今回は、2020年1月3日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!▽麒麟(きりん)がくる!コラボSPお年玉・たこあげほかのお話。
お年玉の「玉」ってなに?
何も考えず、お金だと思っていた。
玉手箱の玉のように大切なもの?
お年玉の「玉」ってなに?
本日の6問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番お正月を楽しみにしているステキな大人ってだーれ?」
岡村さんが立候補。
お正月から、お年玉の話題。
チコちゃん「お年玉の「玉」ってなに?」
岡村さん「良いもの、お宝=玉」
岡村さん「玉手箱、くす玉、けん玉とか。。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
街頭インタビューでも正解なし。
チコちゃんの答えは、「魂」
魂
お年玉の玉とは年神様がくださる魂の事。
年神様とは元旦に各家庭に降りて来るといわれている神様。
その年の幸せや五穀豊穣を運んでくると考えられています。
お正月前後に行われる様々な行事は年神様を迎える為のもの。
大掃除 → 年神様のやってくる家を清める
門松 → 年神様が迷わず家に来るための目印
おせち料理 → 年神様をもてなすため
こうして無事お迎えした年神様はお正月の間、あるモノに宿ります。
それが鏡餅。
鏡餅とはその名の通り、鏡を餅で表したもの。
鏡とは古くは弥生時代から使われ、三種の神器の一つでもある丸い鏡の事。
陽の光を反射して太陽のように光ります。
日本神話で太陽の神様とされる天照大神に見立てられ、鏡には神様が宿るものと信仰。
一方で餅は稲の霊が宿った神聖なものとして神様に捧げられるもの。
このお餅を神様が宿る鏡に見立てて鏡餅として、お正月の間の年神様の居場所としてお供え。
また、鏡餅には「その年を生きる為の魂」=年魂(としだま)も宿るとも。
お正月になると家長が年魂の宿った鏡餅を、御年魂として家族に分け与えます。
この御年魂をお雑煮として食べる事で一年分の力を授かる事が出来るとされていました。
つまりお年玉の玉とは年神様の魂の事。
現在では、すっかりお年玉=お金に
実はこのお金をお年玉として配る風習が一般的になったのは意外と最近。
それが昭和30年代頃の高度経済成長期。
工業発展に伴って、企業勤めの人が増加して農家を営む人が減少。
それまで一般的だったお餅によるお年玉からお金に変化。
昔はお米が生活を支えていましたが、時代が変わってお金が生活を支えるように。
子どもの頃もらったお年玉の追跡調査
それぞれ、お母さんにお年玉を渡していたスタッフが電話で確認。
電話口でのお母さんの証言「もちろんもう無いけどね。ふっふっふ。」「正直、覚えてないの。」
さらに一人のスタッフについては「お金に困っている?」「何やらかしたの?」「もしかして警察にでもいる?」「なんなんだよ!しつこいよ!」
と逆切れされてました。
結論
というわけで、
「お年玉の「玉」ってなに?」は、
「魂」
でした。
解説してくれたのは
和文化研究家の三浦康子さん。
和文化研究家・三浦康子が提唱している「行事育」。
行事を楽しむことが子育てに大変効くことを伝えたくて「行事育」と名付けました。
「行事育」が生まれた背景には、親御さん達の切実な思いがあります。和文化研究家として長年活動していると、「日本の文化の素晴らしさに改めて気づいた」「知って良かった」と嬉しい声が届く一方、「もっと早く知りたかった」「できることならやり直したい……」と後悔する声がとても多いのが実情です。風情や文化を楽しむためなら、大人になってからでも差支えありませんが、行事を楽しみながら家族の根っこを育むことができると知れば、話は別。だから、子育てに活かすチャンスを逸してしまったと気付き後悔するのです。
そこで、行事が子育てに効くことをダイレクトに伝えたくて「行事育」を提唱するようになりました。貴重な子育て期間ですから、遠回りせず近道をいって欲しいのです。もちろん、孫育ても同様ですから、おじいちゃん、おばあちゃんにも役立てて欲しいと願っています。
「行事育」のキーワード
どうして「行事育」が子育てに有効で、家族の根っこを育むことができるのでしょう?
キーワードは、「愛情表現」「思い出ボタン」「五つの力」です。
●日本の行事は幸せを願う気持ちを形にした「愛情表現」。「行事育」は、文化と愛情がベースになっています。
●日本の行事は巡る文化。毎年その時期が来るたびに、「思い出ボタン」が押されるように記憶が蘇り、人生を豊かに彩ってくれます。「思い出ボタン」は、絆を育むうえでも重要な役割を果たしていきます。
●「行事育」には、【根っこになる】【絆になる】【心豊かになる】【賢くなる】【元気になる】という五つの力があります。子どもの成長を促すだけではなく、家族にとってもかけがえのない宝になります。
子育て中は何かと大変ですが、「行事育」は笑顔をもたらし、一生の宝を育みます。やっても、やらなくても、同じように時は過ぎて行きますが、同じ時を過ごすのなら「行事育」を取り入れないなんてもったいない! また、なんとなく行うのと、意義を知った上で行うのでは、やる気もやり甲斐も違ってきます。もちろん、出来ることと出来ないことがありますから、出来ること、やりたいことをすればOK! 今、そして未来のために「行事育」をぜひ活かしてください。
(HPより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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