友だちＡの誕生日、長い付き合いのオタ友達がお祝いしてくれた。
みんなで美味しいもの食べて飲んで、それからカラオケ行ってアニソン歌いまくり。
楽しい時を過ごしてカラオケ店を出て帰り道に着いたとき、プレゼントの袋一つ忘れてきたのに気付いた。
それ今はもう解散したサークルの同人誌を、オタ友達がだらけや古本屋回って探してくれたんだ。
急いで友達と引き返して店員に聞いてみたら、「忘れ物はありませんでした」って言われた。
部屋は空いていたのでもう一度一緒に見に行ったけど無い。
店を出てから気付いて引き返すまで10分そこそこだから、どう考えてもおかしい。
後片付けした店員を呼んで貰って話を聞いたけど
「そんなもの見なかった。 勘違いじゃないですか？中身は何ですかと逆に聞かれた」

流石に18禁同人誌とは言えず困っていると、私が出てきて堂々と答えた。
「珍品の古書です。非常に価値が有るんです。海外のオークションに出したら、
確実に一冊100万以上は付きますよ。見つからないならこのまま警察に・・・」

そこで片づけを担当した店員がプーッと噴き出した。
「100万！ヱロ同人誌でそれは無いｗアホだアホｗ」みたいな事を言いながら、
笑い転げてその場にしゃがみこんでしまった。