ヤングエース2016年4月号より
このつまらなそうな顔!
ヤングエース2016年1月号より
全ては僕の思うがままってね!というFGOの孔明のセリフが当てはまるくらい順調な言峰。
すべての切り札を手中に収めて独走中だが依然として切嗣に対しては警戒中である。
故に切嗣が発見してない龍之介とジルドレさんの拠点を再利用してそこに潜む。
これはまあ発見してないというよりはそこまで本気で探す気は無かったが正しいか。
切嗣にとってキャスター陣営の討伐ってかなり優先度低かったですからね。
有り得ないけどキャスター陣営の討伐に乗り気だったら大海魔の出番は無かったかもしれない。
そんな言峰さんアイリさんに話しかけてご満悦。
切嗣が自分と同類だと思ったからだ。まあそれは読者もご存知で勘違いなんだけどね。
アイリさんに片腹痛いって笑われてしまう始末。
ちょっとやめなよー言峰くんキレちゃうよー。
キレた
どういうことだいいから早く答えろと言わんばかりに珍しく余裕のない言峰さん。
思えば誰かを愚か者と評して失笑するアイリさんというのもレアな光景だよね。
場合によってはこの神父がアイリさんの娘さんを抱きかかえることになるんだから運命って面白い。
この「何言ってんだこいつ」という顔!
切嗣の目的が「恒久的世界平和」と聞いてこの顔。まるで冗談でも聞いたかのようだ。
それどころかアイリさんの語る男が切嗣かどうか疑うほどに信じられない様子。
だが話を聞けば聞くほど切嗣という男が嫌でも理解できてしまうのだ。自分の望まぬ方向に。
そうしたら今度は別の怒りが沸き上がってくるのが言峰さん。
アイリさんという妻が居ながら切嗣は何やってんだというそんな思い。
愛するものを切り捨てるだなんて価値あるものをついぞ見い出せなかった男からすれば許せないのだ。
ついに真実にたどり着いた言峰さんはアイリさんを手にかけてしまう
ダイナミックキレイスマイル
わらっ…てる?うん笑ってる笑ってる。魂もかつてないほど躍動しておる。
目につくもの全て串刺しにしたいくらい昂ぶってるけど彼は笑顔です。
言峰さんもようやく本気で聖杯戦争に本気で挑むようになりましたというお話。
MVPは虎の尾を踏んだアイリさんでお送りいたしました。
そしてここにも最後の戦いを前にして思うところありなライダー陣営。
ライダー陣営最後の出陣シーンの場はアニメと違って原作と同じ雑木林になってました。
イスカンダルを見るウェイバーのモノローグが感慨深いのでここは小説を読むといいぞ!
なんかもう既に心酔してるのがわかるし「人類の歴史には、かつてこんな男さえもがいたのだ」
というフレーズはFGOやった後だとより注目してしまうね。
聖杯戦争に参加した頃の舞い上がっていたウェイバーは既に居ない。
もはやイスカンダルの貴い背中を汚すわけにはいかないとまで身を引く決意をするほど。
一大決心して全ての令呪を王に捧げ見守ることに…しようとした。
たった一言
たった一言でウェイバーの意地など木っ端微塵に打ち砕きその心に新たなる炎を灯す。
見守るなどと考えていたウェイバーも王の言葉に自分も馳せ参じることを一瞬で決意する。
自嘲も恐怖も忘れさせ臣下を魅了する、これがイスカンダルの王道。
これより二人は勝ちに征く。
というわけで最初の言峰と後のライダー陣営とで恐ろしく落差のあるお話でした。
ああ、やはりイスカンダルはかっこいいなあ。FGOでの参戦はまだですかね。
すべての切り札を手中に収めて独走中だが依然として切嗣に対しては警戒中である。
故に切嗣が発見してない龍之介とジルドレさんの拠点を再利用してそこに潜む。
これはまあ発見してないというよりはそこまで本気で探す気は無かったが正しいか。
切嗣にとってキャスター陣営の討伐ってかなり優先度低かったですからね。
有り得ないけどキャスター陣営の討伐に乗り気だったら大海魔の出番は無かったかもしれない。
そんな言峰さんアイリさんに話しかけてご満悦。
切嗣が自分と同類だと思ったからだ。まあそれは読者もご存知で勘違いなんだけどね。
アイリさんに片腹痛いって笑われてしまう始末。
ちょっとやめなよー言峰くんキレちゃうよー。
キレた
どういうことだいいから早く答えろと言わんばかりに珍しく余裕のない言峰さん。
思えば誰かを愚か者と評して失笑するアイリさんというのもレアな光景だよね。
場合によってはこの神父がアイリさんの娘さんを抱きかかえることになるんだから運命って面白い。
この「何言ってんだこいつ」という顔!
切嗣の目的が「恒久的世界平和」と聞いてこの顔。まるで冗談でも聞いたかのようだ。
それどころかアイリさんの語る男が切嗣かどうか疑うほどに信じられない様子。
だが話を聞けば聞くほど切嗣という男が嫌でも理解できてしまうのだ。自分の望まぬ方向に。
そうしたら今度は別の怒りが沸き上がってくるのが言峰さん。
アイリさんという妻が居ながら切嗣は何やってんだというそんな思い。
愛するものを切り捨てるだなんて価値あるものをついぞ見い出せなかった男からすれば許せないのだ。
ついに真実にたどり着いた言峰さんはアイリさんを手にかけてしまう
ダイナミックキレイスマイル
わらっ…てる?うん笑ってる笑ってる。魂もかつてないほど躍動しておる。
目につくもの全て串刺しにしたいくらい昂ぶってるけど彼は笑顔です。
言峰さんもようやく本気で聖杯戦争に本気で挑むようになりましたというお話。
MVPは虎の尾を踏んだアイリさんでお送りいたしました。
そしてここにも最後の戦いを前にして思うところありなライダー陣営。
ライダー陣営最後の出陣シーンの場はアニメと違って原作と同じ雑木林になってました。
イスカンダルを見るウェイバーのモノローグが感慨深いのでここは小説を読むといいぞ!
なんかもう既に心酔してるのがわかるし「人類の歴史には、かつてこんな男さえもがいたのだ」
というフレーズはFGOやった後だとより注目してしまうね。
聖杯戦争に参加した頃の舞い上がっていたウェイバーは既に居ない。
もはやイスカンダルの貴い背中を汚すわけにはいかないとまで身を引く決意をするほど。
一大決心して全ての令呪を王に捧げ見守ることに…しようとした。
たった一言
たった一言でウェイバーの意地など木っ端微塵に打ち砕きその心に新たなる炎を灯す。
見守るなどと考えていたウェイバーも王の言葉に自分も馳せ参じることを一瞬で決意する。
自嘲も恐怖も忘れさせ臣下を魅了する、これがイスカンダルの王道。
これより二人は勝ちに征く。
というわけで最初の言峰と後のライダー陣営とで恐ろしく落差のあるお話でした。
ああ、やはりイスカンダルはかっこいいなあ。FGOでの参戦はまだですかね。
ヤングエース2015年12月号より
セイバーと決戦した峠から拠点まで帰宅したウェイバー。
もう疲れてしまいすぐに休もうと思っていたらグレン老人に誘われて星を見ながら話すことに。
イスカンダルも空気を読んでウェイバーの背中を押しているではないか。
ウェイバーは誰も彼も僕の都合なんておかまいなしになんて言ってるけど結局は付き合うのだ。
初期のウェイバーならさてどうしてたのかな。
なんだかんだでこの辺からも心境の変化など感じ取れるよね。
ウェイバーは魔術による暗示でマッケンジー夫妻のところに世話になっている。
なので知りもしない過去に適当に相槌をうちますけどそこからぽろっと真実が明らかに。
ウェイバーの暗示はとっくに解けていたのがここで明らかになりました。
まあ最初のほうでも些細なことで解けかけてましたからね。
だが孫と一緒にこうして星を見るのが夢だった、それが叶ったと言うグレン老。
本物の孫ではないと知りつつもウェイバーのおかげで夢が叶ったと言うところが涙を誘う。
こんな些細なことを宝物というんだから本物の孫の顔も知ってるかどうか。
これからも騙してくれと懇願する老人の姿がそこにはあった。
ウェイバーの心中はもうそれどころではなかった。
聖杯戦争に関わってから打ちのめされ続けてきてようやく自分自身を知る。
いやようやく正しく向き合うことができたというわけか。
ウェイバーとグレン老は朝日を見つめるがこれが魔術師ウェイバーにとっての夜明けでもあるのかな。
そしてついに第四次聖杯戦争の最後の一日が幕を開ける。
対して人生の夜明けとは未だに無縁な切嗣さん。
アイリさんの捜索を諦めて言峰を待ち伏せして先の先をとる方向へシフト。
ということで消去法で考えて聖杯降霊にもっとも都合が良い柳洞寺に居座っています。
この考えはミスだったんですがそれは仕方ないんですよねー。
切嗣だって聖杯を望む人間なのだから聖杯降臨に確実性のある場所を怪しむのは当然。
だがちゃんと他の候補地に対する考えもあるので無策というわけでもないのだ。
切嗣は一人になったと心の中で独白
一人で始まり一人で終わるのが自らの天命なのだろうと。
最後の戦いにもこうして一人で挑むことに…
おい素で誰かのこと忘れてるぞこの人
サーヴァントを味方の頭数に入れてないってのもすごいよ切嗣さん。
さらにこの期に及んで歩み寄ることもしないのであった。
捜索を打ち切った切嗣さんと違ってまだアイリさんを諦めていないセイバー。
意思疎通もせずに噛み合わないまま第四次聖杯戦争は終局へと向かうのであった。
それにしても湖を前にした切嗣とそこへ従者の如く立つセイバーさん。
アーサー王の最後を考えると皮肉というか因果というか運命を感じずにはいられない構図である。
真じろう先生のFate/Zeroコミカライズもいよいよ結末に向かって走り出しましたね。
最後まで応援する所存なのでどうか頑張ってください。
作者コメントによるとFGOで男キャラしか依頼が来なくて悲しいとか。そっちも頑張って先生!
ところでヤングエースも1月号がもう出るけどこの感想を書くの遅れました。
別の記事で漫画感想が遅いと言われましたが最近は忙しくて申し訳ない。
12月も年末に向けて忙しいけどコツコツ感想を書いていくんでよろしくどうぞー。
もう疲れてしまいすぐに休もうと思っていたらグレン老人に誘われて星を見ながら話すことに。
イスカンダルも空気を読んでウェイバーの背中を押しているではないか。
ウェイバーは誰も彼も僕の都合なんておかまいなしになんて言ってるけど結局は付き合うのだ。
初期のウェイバーならさてどうしてたのかな。
なんだかんだでこの辺からも心境の変化など感じ取れるよね。
ウェイバーは魔術による暗示でマッケンジー夫妻のところに世話になっている。
なので知りもしない過去に適当に相槌をうちますけどそこからぽろっと真実が明らかに。
ウェイバーの暗示はとっくに解けていたのがここで明らかになりました。
まあ最初のほうでも些細なことで解けかけてましたからね。
だが孫と一緒にこうして星を見るのが夢だった、それが叶ったと言うグレン老。
本物の孫ではないと知りつつもウェイバーのおかげで夢が叶ったと言うところが涙を誘う。
こんな些細なことを宝物というんだから本物の孫の顔も知ってるかどうか。
これからも騙してくれと懇願する老人の姿がそこにはあった。
ウェイバーの心中はもうそれどころではなかった。
聖杯戦争に関わってから打ちのめされ続けてきてようやく自分自身を知る。
いやようやく正しく向き合うことができたというわけか。
ウェイバーとグレン老は朝日を見つめるがこれが魔術師ウェイバーにとっての夜明けでもあるのかな。
そしてついに第四次聖杯戦争の最後の一日が幕を開ける。
対して人生の夜明けとは未だに無縁な切嗣さん。
アイリさんの捜索を諦めて言峰を待ち伏せして先の先をとる方向へシフト。
ということで消去法で考えて聖杯降霊にもっとも都合が良い柳洞寺に居座っています。
この考えはミスだったんですがそれは仕方ないんですよねー。
切嗣だって聖杯を望む人間なのだから聖杯降臨に確実性のある場所を怪しむのは当然。
だがちゃんと他の候補地に対する考えもあるので無策というわけでもないのだ。
切嗣は一人になったと心の中で独白
一人で始まり一人で終わるのが自らの天命なのだろうと。
最後の戦いにもこうして一人で挑むことに…
おい素で誰かのこと忘れてるぞこの人
サーヴァントを味方の頭数に入れてないってのもすごいよ切嗣さん。
さらにこの期に及んで歩み寄ることもしないのであった。
捜索を打ち切った切嗣さんと違ってまだアイリさんを諦めていないセイバー。
意思疎通もせずに噛み合わないまま第四次聖杯戦争は終局へと向かうのであった。
それにしても湖を前にした切嗣とそこへ従者の如く立つセイバーさん。
アーサー王の最後を考えると皮肉というか因果というか運命を感じずにはいられない構図である。
真じろう先生のFate/Zeroコミカライズもいよいよ結末に向かって走り出しましたね。
最後まで応援する所存なのでどうか頑張ってください。
作者コメントによるとFGOで男キャラしか依頼が来なくて悲しいとか。そっちも頑張って先生!
ところでヤングエースも1月号がもう出るけどこの感想を書くの遅れました。
別の記事で漫画感想が遅いと言われましたが最近は忙しくて申し訳ない。
12月も年末に向けて忙しいけどコツコツ感想を書いていくんでよろしくどうぞー。
ヤングエース2015年10月号より
間桐邸で泥酔する男が一人、雁夜の兄にして慎二の父親の鶴野である。
魔術師としての才能は雁夜より劣っていたのだが
その雁夜が居なくなったため間桐の当主になってしまった人物である。
弟には肉親の情はまったくなく、お前のせいで魔導をおしつけられたとすら思っているのだ。
つまるところはっきり言って申し訳程度に魔術がわかる一般人である。
だがそんなんでもサーヴァントの異常さと聖杯戦争中の冬木が魔界なのはわかる。
その恐怖を誤魔化すために日夜お酒に酔うことで何もかも忘れて泥酔する日々。
何不自由のない暮らしができるとはいえ間桐の当主など務まるハズもない男である。
まあみなさんご存知のように表向きのことで全ての実権は臓硯のほうにありますけども。
そんな酒に酔う男の前に現れたのはアイリスフィールを探している切嗣だった。
消去法で考えればアイリさんをさらうなら間桐だと考えてのことである。
むろんそんな事はなく、鶴野さんを痛めつけただけで空振りに終わる。
数時間かけて間桐の防護結界を突破したのにとんだ無駄骨である。
これも間桐が今回の聖杯戦争がお遊びだと知ってればなかったミスだろうが
そんなことは読者である我々にしかわからないからキャラの動きは面白い。
次に向かったのは遠坂邸。
同盟を考えれば時臣はあんなことをしないだろうと候補から外していた場所。
結界の解除に3時間もかけたがそこで切嗣はようやく真実に近づきます。
ここの頭の回転と状況証拠から推理するところはまるで探偵みたいだよね。
そして時臣の死をしらない人物がここにも一人。
雁夜さんはお膳立てされた場にやってくるのだがもはや歩くのも辛い有様。
ゼェゼェと足を引きずりながら歩く姿はさながら亡者である。
だが時臣への殺意の炎だけはメラメラと激しく燃えている。自分が逆に燃やされたくせに。
ガッツだけはホントにすごいもの持ってる雁夜氏はいざ時臣に再び挑むのだ!
死んでるよ
時臣さんが亡くなったことに気づいた雁夜は混乱の極みに。
彼を基点として渦巻いていた情念もなくなってぽっかり胸に空洞が空いたかのようだ。
どんだけ大部分を占めてたんですか聖杯戦争の参加目的すら忘れてますよ。
この表情が番外編で袋詰めされてたのと一緒だと気づくと笑ってしまうのでみんなも気を付けよう!
幼馴染は見ていた
正常な思考も失って最愛の人が時臣さんを見ている理由すらわからない雁夜。
おじさんに向けられるのは憎悪と滾るような憎しみの目である。
そう皮肉にも雁夜が時臣さんに向けてたものと同じである。
こうなることに考えが及ばず勘違いしたまま走り続けたがゆえの末路か。
罵倒されとうとう最愛の人にまで手をかけてしまう雁夜。
これは罠だ!って某デスノみたく申し開きできてればまた違った未来もあったのだろうか(事実だし)
魔導から逃げ出した時に冬木に帰らない決意もしていれば思い出だけは守れたかもしれない。
何もかも失ってしまった雁夜さん獣じみた本能でただ逃げ惑うばかりである。
特等席で見ていた言峰さん。
セリフは小説準拠のものですね。
美味い酒をまた飲みたいという思いは悪くないけど用意する肴が問題である。
最後までシリアスだったのに言峰さんの背景トーンがぽわぽわしたものだと気づき耐えられなかったw
ヤングエース2015年9月号より
騎士王と征服王の騎馬による地上での競い合い。
いきなり現れたセイバーによくわからんが手間が省けたと勝負に応じたイスカンダル。
それに対して逃走中だと誤解していたイスカンダルの堂々たる態度に違和感を覚えるセイバー。
アイリスフィールの誘拐はマスターであるウェイバーの思惑なのではと考えるのも無理はないか。
それにしてもウェイバーくん誤解されすぎである。
いざ勝負の前にセイバーさんのバイクはもはや分解寸前危機にあった。
市内からこの峠までトップスピード減速なしで駆け抜けてきましたからね。
メーターを見るに300キロ近いスピードをずっと維持していた模様。
そりゃ知識としてバイクを知っているウェイバーも「あれがバイク?」って半信半疑にもなるさね。
だがセイバーの判断によりV-MAXは更なる力を見せつける。
変身V-MAXかっこいい
先端は鏃でトータルイメージは鮫というこのデザイン。
セイバーさんもそれに相応しき機動でもって更に加速。
敵の攻撃も突き進み突破するのみである。
セイバーのその勇姿にイスカンダルもノリノリで攻撃を仕掛ける…道路やら壁面やら切り崩して。
言峰さん後始末頑張ってネ。
戦いは地上での競い合いから真っ向勝負へ。
山の中の峠で一直線に向かい合うこの戦場。誰が見てもエクスカリバーの独壇場である。
ウェイバーもそれをわかっているから顔色が悪い。
しかし征服王はやるき満々
必勝を差し置いて無茶な勝負を挑む。
あえてこの状態からセイバーを完敗させたいという征服王の矜持である。
それもこれもセイバーさんを配下に加えたいからなのさ。
ウェイバーはそうまでしてあのセイバーが欲しいのかって言ってますけれど
FGOのサービスが開始した今ならイスカンダルの気持ちがわかる人がたくさん居るであろう。
イスカンダルの口から五分の勝率と告げられたこの博打。
ウェイバーもこのチャンスをモノにするなら今しかないと征服王に全てを委ねる。
自分の目算でもなく数字の上での勝算でもなく、イスカンダルの闘志に賭けたのだ。
まったくこの主従はホントにZeroの中でも一際熱い繋がりだぜ。
だが五分の勝率、言い換えれば敗北も五分。
コインの表と裏のように勝負と運命はどちらに転ぶかわからない。
勝負を制したのはセイバーのエクスカリバーでした。
チャンスをモノにできず代償として強力な宝具である神威の車輪を失ってしまった征服王。
あるいはここでセイバーが更に挑んできたとしたらまた別の未来もあったのかもしれない。
だが騎士王は去り、征服王は王の軍勢を温存することになった。
Zeroを追いかけていた頃はまさかこれが最後の邂逅になるとは思わなかった。
SNにおける4次の設定解説でもっと違う戦場を予想してたんですよね。
例えば、騎士王、征服王、英雄王の力がそれぞれ10とする。
騎士王と征服王がぶつかり二人の力が5になる。
そのあとに征服王と英雄王がぶつかり、征服王は消えてしまい英雄王の力は5になる。
最後に騎士王と英雄王がぶつかってドローゲームみたいな。
Zeroが無かった頃は征服王による二次創作がいくつかあったのが懐かしい思い出。
そんな征服王がZeroを経て今ではグランドオーダーでショタになってたりする。
まさかのエルメロイⅡ世までサーヴァントとして登場するし予想外すぎて楽しい。
筋骨隆々のイスカンダルが実装される日も今から楽しみでならない。
ところでイスカンダルのレアリティはいくつになるのだろうか。
個人的には✩5のが嬉しいがはてさて。
いきなり現れたセイバーによくわからんが手間が省けたと勝負に応じたイスカンダル。
それに対して逃走中だと誤解していたイスカンダルの堂々たる態度に違和感を覚えるセイバー。
アイリスフィールの誘拐はマスターであるウェイバーの思惑なのではと考えるのも無理はないか。
それにしてもウェイバーくん誤解されすぎである。
いざ勝負の前にセイバーさんのバイクはもはや分解寸前危機にあった。
市内からこの峠までトップスピード減速なしで駆け抜けてきましたからね。
メーターを見るに300キロ近いスピードをずっと維持していた模様。
そりゃ知識としてバイクを知っているウェイバーも「あれがバイク?」って半信半疑にもなるさね。
だがセイバーの判断によりV-MAXは更なる力を見せつける。
変身V-MAXかっこいい
先端は鏃でトータルイメージは鮫というこのデザイン。
セイバーさんもそれに相応しき機動でもって更に加速。
敵の攻撃も突き進み突破するのみである。
セイバーのその勇姿にイスカンダルもノリノリで攻撃を仕掛ける…道路やら壁面やら切り崩して。
言峰さん後始末頑張ってネ。
戦いは地上での競い合いから真っ向勝負へ。
山の中の峠で一直線に向かい合うこの戦場。誰が見てもエクスカリバーの独壇場である。
ウェイバーもそれをわかっているから顔色が悪い。
しかし征服王はやるき満々
必勝を差し置いて無茶な勝負を挑む。
あえてこの状態からセイバーを完敗させたいという征服王の矜持である。
それもこれもセイバーさんを配下に加えたいからなのさ。
ウェイバーはそうまでしてあのセイバーが欲しいのかって言ってますけれど
FGOのサービスが開始した今ならイスカンダルの気持ちがわかる人がたくさん居るであろう。
イスカンダルの口から五分の勝率と告げられたこの博打。
ウェイバーもこのチャンスをモノにするなら今しかないと征服王に全てを委ねる。
自分の目算でもなく数字の上での勝算でもなく、イスカンダルの闘志に賭けたのだ。
まったくこの主従はホントにZeroの中でも一際熱い繋がりだぜ。
だが五分の勝率、言い換えれば敗北も五分。
コインの表と裏のように勝負と運命はどちらに転ぶかわからない。
勝負を制したのはセイバーのエクスカリバーでした。
チャンスをモノにできず代償として強力な宝具である神威の車輪を失ってしまった征服王。
あるいはここでセイバーが更に挑んできたとしたらまた別の未来もあったのかもしれない。
だが騎士王は去り、征服王は王の軍勢を温存することになった。
Zeroを追いかけていた頃はまさかこれが最後の邂逅になるとは思わなかった。
SNにおける4次の設定解説でもっと違う戦場を予想してたんですよね。
例えば、騎士王、征服王、英雄王の力がそれぞれ10とする。
騎士王と征服王がぶつかり二人の力が5になる。
そのあとに征服王と英雄王がぶつかり、征服王は消えてしまい英雄王の力は5になる。
最後に騎士王と英雄王がぶつかってドローゲームみたいな。
Zeroが無かった頃は征服王による二次創作がいくつかあったのが懐かしい思い出。
そんな征服王がZeroを経て今ではグランドオーダーでショタになってたりする。
まさかのエルメロイⅡ世までサーヴァントとして登場するし予想外すぎて楽しい。
筋骨隆々のイスカンダルが実装される日も今から楽しみでならない。
ところでイスカンダルのレアリティはいくつになるのだろうか。
個人的には✩5のが嬉しいがはてさて。
ヤングエース2015年8月号より
舞弥と切嗣の出会い。
ナパーム弾と硝煙の洗礼の中で二人は出会いました。
命だけしか救えずに心が死んでしまっていた少女。
切嗣は道具は多いに越したことはないと彼女に舞弥という名前を与え、今日まで使ってきた。
彼女を使い捨てることで救える命が増えるのならそれはむしろ望ましいと。
だからこういった結末も予期していたこと、遠からず舞弥さんが死ぬことも理解していたのだ。
なのに、いざ舞弥が使命を終えようとするその場に立ち会うと涙が溢れてしまう衛宮切嗣。
皮肉にも涙は奥さんのために取っておいてという舞弥さんの言葉もまた単なる道具ではありえない。
違う生き方があったのではないかと切嗣も心の中で独白するもすべてが遅い。
致命的に間違ってしまった二人はもはや行く道を行くだけである。
そして舞弥の道はここまで。切嗣が立ち上がって進む決意を見届けて彼女は逝く。
…うむ、真面目なシーンなのだが番外編を思い出してちょっと笑いそうになった管理人を許して欲しい。
一方、舞弥さんを手にかけアイリさんを攫った下手人を追いかけているつもりのセイバーさん。
いつの間にか相手がすり替わっていることに気づかずに征服王へと迫る。
このバイクは元々が物凄い性能だが作中ではさらにとんでもない改造が施されています。
原作では詳しく解説されているけど一言でいえばサーヴァントにしか運用は無理というシロモノ。
このバイクを乗り回すセイバーがまじでかっこいい。
>真じろう「バイク描くのしんどいです」
がんばれ先生!まだセイバーさんのバイクは第二形態を残しているぞ!
そして事情も分からずにイスカンダルはセイバーの挑戦を受けて立つ。
こうしてすれ違いのまま征服王と騎士王の戦いのカードが成立してしまう。
真犯人からすれば何かの後押しを受けたんじゃないかってくらいの幸運な状況の出来上がりである。
思えば時臣さんに会いにいった時から彼には運命が味方していたのかもしれない。
ここで種明かし、真犯人は言峰さんと雁夜の二人でした。
いつの間にか共同戦線を張っていたが、これほど協力関係に見えない組み合わせも珍しい。
雁夜にしてみても胡散臭いのは承知の上。気前よく令呪をくれてもなお信用できない。
だがそれでも雁夜にとってみれば旨味がある。時臣を処断するという旨味が。
聖杯を譲り渡すと言われてもやはり気になるのは時臣さんを罠にかける段取りなのだ。
それにしてもこの神父、ニヤニヤしすぎである
キレイスマイル再び
管理人の第六感がこいつは危険なやつだと告げている!
こんな笑顔をする男が色々と親切にしてきたら貴方は信用できますか?
雁夜も胡乱な目でそれを見つつも、わりと的確な評価をしているのである。
しかし時臣と決着をつけるためにあえて協力する勇気!
雁夜おじさんも体はボロボロで身内も信用できないしで必死なんですよ。
信用できない雁夜おじさんの身内が登場。
雁夜と違って油断ならない文字通りの妖怪なので言峰も顔から笑が消え失せる。
数百年の年季もあって言峰の思惑もだいたいお見通しである。
まだ青いとはいえ実力ある代行者をも手玉に取るその姿は怪物である。
HFルート劇場版ではそんな妖怪爺の活躍が余すことなく見れるよ!
らしくなく言峰さんも行き場を失った黒鍵で八つ当たり。
二人にまつわる話はZeroにおいてはこの意味ありげな出会いでおしまい。
アニメから入った人は「あれなんだったんだろう?」と首をかしげたのか気になるところである。
言峰さんと間桐臓硯が再び相まみえるのはやはりHFルートの話である。
HFルートの劇場版では言峰さんの活躍からも目が離せない。
というわけでみんなも見よう劇場版『Fate/stay night[Heaven's Feel]』
真じろう先生(また)伝説をつくる
TYPE‐MOONエースVOL.10より
首尾よく時臣さんをアゾッた直後のお話。
遺体は袋詰めされているのだが、そんな状態でも優雅アピールするスタイルにはもう笑うしかない。
その遺体の前で預金通帳を確認して良い酒でも買ってこようなんて言える言峰さんマジ外道神父。
そんな言峰さん見てギルガメッシュも急に変わりすぎじゃないかって突っ込む。
だが言峰さんによればよく考えれば過去に無意識ではあるが、そういう行動していたというのだ。
無意識に凛ちゃんピンポイント
おはようからお休みまで悪質なイタズラしててストーカーだこれ!
わざわざ学校にまで出向いて仕掛けるあたりどう見ても無意識ではないw
ギルガメッシュにもそのへん突っ込まれてるが日常の習慣だという。
これは凛ちゃんに嫌われるのもやむなし。
そこで己と向き合った言峰さんは改めて自分と同種の人間だと思っている切嗣さんのことを考える。
>衛宮切嗣が私と同種の人間だとすると
>あの女たちは被虐性欲の変態メス豚どもであり
>アインツベルンの森での不可解な行動は快楽目的でもあったと
>そして女たちの主である衛宮切嗣は異常な性的倒錯者であると結論せざるを得ない
>私はそこまで歪んだ人間ではない
ツッコミどころ多すぎるんだが!
そしてイメージのせいで全部吹っ飛んだ
言峰さんハーブか何かやつておられる?
なんというか下手しなくとも実用性ありそうというか、R18というか、下は見せられないよ!
下はどうなってるのかって?
うーんとね。大事なところが丸出しで、亀甲縛りで、三角木馬、鎖に繋がれた手と首輪と、鞭かなあ。
あれれーおかしいなー。管理人はいつの間にか鬼畜系のソリッドブックの一幕を見せられてるぞう。
うん、もうね。アウトだよ!
当の切嗣さんはまた暴走してた。
クスリ欲しさに令呪を使ってセイバーに用意させようか一考するあたり錯乱しているとしか思えぬ。
もうアンフェタミンでも誤魔化しきれない疲労が蓄積してますよねこれ。
もうおとなしく休め!ぐっすり眠ってしまうんだ切嗣!
オチはまたバリ~ン!って服が脱げる切嗣さん。
ブチキレて「お前に正義の味方になる資格はねえぇぇ!!」って叫ぶ舞弥さんに笑ったw
舞弥さんに起源弾をブチ込まれる切嗣さんが見れるのは真じろうさんのコミカライズだけ!?
というわけで作者の言によると優雅な番外編でした。
真じろうさんが番外編で描く斜め上にヒドイ話を見るのがもはや楽しみになっている。
遺体は袋詰めされているのだが、そんな状態でも優雅アピールするスタイルにはもう笑うしかない。
その遺体の前で預金通帳を確認して良い酒でも買ってこようなんて言える言峰さんマジ外道神父。
そんな言峰さん見てギルガメッシュも急に変わりすぎじゃないかって突っ込む。
だが言峰さんによればよく考えれば過去に無意識ではあるが、そういう行動していたというのだ。
無意識に凛ちゃんピンポイント
おはようからお休みまで悪質なイタズラしててストーカーだこれ!
わざわざ学校にまで出向いて仕掛けるあたりどう見ても無意識ではないw
ギルガメッシュにもそのへん突っ込まれてるが日常の習慣だという。
これは凛ちゃんに嫌われるのもやむなし。
そこで己と向き合った言峰さんは改めて自分と同種の人間だと思っている切嗣さんのことを考える。
>衛宮切嗣が私と同種の人間だとすると
>あの女たちは被虐性欲の変態メス豚どもであり
>アインツベルンの森での不可解な行動は快楽目的でもあったと
>そして女たちの主である衛宮切嗣は異常な性的倒錯者であると結論せざるを得ない
>私はそこまで歪んだ人間ではない
ツッコミどころ多すぎるんだが!
そしてイメージのせいで全部吹っ飛んだ
言峰さんハーブか何かやつておられる?
なんというか下手しなくとも実用性ありそうというか、R18というか、下は見せられないよ!
下はどうなってるのかって?
うーんとね。大事なところが丸出しで、亀甲縛りで、三角木馬、鎖に繋がれた手と首輪と、鞭かなあ。
あれれーおかしいなー。管理人はいつの間にか鬼畜系のソリッドブックの一幕を見せられてるぞう。
tkb消しにモザイクはダメなんや。
— 真じろう (@sinjiro4649) 2015, 7月 1
うん、もうね。アウトだよ!
当の切嗣さんはまた暴走してた。
クスリ欲しさに令呪を使ってセイバーに用意させようか一考するあたり錯乱しているとしか思えぬ。
もうアンフェタミンでも誤魔化しきれない疲労が蓄積してますよねこれ。
もうおとなしく休め!ぐっすり眠ってしまうんだ切嗣!
オチはまたバリ~ン!って服が脱げる切嗣さん。
ブチキレて「お前に正義の味方になる資格はねえぇぇ!!」って叫ぶ舞弥さんに笑ったw
舞弥さんに起源弾をブチ込まれる切嗣さんが見れるのは真じろうさんのコミカライズだけ!?
【宣伝】本日発売のTYPE-MOONエースでzero番外編描いてます。いつも寛大なタイプムーンさんに、修正指示を何箇所か頂いてしまいました。その分、優雅な内容になったと思います。よろしくお願いします。
— 真じろう (@sinjiro4649) 2015, 7月 1
というわけで作者の言によると優雅な番外編でした。
真じろうさんが番外編で描く斜め上にヒドイ話を見るのがもはや楽しみになっている。
ヤングエース2015年7月号より
イスカンダルと決着を付けに来たセイバー主従。
とはいえ仲良く連れ立ってやって来たわけではない。
セイバーは正面からの戦いを望むし、切嗣は相変わらずのマスター狙い。
しかし残念ながら偶然に助けられてウェイバーは不在である。
イスカンダルが逃げるわけはない、入れ違いになったのだろうと相手の帰宅を待つセイバー
このタイミングで不在、ウェイバーはこちらの動きを察知して逃げたのだろうと考察する切嗣。
こうまで目的と思考が真逆だともう逆に清々しくて笑うしかない。
切嗣の頭の中のウェイバー・ベルベット。誰だこれ
もはや切嗣の中ではイスカンダルのマスターは切嗣を出し抜いて逃走した可能性が高い扱い。
しかも民家を拠点にしたのはケイネスや御三家をも上回る策略家だからであり
マッケンジー夫妻を人質にしても動揺などしない冷徹な判断ができる魔術師となっていた。
こんなマスター知らないよ!なんですかこの悪そうな顔したウェイバーは!
それもこれも切嗣はウェイバーを直接は知らず、偶然が重なったのが悪い。
舞弥さんの昔話。実は彼女は母親だったのである。
初潮が来たばかりの頃に色々されて出産経験があるというくだり。
父親も不明、子供も名前を付ける暇も無く兵士にさせられて生死不明とかいつ聞いてもヘビー。
こんなのは珍しくないという舞弥さんの言葉も世界にある闇の深さを感じさせます。
そしてそんな世界の闇を見ることなくアインツベルン城で暮らしていたアイリさんが羨ましい。
こんな世界を何とかしてくれるなら自分は切嗣に使い捨てられてもいいのだと舞弥は語ります。
そんな舞弥さんに全てが終わった後について話すアイリさん。
自分は生き残ることを考えておらず、また生きる理由がないという舞弥。
そこへ、生き別れた貴女の子供を捜すべきだとアイリさんの助言。
アイリさんは自分の未来そのものであるイリヤを聖杯戦争に巻き込まないために戦ってますが
つまりこれ舞弥さんにも未来を与えようとしているんですよね。
未来が本当に平和な世界になっても自分はそこで生きられないというのに。アイリさんマジ聖母。
そんな二人の居る土蔵を襲う何者か。鉄扉を破壊して現れたのはライダーの姿。
アニメではキャレコを構えつつ舞弥が携帯で連絡するという描写でしたが。
コミカライズは原作と同じで呪的処置を施した毛髪によって危機を知らせてくれます。
どういう仕組みかというと、対象の魔術回路が停滞(生命の危機)に陥ると毛髪が燃焼。
これを皮膚の下に仕込んでおけば激痛で相手のピンチがわかるという仕組みである。
切嗣と舞弥はお互いに呪的処置を施した毛髪を交換して仕込んでいるのである。
切嗣の即座の令呪使用の判断によりかけつけたセイバー。
しかしアイリさんは攫われ、舞弥は瀕死と後手に回る。
征服王がまさかこんな事をと疑うセイバーですがアイリを抱える後姿は確かに征服王のもの。
下手人の姿を捉えたセイバーはV-MAXを駆り疾走するのであった。
切嗣さん後手に回るの巻でした。
いちばん情報を持っているあの男にまんまと出し抜かれたというわけですね。
時臣さんが生きてたら騎士王vs征服王を高みの見物してたのでしょうが
事情が変わって動くはずのない奴らが動いた。まったく聖杯戦争は怖いぜ。
切嗣とアイリさんの別れのシーン。
お互いに、こうなるのは納得の上で聖杯戦争に挑んだ夫婦。
前回で二人の馴れ初めをコミカライズした後なので覚悟がわかりやすいですね。
アイリさんも自分が取りこぼした幸せはイリヤが受け取ってくれると信じています。
切嗣がイリヤを日本に連れてきて色々なものを見せてあげてくれると。
第四次聖杯戦争の後にアイリさんとの約束を果たそうと切嗣も頑張ったんですけど…おのれアハト。
別れを済ませたら切嗣の表情は魔術師殺しとして活動していた頃に戻る。
今日中にライダーのマスターを仕留めると舞弥さんに告げていざ魔術師殺しは出陣する。
そんな危険な男に狙われたウェイバー君はイスカンダルの魔力を回復させるために森の中。
イスカンダルを最初に召喚したこの場所は敵対者は誰も知らないスポットである。
よってウェイバー君は無自覚に切嗣の手から逃れることに成功したのである。なんという幸運。
厄介なアサシンも退場した今、誰にも邪魔されずに魔力の回復に専念できるというわけである。
しかし一流のマスターであればこんな面倒な事をしなくても魔力は賄える。
イスカンダルにまで気遣われては、ウェイバーも力不足をいやがおうでも自覚しなければならない。
しかしそんなマスターに対して自分の生前を例に出して嗜めるサーヴァント。
対して弱気なイスカンダルなど見たくないと思うウェイバーは既に相当な信頼をしています。
力不足のマスターに規格外のサーヴァントという組み合わせだけ見れば不釣り合いですが
ウェイバーとイスカンダルの関係はこの上なく相性が良いものですよね。
人間関係の妙が面白いのが聖杯戦争の醍醐味である。
そして戦いを前にして退場するマスターが一人。
って言峰さんなに震えてるんですかw
時臣さんは真面目に感謝と信頼の言葉を紡いでいるのに笑いを堪えるのに必死かこやつめハハハ。
言峰の人格をベタ褒めする時臣さんに対して凛も思わず変な声。
これ、凛はしたない。そのような振る舞いはお父様のように優雅ではありませんよ(葵さん並感)
この後、数年にわたって父親が褒める素敵な人格の兄弟子と付き合う凛ちゃんなのであった。
時臣さん、もしも自分が亡くなった時の備えも万全。
これで安心して戦いに挑めると顔もきりっと引き締まる。
ついでに背後への備えも万全だったのなら違う未来もあったのだろうか。
家族同様に信頼する相手の前では引き締めも多少は緩むから仕方ないのかもね。
もしもって今さ
覚悟を決めた瞬間に背後から刺されるとか、聖杯戦争ってばホント何が起こるかわからないのだ。
ちなみにアゾられた場所はアニメとは違って心臓である。原作再現である。
>友愛と信任の証たるアゾット剣の切っ先は、肋骨の隙間から滑らかに侵入し、
>心臓の真ん中を突き破っていた。
>修練を積んだ代行者ならではの正確無比な刺突であった。
>殺意も、なんの予兆もなく、刺された時臣自身でさえも、
>胸の激痛がなにを意味するのか咄嗟に理解できなかっただろう。
原作本文より。見事なまでの原作再現である。
しかもわざわざスケスケにして読者にわかりやすく伝えているあたりに、相当なこだわりを感じるw
魔術刻印には自動治癒なんてのもあるから、それを考慮して一発で仕留めたというわけさ。
ちなみに、まほよの青子のような天才は致命傷からでも刻印の力で強引に蘇生可能だったりする。
キレイスマイル
たった今、心臓の真ん中を突き刺したばかりとは思えないこの表情。
ちなみに原作では晴れやかな笑顔となっているのでこれも原作再現である。
そりゃ時臣さんも何が起こったか理解できずに逝くよねー。
そして静かに交わされる最悪の契約。
もはや仁義や道徳とは無縁な道を歩き始めた言峰さんを止める者はいない。
というわけで時臣さんの最期が全て持っていったお話でした。
特に心臓を刺したというのをこれでもかってくらい印象付けてますよ。
時臣さんのファンからすれば重要なシーンなのでこれで安心?
本編ではこれで退場ですが、まだ番外編で大活躍する可能性だってありますよ。
時臣さんのファンもまだまだ真じろう先生のコミックから目が離せませんよ!
切嗣が初めて対面したアイリさんは感情もなく、眼差しも虚ろなホムンクルスでした。
それは切嗣が言葉が通じるのか訝しむほどに人間らしくないものだったようで
話しかける内容も、アイリさんの返答への対応も冷たいどころの話ではない。
それにしても「驚いた声も出せるのか」ってひどくないかねw
使い物になるのかどうか試してやると言って地に這わせ銃を突きつけるんだもの。
だが逆にその道具が喋っているかのような様子に切嗣のほうが戸惑っているぞ。
どうにも納得がいかずにアハト翁に直談判。
聖杯の器に自衛手段持たせるなら人型じゃなくてドーベルマンとかカラスでいいじゃんとは切嗣の言。
これにはさすがのアハト翁も発送が野蛮すぎるとまで言っておりますよ。
まあホムンクルスの力量から考えればアハト翁の判断のが正しい気もする。
だが人のこと野蛮とか言っといてアハト翁はとんでもないことを始める。
切嗣を納得させるためにアイリさんを全裸で極寒の吹雪の中に放置したというのだ。
さらに飢えた狼に怨霊どもに襲われてなお生還できれば切嗣も納得するだろうと言いますが
納得どころか正気の沙汰じゃないとアイリさんを助けるために城を飛び出してしまいましたよ。
まったくアハト翁のほうがよっぽど野蛮だよね。
でもこれが切嗣とアイリさんの仲の進展に一役買ったのだとしたら複雑である。
そして今度は助け出したアイリさんが切嗣の頭を痛める。
こんな目にあっても恨み言の一つも出てこない、要は怒りの感情がないのだ。
そんなアイリさんを見て切嗣はいつしかアイリさんに感情のなんたるかを説いていた。
人間は理屈だけで戦うものではないが、このアイリさんにはイマイチ理解しかねるようだ。
まずは戦略の幅を広げるためという言葉で関心を誘い喜怒哀楽を教え込むことになる。
それにしても切嗣も聖杯戦争のために呼ばれて感情を教えることになるとは思わなかっただろうて。
しばらくするとそこには感情が豊かになったアイリさんが居た。
まだちょっと丁寧なところがあるけど楽しそうな姿はみんなの知るアイリさんである。
今までわからなかったことも理解できるようになり、今度はアイリさんが切嗣へ反撃する。
教育の意図も切嗣の生きてきた人生もあっさりと看破ですよ。
感情を殺し機械であり続けた切嗣が、人間に憧れるホムンクルスの言葉で動揺しているではないか。
アイリさん攻める
今度は愛について勉強しようというということで、もちろん対象は衛宮切嗣。
切嗣さん滅茶苦茶動揺してるじゃないですかw
でもまあ、とりあえず教えてやるという流れになり…
何を教えているのか
まさかのベッドシーンだよアイリさんの艶姿とか見せられると思わなかったよ!
前後のシーンの切嗣と腕組んで散歩しているアイリさんが幸せそうでもうね。
次のページの切嗣さんネガティブになってるのは賢者モードかなにかですか。
この期に及んで僕たちは愛し合うことは不可能だときましたよ。
要約すると僕たちには救いも希望も未来もないという話。
特にアイリさんは使命のために滅びの結末が待ってますからね。
そこでアイリさんは言いました。未来がないのなら新しく創ればいいのだと。
希望と未来を託せる命を、平たく言えば子作りである。
切嗣はとうとうアイリさんに敵わないことを認めて受け入れるのであった。
相手を殺すための戦闘力をホムンクルスに求めた切嗣だが
結果的には新しい命を創りだす女性と寄り添うようになったというわけだ。
こうして切嗣とアイリさんの希望を受け継ぐイリヤは誕生した。
愛娘を見守る二人はもう紛れもなく夫婦ですね。
なんて素晴らしい光と希望に満ちた光景だろうか。
末永く続いて欲しい幸せだが、待ち受けるのは聖杯戦争なんですよねー。
待ち受ける運命があまりにも過酷すぎるのでイリヤルートください。
切嗣とアイリさんが初めて出会いから愛し合うまでのおはなしでした。
ブルーレイBOXにも特典のドラマCDとしてついてきたあのお話を見事にコミカライズ。
Zeroの2ndシーズンでもEDに流れるイラストで描写してましたね。
まさかここをコミカライズ本編でやってくれるとは思わなかったので驚きましたよ。
愛しくて大切な家族を選べない天秤を持つ不幸
ジャンボジェットが空飛ぶ死都になったことに対してお互いに全力を尽くす切嗣とナタリア。
ナタリアはどんなことをしても自分が生き残るために
一方の切嗣はこれ以上の犠牲者が出ないように
被害状況を聞いた切嗣は悔しそうにタバコを握る潰すも腹を決めて行動に移る。
ナタリアが300人の屍食鬼をすべて処分する手段を持っていたらまたこの後の展開は違ってたかもしれない。
運命のその時までナタリアの話し相手になる切嗣だが、二人が過ごした思い出の光景がもうね。
二人で買い物、不味いコーヒーへの文句、ナタリアのお下がり?と思われるサイズのあってない服。
ああ、これは間違いなく家族だ
やめてくださいこの回想見てると切なくなります。
そんな本当に家族と思っているナタリアの生還の芽を潰そうとする切嗣。
彼女を殺したくない、生き残って欲しいと思う気持ちは本物なのにそんなことができる矛盾。
全ては最悪の事態、ナタリアが飛行機を着陸させた際に解き放たれる亡者のことを考えてのことである。
普通の人間なら情に流され目が曇り、事実から目をそらして別の可能性をと悪あがきするものだが
既に切嗣にはそんなことさえできない。
ナタリアも話の中で切嗣の素質について言及してましたね。
素質に沿った生業を選ぶってのが、必ずしも幸せなことだとは限らない。
才能はある一線を越えると、意思や感情お構いなしに人生の道筋を決めちまう。
“何をしたいか” を考えずに、 “何をすべきか” だけで動くようになったらね人間はオシマイなんだと。
もはや切嗣にとっては手遅れにも等しい言葉。
自分は人間なのかと自問自答しながらもその手は淡々と動くばかりである。
ついにナタリアを手にかけてしまった切嗣。
その最期の姿の描写はアニメ版と同じく爆炎の中に散っていく姿。
こうなることを予期していたかのように、口元に小さな笑みを浮かべてるところまで同じですが。
コミカライズ版では最後の言葉までも追加されてました。
切嗣がヒトの生き様とは程遠いただの機械となる道を選んだ事を知ってから逝ってしまうわけです。
これは個人的にかなり良いアレンジでした。
切嗣とナタリアはお互い長く過ごした家族であるのならば
ナタリアは切嗣のことをそれくらい知っているハズという思いがありますからね。
指先と心を切り離して行動できるとはいえ、感情がなくなったわけではない。
失ってしまった母親だと思っていた相手にもう一度会いたいという願いと
これで正しいという判断と思いがせめぎ合って泣き叫ぶその姿は痛ましすぎる。
この絵だけとってみても一言では言い表せない感情の発露を感じられて凄まじい。
この見るに堪えない切嗣のシーンを真じろうさん見事にコミカライズしてくれましたね。
かくて少年の揺るがざる道は定まった。
すべてが報われるその日まで戦い続ける。
憎み呪いながらも胸に宿る理想に従い続けた切嗣は今に至る。
もはや枯れ果てたような男の姿がそこにはあったが、まだ切嗣にも涙はある。
すべてが報われるその日はあまりにも遠い、遠すぎる。
絵も内容もアレンジも素晴らしかった。
特にナタリアと切嗣の家族関係が強調されてたのが良かった。
期待はありましたけどまさかここまで濃いものになってるとは驚きです。