アトピーが沖縄に来て9割治った話。
10割じゃないのは、まだ「アレロック」と言う抗ヒスタミン剤を飲んでるのと、皮膚科の先生にも「油断しないように」と、言われているからです。
コロナのパンデミックの最中、東京在住だった私はアトピーを発症し、重症になりました。
全身がひどい状態で、顔もアトピーになり、当時真夏でもマスクして外出できる環境に感謝しました。
マスクがなければ外出できなかったと思います。
重症とはどれくらいかと言うと、痒くて掻いて出血し、それでも満足できずに血まみれになりながら掻くと言う感じです。
皮膚科の先生に「全然治らないんですけど。」といっても「アトピーってそんなもんだよ。」と言われ、終わりが見えず、かなり落ち込んでいました。
そして、強いステロイドを半年以上使っても治らない患者向けの高額治療の注射を紹介されました。
ディピクセントと言う当時1本70,000円位の注射です。コレを月2本打つ。
高いけど、この状態から脱出するには、その治療を受けたいと思っていた頃に、高知県への引っ越しが決まりました。
高知県での生活は私のアトピーにとてもよかったです。
高知県で担当になってくださった皮膚科の先生は天使みたいな先生でした。
高知は沖縄と同じく、全国的にもアトピー患者の少ない県らしく、暮らしてみてそれはなんとなくわかりました。
高知県の皮膚科の先生は、東京の皮膚科の先生と違い、ステロイド一択処方ではなく、毎回肌の病状をすごく丁寧に見てくださり、そのたびに使う薬などをいろいろ親身になって考えてくださいました。
ディピクセントを使わずに治って来ました。
私のアトピーの半分は、高知の皮膚科の先生のおかげて治ったと思っています。
引っ越す時は、「今の薬が効かなくても、他にも色々あるから希望を持ってね。」と言ってくれました。
まさに天使です。
そのまま高知に住んでいたかったけど、夫の仕事の都合で沖縄へ引っ越すことが決まりました。
高知での丁寧な診察と治療のおかげで、かなり治っていたアトピーが、引っ越しのストレスで再び悪化しました。
沖縄に来て最初に行った皮膚科医、これは最悪でした。
「初めましてよろしくお願いします。」の挨拶に対する第一声が
「顔が酷い。」でした。
顔が酷い?
「顔」と「酷い」の間に、顔の(病状が)酷いとか、何か間に入れるべきなんじゃないの?
「顔が酷い。」って言い方デリカシーなさすぎ。と思いました。
診察はその一言のみで、薬は前回と一緒で良い?と高知の先生の処方をそのままコピーして処方してくれました。
顔がひどいと言われた私は、顔に再び病状が出たのは知ってたけど落ち込みました。
そしてまた落ち込むのは嫌なので、病院を変えました。
次の病院の先生は、割と軽い感じで「沖縄に来たらアトピーなんて治るよ。ハハハ」のような雰囲気でした。
実際沖縄でアトピーは治ってきました。
今は本当に9割治っています。
東京時代の地獄の様な毎日が嘘みたいです。
痒くて寝れない、いつでも掻いてる、見た目も酷い、QOL最低な日々。
沖縄の何がアトピーに良いのかわからないけど。
アトピーとは全然関係ないですけど、
沖縄に来て、冬でも足のかかとがツルツルになりました。
1月2月辺り、本州に居たら、足のかかとが硬くなって、カサカサになり、酷いとひび割れてきたりするんですけど、
沖縄では何の手入れもせずに、つるつるモチモチの足のかかとになってびっくりしました。
とりあえず油断せず、今の状態を保ってやっていきたいと思います。
本州に戻った時に再発しないことを心から祈ります。
あのまま高知に居ても、治った様な気がします。