493 :伝説の鬼女 ~修羅場・キチママ・生活まとめ~ 2019/03/07(木) 18:01:45 ID:99E
もう時効だと思うので書いてみる。長文失礼。
教育大学で仲良くしてた女子が2人いた。
彼女らはどちらも教師を目指していたけど、仕事に向かう姿勢が正反対だった。
1人は、子どもラブ超大好き・子どもの可能忄生を信じる・教職やれるならたとえ給料なんてなくてもいいわ、という、やる気と熱意にあふれた子(仮に熱子)。
在学中も子どもに関わるボランティアに精を出してたし、全力で子どもと遊び、どの子にも優しかった。
もう1人は、子ども好きじゃない・子どもなんて大人がいなけりゃなんも出来ないお荷物・ぶっちゃけ教職やるのは金のため、という、守銭奴を公言してはばからない冷めた子(冷子)。
実習で子どもと接しても、どこか冷めていて、めんどくさそうに適当に遊んであげてた。
だから、熱子は絶対いい先生になると誰もが思ったし、反対に冷子は教師にならないほうがいいのでは、みたいな雰囲気だった。
その後、二人はそろって念願の小学校教師になった。
私は若干畑違いだけど、色々な小学校に関わる立場の仕事についた。
そしたら二人の評判が聞こえてきた。
冷たい厳しい先生になるんだろうな、と思われた冷子。
彼女自身は相変わらず面倒くさがりで、「子どもはなんもできないお荷物」って考え方。
でも、だからこそ、「どうせなんも出来ないんだから面倒くさくないように二重三重に予防線をはる」ってことをしていた。
例えば、一年生が初めて図工でハサミを使うとしたら、
どうせうまく紙を切れないだろう→あらかじめ切る線を見やすく紙に印刷
どうせ怪我するやつもいるだろう→補助の先生を呼んでおく。絆創膏も用意
どうせまったくハサミを使えないやつもいるだろう→最悪切れない子はちぎり絵で作品にしても可
みたいに、フォロー体制が万全だった。
結果的に、図工苦手な子もそれなりの作品をしあげるから、子どもたち自身大満足だし、どうせ出来ないと思ってた分、冷子は「え、みんな出来たの!?すごい!!絶対無理だと思ってた!君たち天才か!?」と子どもらをべた褒め。
どの教科でも同じく、万全フォロー&ちょっとでも出来たらべた褒めなので、冷子のクラスの子は自信をつけ、何に対しても積極的になり成績もグングン伸びていった。
手のかかる子どもに対しても、「もらってる金の分きちんと仕事はする」と言って、冷静かつ根気強く接してた。
おかげで問題行動も改善し、保護者からの信頼度も抜群に。
一方の熱子。
「子どもの可能忄生を信じる」彼女は、「君たちならこれくらい出来るって信じてる!」と、どう考えても無理な課題を丸投げするように。さっきの図工の例だと、
うまく紙を切れるって信じてる→得意な子以外、何をどう切っていいか分からず適当に切り刻む
ハサミの扱いくらい身に付いてるって信じてる→指先を切る怪我多発、補助の先生もいないからカオスに
素晴らしい作品が出来るって信じてる→出来てない
と、惨憺たる結果で、熱子は爆発。
「先生は君たちを信じてるんだよ!?やれば出来るんだって!だからふざけてないで、ちゃんとやりなさい!!」
ヒステリーにわめくけど、具体的な指導やフォロー体制がないから、出来る子だけがほめられ、出来ない子は置いてけぼり。
さらに熱子は子ども好きだけど、好きすぎて、悪いことをした子をろくに叱らずにいた。
当然、ずる賢い子がクラスでのさばる。
手のかかる子どもについても、「君は本当はいい子だって信じてるよ」と言って、対策を何もとらないから、もめ事ばかり起こって保護者から苦情が杀殳到。
「私はこんなに一生懸命やってるのに!」って職員室で泣く熱子ばかり見るようになった。
結局、熱子はいわく付きの教師として有名に。
一方の冷子は、有能な教師として評判になっていった。
大学時代の予想と真逆になったのが衝撃。
どんな人がいい先生になるのか、分からないものだね。
教育大学で仲良くしてた女子が2人いた。
彼女らはどちらも教師を目指していたけど、仕事に向かう姿勢が正反対だった。
1人は、子どもラブ超大好き・子どもの可能忄生を信じる・教職やれるならたとえ給料なんてなくてもいいわ、という、やる気と熱意にあふれた子(仮に熱子)。
在学中も子どもに関わるボランティアに精を出してたし、全力で子どもと遊び、どの子にも優しかった。
もう1人は、子ども好きじゃない・子どもなんて大人がいなけりゃなんも出来ないお荷物・ぶっちゃけ教職やるのは金のため、という、守銭奴を公言してはばからない冷めた子(冷子)。
実習で子どもと接しても、どこか冷めていて、めんどくさそうに適当に遊んであげてた。
だから、熱子は絶対いい先生になると誰もが思ったし、反対に冷子は教師にならないほうがいいのでは、みたいな雰囲気だった。
その後、二人はそろって念願の小学校教師になった。
私は若干畑違いだけど、色々な小学校に関わる立場の仕事についた。
そしたら二人の評判が聞こえてきた。
冷たい厳しい先生になるんだろうな、と思われた冷子。
彼女自身は相変わらず面倒くさがりで、「子どもはなんもできないお荷物」って考え方。
でも、だからこそ、「どうせなんも出来ないんだから面倒くさくないように二重三重に予防線をはる」ってことをしていた。
例えば、一年生が初めて図工でハサミを使うとしたら、
どうせうまく紙を切れないだろう→あらかじめ切る線を見やすく紙に印刷
どうせ怪我するやつもいるだろう→補助の先生を呼んでおく。絆創膏も用意
どうせまったくハサミを使えないやつもいるだろう→最悪切れない子はちぎり絵で作品にしても可
みたいに、フォロー体制が万全だった。
結果的に、図工苦手な子もそれなりの作品をしあげるから、子どもたち自身大満足だし、どうせ出来ないと思ってた分、冷子は「え、みんな出来たの!?すごい!!絶対無理だと思ってた!君たち天才か!?」と子どもらをべた褒め。
どの教科でも同じく、万全フォロー&ちょっとでも出来たらべた褒めなので、冷子のクラスの子は自信をつけ、何に対しても積極的になり成績もグングン伸びていった。
手のかかる子どもに対しても、「もらってる金の分きちんと仕事はする」と言って、冷静かつ根気強く接してた。
おかげで問題行動も改善し、保護者からの信頼度も抜群に。
一方の熱子。
「子どもの可能忄生を信じる」彼女は、「君たちならこれくらい出来るって信じてる!」と、どう考えても無理な課題を丸投げするように。さっきの図工の例だと、
うまく紙を切れるって信じてる→得意な子以外、何をどう切っていいか分からず適当に切り刻む
ハサミの扱いくらい身に付いてるって信じてる→指先を切る怪我多発、補助の先生もいないからカオスに
素晴らしい作品が出来るって信じてる→出来てない
と、惨憺たる結果で、熱子は爆発。
「先生は君たちを信じてるんだよ!?やれば出来るんだって!だからふざけてないで、ちゃんとやりなさい!!」
ヒステリーにわめくけど、具体的な指導やフォロー体制がないから、出来る子だけがほめられ、出来ない子は置いてけぼり。
さらに熱子は子ども好きだけど、好きすぎて、悪いことをした子をろくに叱らずにいた。
当然、ずる賢い子がクラスでのさばる。
手のかかる子どもについても、「君は本当はいい子だって信じてるよ」と言って、対策を何もとらないから、もめ事ばかり起こって保護者から苦情が杀殳到。
「私はこんなに一生懸命やってるのに!」って職員室で泣く熱子ばかり見るようになった。
結局、熱子はいわく付きの教師として有名に。
一方の冷子は、有能な教師として評判になっていった。
大学時代の予想と真逆になったのが衝撃。
どんな人がいい先生になるのか、分からないものだね。