どうもヤジキタです!



昨日、宝塚大劇場星組公演『1789』の千秋楽に行ってきました!


東京宝塚劇場宙組公演『カジノ・ロワイヤル』の千秋楽に続き、まさかの千秋楽公演が当選したので、あいも変わらずの日帰り弾丸観劇をしてまいりましたw




実は宝塚大劇場の千秋楽はここ数年毎年1回は当選しておりまして、21年『アウグストゥス』(瀬戸かずや)、21年『柳生忍法帖』(愛月ひかる)、22年『蒼穹の昴』(朝月希和)とサヨナラショーあり公演が連続して当選しておりました!


今回も日程的にはサヨナラショーシフトの公演でしたが結果的にサヨナラショーはありませんでした。




まぁそれでも千秋楽は退団者挨拶など特別なセレモニーのある貴重な空間ですので、チケットをご用意してくれる友の会には感謝感激の気持ちで一杯でございます!







星組『1789』は初観劇でしたが第一印象として、


星組は本当に歌が上手くなったね〜


という感想が最初に浮かびましたw


前任時代の歌は礼真琴のワンオペ状態が長く続いていたのに、
最近の星組ときたら瀬央ゆりあだけじゃなく極美慎までも歌がメキメキ上達してきて、そこに暁千星も加わったことで歌唱力の平均値は劇的にアップしましたね。

(まぁそれでも全組中3番か4番ですけどねw 路線の平均値順だと月→雪→星か宙→花かな〜)


しかし今回、路線男役の歌上達が目立つ中で逆に娘役トップの舞空瞳の歌唱力が気になってしまいました。

元々歌に関しては激ウマでは無かったものの周りの平均値が低かったので余り気にならなかったのですが、今作の周りが上達している中にあっては、ややレベルの低さが悪目立ちしていたように感じますね。

声質の幅が狭く、どの作品どのキャラでも代り映えしないのも大きいかもしれません。


もしかすると公演中止の影響などもあったのかもしれませんが、やや声がかすれていたし、そもそも歌と声がマッチしていなかったように感じました。


舞空瞳はどちらかといえばダンサータイプの娘役ではありますが、歌ウマの有沙瞳が今作で抜けることを考えるともう少し歌唱力を鍛えてもらいたいかもしれませんね。





作品評や個人評はまた別の機会にお送りしたいと思いますがざっくり感想としては『1789』ってやっぱり番手誤魔化しに最適な作品ですよね!

月組時代も美弥るりかと凪七瑠海(&珠城りょうも?)の番手誤魔化しに使われ、かつ今回はヒロインのオランプには当時どちらを上げるか悩みどころだった早乙女わかばと海乃美月に役替りをさせることで、上手く人事調整をしていましたよね。
(その煽りを受けてか娘トップの愛希れいかがまさかのマリー・アントワネット役でしたけど…w)

やはり今回もアルトワ伯(瀬央ゆりあ)とデムーラン(暁千星)、ついでにロベスピエール(極美慎)まで含めてほぼ横並びの出番量である為、見事に番手は誤魔化せていたといえましょう。

1本物にしては各キャラのソロナンバーも取り揃え、主要以外のメンバーにもダンスシーンなどが多く用意されているので観ていて楽しい作品ではありますが、ストーリーに関しては正直余り面白くはないですよねw


王道のフランス革命の歴史をなぞっているだけですし、ラストもチープというか唐突に終わるしで(まるでギロチンのようにスパッとねw)、拍子抜け感は否めないですよね。

そもそも主人公・ロナンとオランプだけが主要キャラの中ではオリジナルキャラであるものの、フランス革命の歴史に干渉しない程度の傍観者的な立ち位置のため話としては深みが全く無いんです。

全体的には上手いこと歌やダンスシーンで場を繋いではいますが、
ラストのバスティーユ襲撃のシーンでのロナンの出番はほぼナレーションのような展開だし、父を殺したペイロール(輝月ゆうま)とも決着をつけることもないしで非常に消化不良である。(ペイロールはオリジナルキャラなんだから相討ちでもいいんでね?)



結局のところ
凡作をドーヴ・アチア氏の素晴らしい音楽で過剰ラッピングしただけの2019年花組の『カサノヴァ』と同様の作品であると言わざるを得ない。(ちょっと厳しすぎますか?w)

まぁしかし、『カサノヴァ』に比べれば主要人物が個々に活躍するシーンが多いので、内容はともかくスターを観るのが好きな派のファンは十二分に楽しめると思う。(私もそっち派ですw)

それにフランス革命のお話をあまり見たことがない(知らない)人からすれば、史実でも一連のフランス革命の流れは十分面白い話ですから問題なく楽しめると思う。
(フランス革命の作品を見過ぎた人からすると基礎中の基礎みたいで見飽きた展開だよねw)


ストーリーはともかくも主要キャストの出番が多い、非常に宝塚向けな作品でありますからリピートするのは辛くないでしょう。
(トップコンビしかまともな出番が無い『アナスタシア』は個人的に地獄だったよーw)

東京公演もvisa貸切含め2回ありますので、今度は端にもしっかり目をやりつつ観劇を楽しみたいと思います!



駄文長々失礼いたしました。

それでは皆さま劇場でお会いしましょう!



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