3月後半~5月は気候も穏やかで自転車旅には最適な時期。
そんな時期に少し長めの休みがとれたなら、私の故郷でもある九州一周がおすすめです。海あり山あり古代史あり。旨いもの、見るべきもの、非日常ならではの出会いがあります。
地図上の●は宿泊地
- 期間:20日間
- 総ライド距離:1488.6km
(私は4回に分けて1周しましたが、都合がつけば一度に周りたいです)
- 旅の装備
- 行程
- 1日目 福岡県北九州市~大分県中津市(48.9km+バス)
- 2日目 大分県中津市~大分市(117km)
- 3日目 大分県大分市~佐伯市蒲江(86km)
- 4日目 大分県佐伯市~宮崎県日向市(83.6km)
- 5日目 宮崎県日向市~宮崎市(107km)
- 6日目 宮崎県宮崎市~串間市(101km)
- 7日目 宮崎県串間市~鹿児島県鹿児島市(84.5km+フェリー)
- 8日目 鹿児島県鹿児島市~霧島市(71km+フェリー)
- 9日目 鹿児島県霧島市~阿久根市(106km)
- 10日目 鹿児島県阿久根市~熊本県天草市(110km+フェリー)
- 11日目 熊本県天草市~熊本市(109km)
- 12日目 熊本県熊本市~長崎県島原市(21.2km+フェリー)
- 13日目 長崎県島原市~佐賀県鹿島市(70.1km)
- 14日目 佐賀県鹿島市~唐津市呼子(97.8km)
- 15日目 佐賀県唐津市~長崎県対馬市(48.6km+フェリー)
- 16日目 長崎県対馬市~福岡県福岡市(34.1km + フェリー)
- 17日目 福岡県福岡市~福津市(14.2km+バス、電車)
- 18日目 福岡県福津市~福岡市(68km+電車)
- 19日目 福岡県福岡市~筑紫野市(17.6km)
- 20日目 福岡県筑紫野市~北九州市(93.0km)
旅の装備
3月後半~5月の涼しい時期で野宿なしなら、サドルバッグ程度で大丈夫です。
行程
1日目 福岡県北九州市~大分県中津市(48.9km+バス)
出発は福岡県北九州市のJR小倉駅から。九州の玄関口で新幹線も停まります。
2日目 大分県中津市~大分市(117km)
奇岩の景勝地・耶馬渓にある廃線跡を利用したサイクリングロードを快走。大分名物のとり天を食べたり、古代史上の大事件・神託事件もあった宇佐神宮に参拝。
3日目 大分県大分市~佐伯市蒲江(86km)
豊後水道に面する大分県。瀬戸内海と太平洋が混ざり合う豊かな漁場の幸が堪能できます。関アジ、関サバ、城下カレイなどなど。
4日目 大分県佐伯市~宮崎県日向市(83.6km)
海沿いだけじゃなく山間部も走りたい、そんなときは内陸もおススメ(ただし、迷わないようにスマホの充電には気を付けて)。走破後は宮崎地鶏を堪能。
5日目 宮崎県日向市~宮崎市(107km)
大分県出身の私ですが、自転車旅するなら宮崎県が一番。見るもの、食べるもの、そして空気感、すばらしかった。走破後は、宮崎といえば、のチキン南蛮。
6日目 宮崎県宮崎市~串間市(101km)
ちょっと足を伸ばして都井岬にいけば、雄大な太平洋をバックに野生馬を見ることができます。
7日目 宮崎県串間市~鹿児島県鹿児島市(84.5km+フェリー)
鹿児島と言えば桜島、海の中に突き出す活火山。走破後は黒豚料理ですね。
8日目 鹿児島県鹿児島市~霧島市(71km+フェリー)
フェリーで桜島に渡り、火山灰を感じながら快走。その後は、こちらも活火山の霧島山麓にある霧島神宮へ向かいます。火山地帯と言えば、温泉。疲れた体に染みます。
9日目 鹿児島県霧島市~阿久根市(106km)
鹿児島県を横断して東シナ海を目指します。途中の姶良市ではトトロが住んでいそうな大楠が鎮座しています。
10日目 鹿児島県阿久根市~熊本県天草市(110km+フェリー)
鹿児島からフェリーに乗って天草諸島を目指します。遠浅の海の透明度は必見。ウミガメが産卵にくるのも納得です。
11日目 熊本県天草市~熊本市(109km)
天草から橋を渡り九州本土へ向かいます。三角の鯛茶漬けは絶品です。
12日目 熊本県熊本市~長崎県島原市(21.2km+フェリー)
熊本城下を散策した後はフェリーで島原半島に向かいます。当時は大地震直後でしたが2023年現在では復興した姿を見ることができます。
13日目 長崎県島原市~佐賀県鹿島市(70.1km)
島原では水屋敷と呼ばれる、湧水を庭に引いた明治後期の和風の屋敷がいくつかあります。中でも「四明荘」の座敷からの景色はおススメ。湧水池にせり出した座敷からの風景に癒されます。
14日目 佐賀県鹿島市~唐津市呼子(97.8km)
佐賀県を縦断して玄界灘に面する唐津市呼子を目指します。玄海町では、水が張った棚田と地続きの海、そして沈む夕日という、幻想的な風景を見ることができます。呼子のイカの活け造りも絶品。
15日目 佐賀県唐津市~長崎県対馬市(48.6km+フェリー)
唐津市からはフェリーで、壱岐、対馬とそれぞれ旅します。あの魏志倭人伝にも登場する2つの国。古代史好きには興味の尽きない島々です。壱岐牛のサーロインステーキも絶品。
16日目 長崎県対馬市~福岡県福岡市(34.1km + フェリー)
対馬は都市部が南北に固まっているためか、中間部にあたる地域ではほとんど車と遭遇せず、快適に走れました。黄金あなご食べたかった。
17日目 福岡県福岡市~福津市(14.2km+バス、電車)
当時は立っていられないほどの嵐に見舞われましたが、おかげで予期せぬ出会いもありました。予定外の寄り道も旅の醍醐味ですね。
18日目 福岡県福津市~福岡市(68km+電車)
福津市にある宮地嶽神社。あの出雲大社よりも大きな日本一のしめ縄のある謎の多い神社。玄界灘に一直線で伸びる参道も一見の価値ありです。ここでは「九州王朝」という教科書には載らない王朝の説明も。古事記よりも古い時代、歴史浪漫を感じます。
19日目 福岡県福岡市~筑紫野市(17.6km)
福岡市から南下して大宰府のある筑紫野市を目指します。二日市温泉では、昔からある大衆温泉を堪能。福岡といえば「もつ」、「もつちゃんぽん」も絶品。
20日目 福岡県筑紫野市~北九州市(93.0km)
筑紫野市から福岡県を斜めに峠越えして北九州へ。20日間の九州一周最終日です。