歌詞和訳 〜キラクにキママにマジメにホンヤク〜

洋楽ときどき邦楽。好きな歌の和訳に歌の解説とエピソードを。思い出も添えて。

2024.5.20ライブレポート & 歌詞和訳:Here Ever After - Red Hot Chili Peppers

今日はRed Hot Chili Peppers(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)Here Ever After(ヒア・エヴァー・アフター)です。


今回は趣向を変えて先日5月20日 東京ドームで観てきたライブレポートを主に書いていきます。

歌詞と和訳だけ見たい方は下の目次の「歌詞/和訳」クリックしてください。

 

 

ライブ情報

 

ライブ・レポート

このブログはレッチリの和訳からスタートしました。
そこでも書きましたが、行ってきました2024年ジャパンツアー!
(ツアーといっても東京ドーム2daysだけですが)

行ったのは平日月曜日の公演です。

 

まずはグッズ売場に直行です。

Tシャツは山ほど持っているので狙ってたグレーのロングスリーブシャツを購入(9,000円)。早めにドームに着けたので30分程度並んで買えました。

下の画像はH.I.P.の公演公式サイトからです。

www.hipjpn.co.jp

 

Grey LongSleeve

私の席は三塁側の2階席。
ステージがしっかり見れる席で一番安いA席にしては満足でした。

客席は老若男女バラバラで男女8:2 or 7:3位かな。
50,60代から下は20代位の若い人が結構いるので新しい若いファンを今だに増やしている幅広い人気が伺えました。
そしてほとんどの人がレッチリTシャツ着て臨んでいるのが嬉しかったです。

客入りは8割は埋まっていて平日にしては合格点でした。

 

開演時間の19:00過ぎてもお客さんが動いていたので開演は遅くなるかなと思ったら19:10にはライヴスタート。

 

セトリはsetlist.fm のサイトに載ってますね。

www.setlist.fm

 

ロッキンオン.com にもアンソニー直筆のセトリ(読めない...)とともに2日分掲載されていて貴重です。
なんと初日から10曲も入れ替えているとは.... 
2年連続で今年は東京二日間だけとはいえプロ根性すごいです。

rockinon.com

 

 

レッチリライブ恒例のジャムが始まり、1曲目はなんとCalifornicationから[Around the World]
意外な曲からの始まりでした。

1日目の5月18日の土曜日と比べてセトリは結構違ったし、去年のセトリとも変えようという気配りがあったのがよかったです。

その後も前半[Dani California],[Snow *1],[Eddie]とこのツアーの定番曲をやり、中盤はたまにライブでやるような意外な曲もやってくれました。

[The Zephyr Song (By the Way)],[I Like Dirt(Stadium Arcadium)],[Parallel Universe(Stadium Arcadium)]等です。

アンソニー・キーディス

音響やイヤホンの調子なのか前半から中盤前半まで少しリズムが走ったりずれたり感じたが後半持ちこたえました。
曲間に長々としたソロなんかはなく、アンサンブルやグルーヴを聞かせるインストルメンタル・インタールードを挟んでいたので変な退屈もなく、楽器やってる人は見どころ聴きどころ満載だったのではないかな。

フリー!

ベスト・オブ・ベストとは違うけどジョンフルシアンテ参加作品から満遍なく、普段あまりやらなそうな曲も交えて演奏してくれ、ブラック・シュガーアルバムから[Suck My Kiss]をやってくれたのは盛り上がりました。

 

アンコールは[Under the Bridge]と、やっぱり極めつけラストは[Give it Away]
これは歌って騒ぎまくりました。

ジョンのギター & Under the Bridgeでのスマホライトウェーヴ!


初めから終わりまで自分も大声出してハンズアップして満喫できました。

翌日、変な疲れがあったので我ながらはしゃぎまくったのでしょう。


初日は[Under the Bridge]の代わりに[I Could Have Lied]でした。
これも味がありますが、初レッチリだったのでやっぱり[Under the Bridge]が聴けて良かったです。

とは言え、この日は初日にやった定番曲[Can't Stop],[Scar Tissue]はやらなかったので選曲は甲乙つけがたかったと思います。

 

1時間半程のライブでダレるところは一切なし。

そして「I love Tokyo !」とかカタコト日本語のMCも一切なし。
さらにMCらしいMC自体ほとんどなく、あくまで観にきたファンに歌と演奏で勝負というライブがある意味新鮮で潔くって痛快で後味が良かったです。
ちょっとした喋りはアンソニーではなく、もっぱらフリーだったのが意外でした。
喋り・MCというよりは叫んでいただけですが。

 

今更感のあるロックスター然とした振る舞いもなく、シンプルな衣装(というかフリーはいつも上半身裸だしジョンは普段着Tシャツ?)や振る舞いも良かったです。
レッチリというとロック界の異端児・猛獣というイメージが昔からありますが、反面垣間見るストイックさを全面的に感じました。
後はもうかれこれ立派な壮年オヤジなのにも関わらず、パワフルでした。

ライティングも控えめで少しサイケな映像加工をして表情や演奏シーンがわかりづらいところが多かったのが少し残念だったかな。

それでもやっぱりレッチリレッチリだった、これがレッチリだ!と思わせてくれる記憶に残るライブになりました。

 

20時40分にはライヴが終わり、正味1時間半。
元々時間短めの凝縮型のライブなのはわかっていたので時間には文句はないです。
とにかく大声出して騒ぎまくってストレス解消出来ました。

 

そして今日の和訳は2022年の[Unlimited Love]からライブ序盤の起爆剤的となった[Here Ever After]を和訳します。

 

 

ザ・トラック・オブ・ザ・デイ

 

この曲はライブの5曲目に演奏されて、グルーヴ感とアンソニーのラップのノリが良くスピード感のある曲です。
これと[Aquatic Mouth Dance]が日によって交互に演奏されるみたいです。
初日は[Aquatic Mouth Dance]でした。

 

でもこの曲、とにかく歌詞の意味がさっぱりです。
無理やり、こんな歌だろうと書くのも憚れるほどナンセンス。
なんらかのテーマはあるのでしょうが、レッチリ流の言葉遊びを交えたノリ重視の曲なのでしょう。
なので軽〜いタッチで訳しましたのでご容赦ください。

 

Songtell.com のサイトを見るとこの曲は、


「混乱の中で愛を発見することについての曲」
「最も暗い時代の中で希望と強さを見つけ、愛は必ず勝つと信じることについての歌」


とのことです。

ほんとかなぁ。

 

歌詞/和訳

Title : Here Ever After
Producer : Rick Rubin
Writer : Chad Smith, Flea, John Frusciante & Anthony Kiedis

[Verse 1]
I was brave and I love my cuz
She was wavin' that dope man up
Banged a mom ’cause I see no future
Sat her down when I poured that tea
I don't know 'cause I got big temper
Stick close to my rainbow side
Candy corn and that dancing leopard
That’s all, folks, that's all

俺は勇敢で、自分大好きだ
彼女はあの超カッコいい野郎に合図を送っている
俺の人生お先真っ暗だったんでママを殴っちまった
私がお茶していた時、彼女を座らせたんだ
なんでか分からないけど気性が荒いからだな
虹の方のすぐ近くに来てくれよ
キャンディコーンと踊るヒョウ
それがすべてだ、なぁ、それだけなんだ

 

[Chorus]
She's the kinda girl that'll make you wanna go faster now
She's the kinda girl that'll make you steal your child
She's the kinda girl, she's in her here ever after now
There’s a cry for help and I don’t deny

彼女はお前を今より速く走りたくさせるような女
彼女はお前に子供を盗んでしまわせる女
彼女はそんな女、これからもずっといる
助けを求めて泣き叫んでも、しょうがないな


[Verse 2]
I don't know, but it’s finally just one more mile
Peaches are sold and all givin' up on that Humpty style
At the Caldwell 'cross from the blacktop
She's Eurasian, met her at the Quick Stop
We danced at Tito’s Go Go
Girlfriend's back, now she's gone solo

分からないが、とうとうあと1マイルだ
桃は売り切れ、ハンプティスタイルはもうやめだ
コールドウェルでブラックトップからクロス
彼女はユーラシア人で、急停止して会ったよ
俺らはティトのゴーゴーで踊った
ガールフレンドは今戻ってきた、彼女は一人で行っちまった

 

[Chorus]
She's the kinda girl that'll make you wanna go faster now
She's the kinda girl that'll make you steal your child
She's the kinda girl, she's in her here ever after now
There's a cry for help and I don't deny

彼女はお前を今より速く走りたくさせるような女
彼女はお前に子供を盗んでしまわせる女
彼女はそんな女、これからもずっといる
助けを求めて泣き叫んでも、しょうがないな


[Verse 3]
Wet my beak and I give it up to that drugstore nose
So unique and I live it up 'til that liquor store close
In the laundry, queen ballistic
Mangy face with the messed up lipstick
My thing is blacked out loco
Smoke and tears, now take my photo, 'cause

唇を濡らしてドラッグストアの鼻先に差し出す
とてもユニークで、その酒屋が閉店するまで大いに騒ぎまくった
クリーニング屋で、クイーンバリスティック
口紅が乱れた不潔な顔
私のは黒で塗りつぶされちまった
煙と涙、私の写真を撮ってくれ

 

[Chorus]
She's the kinda girl that'll make you wanna go faster now
She's the kinda girl that'll make you steal your child
She's the kinda girl, she's in her here ever after now
There's a cry for help and I don't deny
I don't deny

彼女はお前を今より速く走りたくさせるような女
彼女はお前に子供を盗んでしまわせる女
彼女はそんな女、これからもずっといる
助けを求めて泣き叫んでも、しょうがないな
否定しないよ

 

[Interlude]

 

[Bridge]
Bangin' hard with those daddy issues
Hanging out with that Chevron dude
Knocked her out, so I let her kiss you
Redneck fights, ah, Hercules bit you
Big box, hoppin' on detox
Fast food trash when you're livin' in the crosswalk
Catch me out like motel hoes do
Blood on fries, now that's my go-to

親父の問題に一生懸命取り組んでいる
シェブロンの男と付き合ってる
彼女を倒して、彼女にキスさせた
南部の田舎者の戦い、ヘラクレスがお前を噛んだ
ビッグボックス、デトックスに飛び乗ろう
あなたが横断歩道に住んでいるとき、ファストフードのゴミ箱
モーテルの女みたいに私を捕まえて
血がついたフライドポテト、これが俺のお気に入りだ

 

[Chorus]
She's the kinda girl who make you want to go faster now
She's the kinda girl who make you steal your child
She's the kind of girl, she's in the here ever after now
There's a cry for help and I don't deny
I don't deny

彼女はお前を今より速く走りたくさせるような女
彼女はお前に子供を盗んでしまわせる女
彼女はそんな女、これからもずっといる
助けを求めて泣き叫んでも、しょうがないな
否定しないよ

 

以上です。ではまた。

*1:Hey Oh

  翻译: