どうもヤジキタです。
突然ですが皆さん、宙組『パガド』の東京公演チケットってどれくらい持っておりますか？
私はパルシステム貸切S席と2次当選の1枚の計2枚持っております。
パルシステムの方は今回の事件が起きる前に応募・当選したものですが、
2次抽選に関しては既に問題が大きくなってからの応募でしたね。
色々と批判や論評を書いておきながらもヅカオタの哀しい習性で、
「もう宙組は観ない！(怒)」
とはならずにいつも通り応募した結果、
まさかのパルシステム貸切と同日のソワレが当選するという、しょうもない奇跡が起こったんです…w。
ただ、流石に先着先行＆一般販売までは気も乗らずにスルーしたのですが、
どちらも相変わらず即完売だったようですね…。
劇団も細々と中止期間を延長している事もあってか、
特に一般販売に関しては、
「そもそも再開なんてあり得ない！」とか「再開の目処も立たないのに払い戻しありきでチケット売るのはどうなんだ！」
と、かなり非難轟々でしたね…。
まぁその気持も良く分かりますよ。
文春では退団希望者が30人近く居ると書かれたり、
複数人の上級生が名前出しで今回の事件との関係性を告発されたりと、
(事実なら)コンプライアンスもエンターテイメント性も崩壊しているような環境の中で、とてもじゃないが再開なんて誰がどう考えても無理でしょ…
と考えるのが普通ですもん…。
しかし、それでも多くの人が東京公演のチケットを入手しようとした訳ですからね、必ずしも東京宝塚の方にはファンを集める求心力がまだ働いているという事なのでしょうね。
ぶっちゃけ東京宝塚の方は前から、
どんなに不人気トップでも、そしてどんなに駄作が来ようとも、寝ててもチケットは捌けるというのが通常運転ですし、
今回は芹香斗亜の念願のトップお披露目という事もあって、
どんな事が起きようとも必ず何としてでも観ねばならぬ！
という大劇場のリベンジを考えるファンも多かったのでしょう。
故に今後も新型コロナ級の大災害が起きない限りは、どんな事があっても客席が赤色に染まる事は無いと思います。
確かに東京宝塚の方ではまだまだ求心力が働いていますが、
果たして大劇場の方はどうなんでしょうね…。
首都圏の総人口約4千万人強に対して、関西圏の総人口は半分以下の約1千8百万人程度と、
そもそものコアのヅカヲタ層のベクトルが違う上に大劇場の方が収容キャパも大きい事から、
事件が起きる前からコアのファン以外の層も呼び込むために貸切公演や学生＆地方からの団体客等をかなり増やしてきた経緯があります。
しかし、これだけ世間的にも悪評が立ってしまった宝塚歌劇団に貸切スポンサーや団体客等が今までと同じ様にお付き合いしてくれるのでしょうかね…。
学生団体などは特に中身が中身なので今後は敬遠される可能性も高そうですし、
そもそもそうした流れが宙組だけで留まるかも不透明ですよね。
ヅカオタ界隈の中では一応宙組単体の問題という認識が強いと思いますが、
一般人からすれば何組とか関係なく"宝塚歌劇団の問題"と認知されているでしょうから、他組にも今後少なからずそうした遠心力の影響が出てこざるを得ないと思います。
今回の問題で、
部外者は事更に干渉するな！
と考えるファンも多いでしょうが、
残念ながらヅカヲタだけで回せる東京宝塚とは違い、
そうした"お客様"が居なければ回せない宝塚大劇場にとっては、
ファンだけでなく、いわゆる世間一般の心象というものにも最大限に気を使わなければなりません。
故に今回の対応を誤ればそうした遠心力が更に強まる事態となり、それは即ち宝塚歌劇団の致命傷となってしまうでしょう。
ファンの求心力と一般層の遠心力、
どちらが勝る・劣るの話ではありませんが、バランスよくあるべき物であるのは確かです。
それも踏まえて今後の劇団の舵取りが非常に注目されますね。
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