今回は、2020年1月31日金曜日放送、チコちゃんに叱られる!▽横っ腹が痛くなる謎▽シールの魅力▽肉屋さんのコロッケのお話。
なんでお肉屋さんでコロッケを売ってるの?
たしかにどこのお肉屋さんでも、コロッケをうってますよね。
なぜなんだろう?
なんでお肉屋さんでコロッケを売ってるの?
本日の2問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、おいしいお肉を食べているグルメな大人ってだーれ?」
久保田さんは、最近は食べていないということで、お肉が好きな泉さんが回答者に。
お肉屋さんの話題。
チコちゃん「なんでお肉屋さんでコロッケを売ってるの?」
泉さん「お肉を見てお腹を空かしたお客さんのために用意している。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
その後、久保田さんにも問いかけます。
久保田さん「お肉屋さんならではの油があって、その油で揚げると美味しいコロッケが出来るから。」
チコちゃん「なんで(とんかつとかではなく、)コロッケになったの?」
久保田さん「モノマネが好きだから。」
チコちゃん「なんかモノマネ出来るの?」
久保田さん「いや。アッコさんのモノマネなんか出来ないよ。」
チコちゃん「それでは参りましょう!久保田利伸で和田アキ子!」
久保田利伸「(あの鐘を鳴らすのはあなた)あな~た~!」
お肉屋さんで、お客さんや店員さんに聞いてみても正解なし。
チコちゃんの答えは、「洋食のコックさんがお肉屋さんに転職したから。」
洋食のコックさんがお肉屋さんに転職したから
解説してくれたのは、創業93年、東京銀座の老舗精肉店チョウシ屋の3代目、阿部光雄さん。
お肉屋さんでコロッケを売り出したのはこのお店が元祖。
光雄さんの祖父にあたる阿部清六さんが始めました。
「NHKたぶんこうだったんじゃないか劇場」
「いま、揚げにゆきます ~コロッケをあきらめない男~」
時は大正6年(1917年)。
当時15歳の阿部清六。
店内でコロッケが食べられずに悲しむ子どもの姿を見ます。
阿部さん「子どもたちに安くて美味しいコロッケをお腹いっぱい食べさせてあげたい。」
じゃがいもを使った庶民的なコロッケは当時もありました。
しかし、洋食屋さんで出されるコロッケといえばクリームコロッケが一般的で、とても高級品。
そこで阿部さんは、洋食屋さんでも出せるレベルのじゃがいもコロッケのレシピを考えます。
そこから2年。
17歳の阿部さんは、やっとのことでおいしいコロッケを完成。
じゃがいもとひき肉を使った安くて美味しいこのコロッケは晴れてお店のメニューに採用。
しかし大正12年(1923年)に起きた関東大震災。
働いていたお店も被災して失職。
21歳の阿部さんは、再就職に迫られます。
そこで、当時比較的復興が早かったお肉屋さんに転職。
そしてこつこつ働く事3年。
昭和元年(1926年)にまとまったお金、300円を貯金。
(※労働者世帯の平均月収約100円の時代)
何とか自分のお店を持つ夢を実現させようとします。
しかし、洋食屋を開店させるには多くの設備投資が必要。
そこで小さなお肉屋さんを開業する事に。
昭和2年(1927年)。
そこで売られていたのは精肉の他にコロッケ。
さらにオムレツや頼まれるとカレーライスも出したという阿部清六の精肉店。
お惣菜も売るお肉屋さん。
するとこのコロッケは評判を呼んで大行列。
クリームコロッケが20銭(現在の約130円)の時代。
阿部さんのコロッケは2銭5厘(現在の約16円)とお手頃価格。
阿部さんは、安くて美味しいコロッケが広まって欲しいと考えます。
そして、他の同業者にもレシピを公開。
このようにして、全国のお肉屋さんの看板商品としてコロッケが売られるように。
晩年の阿部さんは最後までお店でコロッケを揚げ続けていたそう。
そして、服装はいつでもワイシャツにネクタイ姿。
コックとしての誇りは決して忘れていなかったとのこと。
結論
というわけで、
「なんでお肉屋さんでコロッケを売ってるの?」は、
「洋食のコックさんがお肉屋さんに転職したから」
でした。
解説してくれたのは
東京銀座の老舗精肉店チョウシ屋の3代目、阿部光雄さん。
チョウシ屋
店舗基本情報
店名 チョウシ屋 (ちょうしや)
ジャンル コロッケ・フライ、サンドイッチ、パン
予約・お問い合わせ
03-3541-2982
予約可否
予約可
住所
東京都中央区銀座3-11-6
交通手段
東京メトロ銀座線銀座駅徒歩3分
東銀座駅A7出口徒歩2分
東銀座駅から220m
営業時間・定休日
営業時間
[火~金]
11:00~14:00 16:00~18:00(売切れ仕舞い)
定休日
土日月祝
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
予算(口コミ集計)
~¥999 ~¥999
支払い方法
カード不可
(食べログより)
今回も最後まで読んでくれてありがとう。
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