今回は、2019年7月12日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
雷がジグザグに落ちるのはなぜ?
確かにかみなりは、ジグザグですね。
なぜなんだろう?
雷がジグザグに落ちるのはなぜ?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、ピカッと光り輝くステキな大人ってだーれ?」
岡村さん、松本さんともに飯島さんを見て、飯島さんが回答者に。
雷の話題。
チコちゃん「雷の形を、スケッチブックに書いてみて。」
3人は、それぞれ、雷の絵をかきます。
岡村さんと飯島さんは、おなじみのジグザグな形。
松本さんは、やや個性的な雷。
チコちゃん「なんで雷はジグザグなの?」
飯島さん「雷が落ちた時に吹く風の影響でジグザグと軌道が揺れるから。」
正解にいたらず、叱られちゃいました。
浅草の雷門前でインタビューするも正解なし。
チコちゃんの答えは、「近道だから」
雷の発生のしくみ
雷は積乱雲という大きな雲が出来た時に発生します。
この積乱雲は雲の中でも非常に大きく縦方向に10km以上となることも。
この積乱雲の中には大きな氷の粒と小さな氷の粒が存在。
その粒同士が気流によって激しくぶつかり合う事で摩擦により静電気が発生。
この時、小さな氷の粒にはプラスの電気が、大きな氷の粒にはマイナスの電気が帯電。
実はこの原理はまだ未明。
プラスの電気を持った小さな粒は軽いので雲の上の方に。
マイナスの電気を持った大きな粒は雲の下の方へ。
すると雲の下のマイナスの電気の影響で、地上にはプラスの電気がたまります。
そして雲の中に溜まった電気の量が多くなると雲と地上の間に一気に放電。
これが雷発生の基本的な仕組み。
なぜ雷はジグザグに落ちるのか?
雷は電気ですが、電機は空気中を流れる事は不可。
しかし、雷は電気の量が非常に大きいので無理やりに突き抜けて進む事が可能。
この時に進みやすい方向を探して進むので雷はジグザグに。
雷が進みやすい所とは?
雷が進みやすいところとは、空気の薄い所と湿度の高い所。
空気が薄い状態
空気が薄い状態とは、空気中に窒素や酸素などの分子が少ない状態。
分子が少ないと邪魔者が少ないので雷は抵抗になるものが少なくて通りやすい。
湿度の高い所
湿度の高いとは、水分量が多い所。
二酸化炭素やカルシウムなどの分子や金属物質が多く存在。
これらは電気を通しやすい性質を持っているので雷は通りやすい。
つまり、雷は空気が薄い所、水分量が多い所などの空気中の通りやすい所を探して通るのでジグザグに。
雷を映像に
雷を映像に収めようということで、NHK放送技術研究所へ。
新機能デバイス研究部上級研究員の大竹浩さん。
秒速200kmというすさまじいスピードを誇る雷を撮影。
ちなみに大竹さんは来週に定年退職で、今回が最後のロケ。
大竹さんの個人的経歴紹介などあり。
最先端カメラの開発に明け暮れた37年間。
その最高傑作が、HS-106、ウルトラハイスピードカメラ。
世界で、技研にしかないという最先端カメラ。
通常のハイスピードカメラでは撮影できない100万分の1秒を撮影できるという超技術。
今回、実験に使用するのは人口雷発生装置。
最大750万ボルトの電気を溜めて自然の雷に近い現象を起こす装置。
空気の薄い所や水分量が多い所の代わりとして電気を通しやすい金属の棒を数か所に設置。
そして撮影。
ナレーション「あれ?思ってたのと違う。」
ハイスピードカメラはシャッタースピードがもの凄く速いので明るい場所がどうしても暗く映ってしまうとのこと。
結論
というわけで、
「雷がジグザグに落ちるのはなぜ?」は、
「近道だから」
でした。
、
解説してくれたのは
電力中央研究所 電力技術研究所 塩原実験場長上席研究員の浅川聡さん
電力中央研究所 電力技術研究所
一般財団法人電力中央研究所(いっぱんざいだんほうじんでんりょくちゅうおうけんきゅうしょ)は、電気事業に関連する研究開発を行う研究機関である。電中研、電研などと略して呼ばれる場合もある。英語名はCentral Research Institute of Electric Power Industry。CRIEPI(クリエピ)と略される。50年以上にわたる研究活動をもとに、電気事業に関して先駆的な提言を行っている[3]。(Wikipediaより)
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