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887.アカマダラハタ

2024-06-23 (Sun) 05:32
レア度★★★★☆ 石垣島の魚

ハタ科>アカハタ属>アカマダラハタ
Epinephelus fuscoguttatus (Forsskål, 1775)
akamadarahata.jpg
2024/6/19 石垣島突き漁(海人さん) 47Cm


アカマダラハタはマダラハタと似ている、そうなので写真を張り付けますと
P4131860l.jpg
マダラハタ 40Cm

確かにそっくりです。雲母状の模様に小黒点が散りばめられているのは一緒で、胸鰭・尾鰭などにも斑点があります。割と見分けるには鰭に点があるか否かということも重要だったりしますが、いずれの魚もそこまでの特徴は一緒です。
印象としてはアカマダラハタの方が少し明るい色彩のようだけど、それは生息している場所で異なるかも知れません。
では区別のポイントですが、これも手持ち写真では判りにくいのですがアカマダラハタは胸鰭が赤く、また目の上後方頭部が凹んでる形状なのが特徴です。
448320548_1659600084798351_8751325887858026060_n.jpg
上記の写真個体の採れたて(下)撮影は海人さん

琉球列島、インド-太平洋に生息するこの魚は、大きなものは120Cmにもなるようですが、シガテラ毒を持っている可能性があり、厚生労働省のページではリストに入っているため、琉球列島の市場では取引が制限されているよう。ただ弱毒という記載もあって、つまりシガテラ毒は体に蓄積されていくものなので、この魚は食性上それが少なめなのか体質なのか判りませんけど、この魚も写真の個体は47Cmでしたがまだ若い個体であり、リスクは少なめだと思います。ただ食べるのは自己責任。

ということで早速刺身を食べてみたのですが、安定の食感と旨味でした。まだ沢山身があるので、鍋とか焼き物で今日も楽しみたいと思います。
ちなみに数が減っている「危惧種VU」だそうです。

区分けは
EX (Extinct): 絶滅
野生での個体が存在しないことが確認
EW (Extinct in the Wild): 野生絶滅
野生には存在せず、飼育下または人工的な環境のみで生存
CR (Critically Endangered): 近絶滅種
絶滅の危機が非常に高い
EN (Endangered): 絶滅危惧種
絶滅の危機が高い
VU (Vulnerable): 危急種
近い将来絶滅の危機が高まる可能性がある
NT (Near Threatened): 準絶滅危惧
絶滅の危機はまだ低いが、近い将来絶滅危惧のカテゴリに移行する可能性がある
LC (Least Concern): 低危険種
絶滅の危险は低いと考えられる
DD (Data Deficient): データ不足
絶滅の危機を評価するための十分な情報がない
NE (Not Evaluated): 評価外
まだ評価されていない、または評価の対象となっていない
Last Modified : 2024-06-23

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