5月31日、滋賀県で行われた大凧祭りに行ってきました。
100人の引き手により、およそ100畳700kgの巨大な大凧をあげるという東近江市で毎年開かれる一大イベントです。

当初雨の予報でしたが、とても良い天気になり風もそこそこ強く、まさにたこ揚げをするには絶好の天気でした。
予定時刻からなかなか上がらない中、破損箇所が見つかったので修復中とのアナウンス。気長に待つことにしました。

午後12:30、事前予告はされていたものの、会場から「今から上がります」等のアナウンスなしにいきなり大空へ大凧が飛びました。
いつもは引き手が走りながらたこを揚げるらしいのですが、たこが立った瞬間にいっきに上がりました。
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いい風が吹いているのですごく安定していました。
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なんか傾いてきたので「落ちるかも」という気がしてきました。
確かに落ちる前兆はあったのです。
同伴の子供たちに、もし落ちてきたら木の下に行って身を守るようにと近くの木まで移動しました。
実は最初、落ちた現場付近にいたのです。もしこうならこうやって回避するという危険予測は本当に必要だと思いました。

この時点でもうすでにおかしいです。
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補強した箇所が折れているようです。
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その数十秒後、凧は右にバランスを崩し目の前十数メートル先に落下しました。
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その瞬間はキャーと言う悲鳴はありませんでした。
あーあという残念な声が周囲から上がりました。
誰しも人に直撃したとは思わなかったのでしょう。
引き子の方たちが向こうから走ってきましたがけが人が出たとは思ってなかったと思います。

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周囲が騒々しくなり、救急車の要請が入った時点で初めてけが人が出たと認識。しばらくして祭りのアナウンスも止まり中止となりました。
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けたたましいサイレン音共に救急車やパトカーが次々と現場に到着し現場は騒然。
来るのがとても遅く感じましたがたぶんみんなが通報して情報が交錯してしまったのでしょう。
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ロープが切れでもしない限り、その長さ以上のところに凧は行かないはずなので、上げている箇所からロープの長さの半径内に人が絶対に居てはいけないと思います。運営の責任が問われると思いました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

この大会で賞金5万円の写真コンテストが開かれる予定でしたが、おそらく中止になるでしょう。(普通の神経なら)