今回は、2019年11月8日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!「マツタケはなぜ高い?・ペナントの秘密・砂漠の謎ほか」のお話。
なんでマツタケって高いの?
確かに国産のマツタケって、無茶苦茶高い?
なかなか取れなくて、貴重だからじゃないの?
なんでマツタケって高いの?
本日の1問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番旬な食材に目が無いグルメな大人ってだーれ?」
岡村さん「利夫さん」
ということで、EXILEの松本さんが回答者に。
チコちゃん「マツタケの味って知ってる?」
松本さん「食べたことがあるんで分かります。」
チコちゃん「いや。教えて?それを。」
松本さん「あぁ。すいません。まあ肌触り、、肌触りじゃない。」
高級食材なので食べる機会はそんなに多くないといったやり取り。
チコちゃん「なんでマツタケって高いの?」
松本さん「収穫量が少ないので希少価値があって高い。」
正解にいたらず、叱られちゃいました。
岡村さん「マツタケを採るには管理が大変でその管理費が高いから。」
こちらも違うようで叱られちゃいました。
街頭インタビューでも、正解なし。
チコちゃんの答えは、「プロパンガスが普及したから」
岡村さん「えぇ?なんかの問題と間違うてない?」
プロパンガスが普及したから
実はマツタケ=高級というイメージは最近のイメージ。
昔はマツタケ=大衆的なイメージだったとのこと。
国産マツタケの平均市場価格の推移。
2016年には1kgあたり2万円超、1995年に至っては3万円超と高値。
しかし、1985年では1万5千円ほど。
そして1965年まで遡ると1kgあたり1591円。
1本あたりに直すと約80円。
1965年当時の干しシイタケの値段を見てみると1kgあたり2056円。
干しシイタケよりも安いキノコだったマツタケ。
マツタケの生産量で見てみると1965年には1291トン、2016年には69トンと激減。
そしてこのマツタケの値段の謎を調べることに。
江口教授が調査を行っているという山へ。
マツタケが採れるという事で取材スタッフの家族も同行。
中にはカバンに味ポンのビンを持参している人も。
岡村さん「もう食べる気満々やん!」
マツタケが生える仕組み
マツタケが育つ環境として、アカマツと、シロという菌糸の塊。
マツタケはアカマツの周りに生えるキノコ。
アカマツの木の根にシロと呼ばれる白い菌糸の塊が出来る事が必要。
シロはマツタケの本体である菌糸とアカマツの根が一緒になったもの。
アカマツの根をから栄養を吸収して成長。
マツタケは9月中旬から10月下旬にシロから生えます。
そしてマツタケが生えるアカマツは樹齢50年ほどのある程度成長した樹木である必要あり。
現在の山の足元には落ち葉や枯れ木。
土の上にこれらが多いと「土の栄養が豊富過ぎる」。
マツタケは栄養が多い土では育たない。
栄養が多いと他のキノコやカビがたくさん生えてしまいます。
それらとの生存競争に負けてしまう。
マツタケは落ち葉や枝が少ない土地で育つ。
戦後まもない頃、落ち葉や枝を拾って煮炊きをしていた。
そのため、山には落ち葉が少なかった。
しかし、1953年ごろプロパンガスの普及。
落ち葉や枯れ木を拾ってこなくても簡単に火を起こせるようになりました。
土が豊かになりマツタケは減少・価格が高騰。
その後、スタッフの家族の娘さんがキノコを発見。
それは食べられないキノコでしたが、その近くに偶然、マツタケ発見。
大きさはおよそ10cmの立派なマツタケ採取。
なぜ、日本人は昔からこのマツタケの香りが大好き?
山には毒キノコなどの食べられないキノコがあります。
しかし、マツタケには特徴的な香りがあるので、すぐに食べられるということがわかります。
そのため、日本人にとっては昔から親しみがあるから。
ちなみに、採れたマツタケの値段は、1本1万円ぐらいとのことでした。
結論
というわけで、
「なんでマツタケって高いの?」は、
「プロパンガスが普及したから」
でした。
解説してくれたのは
東京農業大学の江口文陽教授。
江口 文陽 (エグチ フミオ)
EGUCHI Fumio
教授
取得学位
東京農業大学 – 博士(林学)
学内職務経歴
2012年04月 – 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
(大学HPより)
東京農業大学(とうきょうのうぎょうだいがく、英語: Tokyo University of Agriculture)は、東京都世田谷区桜丘一丁目1番1号に本部を置く日本の私立大学である。1925年に設置された。大学の略称は東京農大、農大、東農大、TUA[1]。
大学全体
日本で初めて設立された私立の農学校[2]であり、2017年度まで農学を専門に扱う日本で唯一の大学であった[3]。東京農工大学、農業者大学校、日本の各道府県にある農業大学校とは名称が類似しているが特に関係はない。
建学の精神(校訓・理念・学是)
農大の前身である東京農学校の初代学長横井時敬は「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」や「農学栄えて農業亡ぶ」といった言葉を残した。これは観念論を排して実際から学ぶ姿勢を重視し、学問のための学問ではない「実学主義」を重視することを表している。現在も農大は「実学主義」を教育理念とし、「人物を畑に還す」(昨今の国際化社会に伴い、「人物を世界の畑に還す」とする場合もある。)と「農業後継者や地域社会の担い手の育成」を最大目標としている。
教育および研究
2018年度に新潟食料農業大学が開学するまで、日本唯一の農学専門大学であった[4]。現在では従来の農学に加え、生命科学、環境科学、情報科学の分野も扱っている。環境問題へ積極的に取り組むことも目的としている。
応用生物科学部菌株保存室には細菌や酵母などの微生物約7000株が保存されている。これは世界有数の菌株コレクションである。
2004年6月には、河野友宏応用生物科学部バイオサイエンス学科教授らの研究グループが世界で初めて卵子だけで哺乳類(マウス)を発生(単為発生)させることに成功したと科学雑誌『ネイチャー』に発表した。
学風および特色
オホーツクキャンパス
校門に掲げられた校標や大学のパンフレットで使われている「東京農業大学」の文字は棟方志功によるものである。また、応援歌の一つに『青山ほとり』があり、「大根踊り」として世間に知られている。
(Wikipediaより)
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