってしまうとのこと。
結論
というわけで、
「なんで辛い食べ物はやみつきになるの?」は、
「命の危険を感じているから」
でした。
塚原アナから補足
辛い食べ物が沢山ある韓国やタイでも子どものうちは辛いものが苦手なのが普通。
親の食生活に合わせているうちに10歳を目途に辛い物が得意になっていくとのこと。
味の好みは遺伝子しないそう。
解説してくれたのは
畿央大学の山本隆教授。
山本隆教授。
学部・学科 健康栄養学科教授
氏名 山本 隆/やまもと たかし
学位 歯学博士(大阪大学)
専門分野 生理学、神経科学、味覚生理学、食行動の脳科学、
所属学会 日本生理学会(評議員)、日本神経科学学会(専門会員)、日本味と匂学会、日本肥満学会、日本栄養改善学会、Association for Chemoreception Sciences、European Chemosensory Organization
(大学HPより)
畿央大学(きおうだいがく、英語: Kio University)は、奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2に本部を置く日本の私立大学である。2003年に設置された。
2003年 設立(健康科学部理学療法学科、健康生活学科)。桜井女子短期大学を短期大学部に。
2006年 教育学部現代教育学科を開設(短期大学部は募集停止)。
2007年 大学院健康科学研究科(修士課程)設置。
2007年 「健康科学研究所」設置。
2008年 健康科学部看護医療学科を開設。
2009年 大学院健康科学研究科(博士後期課程)開設。
2011年 大学院健康科学研究科に看護学分野を開講。
2012年 助産学専攻科を開設。
2012年 「現代教育研究所」開設。
2013年 「ニューロリハビリテーション研究センター」開設。
2014年 大学院教育学研究科を開設。健康科学部および教育学部の定員増。健康科学部健康栄養学科および教育学部現代教育学科のコース再編。
2019年 健康科学部理学療法学科、看護医療学科、人間環境デザイン学科の入学定員増(設置認可申請中)。人間環境デザイン学科のコース改編(予定)。
(Wikipediaより)
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