本格登山は「赤城山」「高尾山」の年初以来と、かなり間隔が開いてしまった山登り。
その間、カラダも肥えてしまい、体力も落ちている事と心配していた。
こんなに間隔が開いたのは、仕事の忙しさと、休みと天候のマッチングが合わなかっただけではないと思っている。
それは思い切り不足と気持ちのダレに他ならない。
今までは寝不足を押してでも、良い景色見たさで行動が先んじてたけど、大体の山を制覇してきていると、ソロ登山が「億劫」になってきていた。
そうして気持ちがダレていってしまっていたのだった。
残雪期も過ぎてしまい、夏山の雰囲気も出てきている八ヶ岳を今回は重い腰を上げて挑んできた。
目指すは天狗岳。2013年に稲子湯ルートから東天狗岳に登っているが、その時は夜の用事があったので西天狗岳をパスしていたのだ。
ところが西天狗岳に登らないと、日本二百名山である天狗岳に登ったことにはならないようで、取り残したピークをちゃんと踏むことが今回の目標。
登山口は初めての桜平。途中唐沢鉱泉との分岐から未舗装路になり、登山口へは案内標識に「車で30分」と書かれていた。
噂には聞いていた通り、かなりのダート道(林道)で、はじめは軽快に走っていたが、徐々に道は曲りくねりだし、傾斜も増してきた。
MT車なので1速と2速を繰り返し、段差では最徐行で乗り越えないと、下を擦ってしまうような道がつづいた。
実際は15分くらいで登山口に到着できたが、土日など登山客が多い日は、他車とすれ違いに時間と苦労を費やすことだろう。
駐車場は桜平(上)駐車場というのが登山口より少し登ったところにあり、無料で計20台程停められるが、土日は相当早いもん勝ちになるだろう。
桜平(中)駐車場というのもあって、今年?から整理され約60台駐車可能という。トイレもあるようだ。(この日は開山前なので閉まってた)
桜平(下)駐車場は、唐沢鉱泉との分岐後すぐにあって、約70台と多く停められるが、登山口まで1時間30分歩かないといけないようだ。
平日ハイカーの特権で登山口近くに停められたので、すぐに歩き出す。時刻は6時50分、歩き出しは標高1,900m。
まずは関係車両も通行可能な林道歩きだ。久々でしかも増量したカラダには大分キツい感じで、息が切れ足腰への負担も大きく感じる。
しかし登山の最初はいつもこんなもんで、15分くらい歩けば呼吸も整い、カラダも軽くなる(はず)。
林道ではあるが傾斜もキツいところがあり、なかなかペースは上がらない。
夏沢鉱泉(2,060m)が程良い近さで助かった。歩き出しから30分弱で到着。すぐにザックを下ろし、額の汗を拭って背中の汗を乾かした。
5分小休憩して再び歩き出す。夏沢鉱泉を過ぎると道幅が狭くなり林道から登山道へと変貌してゆく。
登山道と言っても、それまでの林道より傾斜は楽でなだらかに、ゆるやかに距離を稼いでゆく。新緑や苔で森林浴しながらの歩きは気分が晴れる。
日々の疲れや、林道での疲れは嘘のように忘れていた。これが不思議な「山の効果」だ。
夏沢鉱泉から沢沿いの道を約40分、
オーレン小屋(2,330m)に到着した。ここでもザックを置いてテンポを抑えるために小休憩。
(つづく)
撮影日:5月28日
<Canon EOS 6D + EF35mm F1.4L USM>
桜平登山口
通年営業の夏沢鉱泉
<iPhone7>
唐沢鉱泉との分岐
桜平は右へ
<Canon EOS 6D + EF35mm F1.4L USM>
桜平(上)路肩スペースに駐車
林道スタートまずは下り
夏沢鉱泉のお天気情報
登山道状況と食事メニュー
写真では見えないが、眺めの良いテラス
夏沢鉱泉を過ぎて本格登山道に
オーレン小屋が見えてきた