最近は手の調子も良くて、きょうはモーツァルトK282の練習を1時間くらいやったあとで、1時間くらい遊び弾きをしました。
それもショパンの幻想曲と幻ポロ!
それとベートーヴェン「熱情」3楽章!
難曲ばかり!
もちろん全然スラスラとは弾けないので、何とか弾ける箇所をつっかえながらポツポツと鳴らす程度です。痛めた右手に負担がかかるようなところも沢山ある曲ばかりですが、特に手が痛くなることもなく、大丈夫でした。
手を痛める前は、ツェルニー「毎日の練習曲」を指慣らしに毎日弾いていたのですが、手を痛めてからはそれすら痛くて弾けなくて、スケールやアルペジオも弾けないし、レッスン曲(モーツァルト)だけしか弾いていませんでした。
最近は指慣らしに「ピアノのテクニック」を使用していましたが、ようやく「毎日の練習曲」も以前のように弾けるようになりました!痛くない!
「毎日の練習曲」は1~3番がよく出来ていると思うんですよね。1番はまんべんなく指をほぐしてくれて、2番は半音階、3番はアルペジオの練習になります。たくさんリピートしろって書いてあるけど、4回で十分です。
全部で40曲も入っているけど、全部やらなくていいです。
徐々に手を痛める前の状態に戻りつつありますが、それでもやっぱり指の動きが鈍っていると感じます。ということで、モーツァルトの次にレッスンで見てもらうセヴラックと並行してやる曲、これに決めました。
モシュコフスキー「15の練習曲」!!!
ブラームスとちゃうんかい!
もう少し手が復調しないとモシュコには戻れないと思っていたのですが、右手がオクターブや和音連打でなく、単音で小さい動きをする曲であれば大丈夫そうです。
そこで選んだのは6番。
こんな感じでちょこちょことした動きと半音階の練習かな?
シューマン「ソナタ2番」を弾いていたときに「基礎力が足りない」と感じて始めたモシュコ15なので、できれば完走したいですね。無理っぽい曲もいくつかあるけど。
結局、こういう地味な練習も好きなんですよね~
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2023.09.30 |
| コメント(0) | ピアノのこと
音楽的に弾く方法をネットやyoutubeで収集しています。
これはもう基本のき!
【楽譜に書いてあることをとにかく全部やる】
いまさらですよね~
でも、これが一番難しくないですか?
なぜ難しいのか、理由を考えてみました。
私の場合、まず譜読みのときに楽譜を見ていない。
いや、それは語弊があります。楽譜を見ないと弾けませんから。
正しくは「譜読みのときに音符しか見ていない。」
つまり音の高さ(ドレミ・・・)と音の長さだけ見て、とりあえず曲っぽく弾けるようになることを目指しているのです。
何分の何拍子なのか、何調なのかくらいは最初に見ているかもしれません。でも楽譜にはほかにも沢山のことが書いてあるのです。
・速度記号(リタルダンド・アッチェレなど)
・強弱記号(f・p、<>)
・スラー(これ大事なのに!)
・スタッカート、アクセントなどの記号(見落としがち)
少なくとも、楽譜に書いてあるこれらのことを全部やったら、ちゃんと曲になります。
でも私たちはなんと、これらのことを疎かにしていることでしょう!!!
・・・反省しかありません。
気を取り直して、今後は改善していきましょう。
もうひとつ、楽譜に書いてあることで一番大切なこと、それは音価だと思うんです。
【音価を守る】
これができれば、音楽的な演奏に一番近づくんじゃないかと。
私の悪い癖で、いつも先生に注意されるのですが、楽譜の次の音が気になって、今弾いている鍵盤から指を「ペッ」と離してしまうのです。それが原因で何となく雑な演奏に聴こえてしまう。
そんなに焦らなくても、次の音には十分間に合うのです。次の音が鍵盤上で遠い音だったら、少しくらい間が空いても良いのです。誰も気にしません。
今弾いている音を大切に、音価分きちんと伸ばす。
私はまずここから改善したいと思います。
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2023.09.24 |
| コメント(4) | ピアノのこと
音楽的に弾く方法をネットやyoutubeで収集しています。
今回ご紹介するのは、あるオペラ歌手の方がご自身のyoutubeチャンネルで言われていたこと。
【フレーズの中の一番大事な音に向かっていくように弾く】
そのフレーズの中で強調したい音、大事な音はどれなのか、まず見極める。
一番高い音、一番長い音、調性が変わったように感じる音、必ず頂点となる音があるはず。そこに向かう音楽の流れを作って弾く。
いつも先生に言われていることだな(^^;
それを自分でも出来るようにならないとね。
大事な音を見つけたら、そこに向かって弾くにはテクニックが必要。私は指慣らしに「ピアノのテクニック」という教本を使っています。今までは淡々とただ弾いているだけでしたが、少し工夫をしましょう。
例えば、ハノンの1番と同じ『ドミファソラソファミ レファソラシラソファ』というのがあります。この中で頂点の音は一番高い音です。
『ドミファソラソファミ』の『ラ』の音に向かってクレッシェンドするように弾く。『ラ』の音で少しためてみる、次の『ソファミ』でデクレッシェンドしてもいいし、急にpになるように弾いてもいい。
実際の曲の中では、大事な音にどのように向かうのか、その音のあとはどのように収めるのか、というのは曲想によって様々です。「この音は大切だから、心持ち長めに弾こう」と決めたら、そのように聴こえるように弾く。手を抜かずに。
この教本はリズム変奏の例も書かれています。リズム変奏しながら、同じように抑揚を付けて弾くのは結構難しい。でも実際の曲の中では、こういうことは常に要求されますよね。
今までは指慣らしに使っていた「ピアノのテクニック」、何も考えずにぼーっと鍵盤を叩いているだけでしたが、こうやっていろいろ考えながら弾くと疲れますね~。
でも曲の練習に入る前にほどよく指もほぐれるし、表現の訓練にもなると思うので、毎日の練習の最初にいかがでしょうか。もちろんハノンを使ってもいいですね。
お試しあれ(^_^)/
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2023.09.18 |
| コメント(2) | ピアノのこと
今年の春に運転免許証の更新のために証明写真を撮ったんですよ。いつも利用するのは駅前の写真屋さん。うまいこと補正して、実物の3割増しくらい美女にしてくれるから好き。
私は今まで有名人に似てるとか言われたことがないんですが、その写真を見るたびに思うんです。私、あの英国の大女優に似てる・・・それは誰かというと・・・
ヘレン・ミレン!!!
特にこの「グッドライアー偽りのゲーム」のヘレン・ミレンなのよ~。あつかましすぎる
目と目の間が少し狭いところとか、鼻が大きめのところとか、口を閉じたまま笑った時の口角の上げ具合なんかが、似ているのですよ。と、自分では思う。あとは髪ですね。私はグレイ・ヘアにしているので全体的に白っぽくて、そこがまず似てる。
ヘレン・ミレンは現在78歳。こんな70代になれたら言うことないですね~。
さて、きょうも映画に行ってきました。「午前10時の映画祭」でやっている「ミツバチのささやき」です。若い頃に観たことがあるので、覚えているシーンが多くて懐かしかった。でもそのときは何の映画なのか全然分からなくて「5歳のアナちゃんが可愛いな~」という以上の感想はなかったのですが、これってスペイン内戦に関係している映画なんですね!?
映画本編の前後で町山智浩さんの解説が入るという、大変に親切な作りになっていました。フランコ軍事独裁政権下では検閲が徹底していたから、あからさまな政権批判映画は制作できず、隠喩や暗喩を駆使して表現しているそうなんです。フランコが死んでそのまま表現できるようになってから作られたのがギレルモ・デル・トロ監督の「パンズ・ラビリンス」なんですね~。この2つの映画はテーマが同じなのですね。
これからまた面白そうな映画が目白押し。「福田村事件」はまだまだやってるから焦らなくてもいいとして、知らない間にウェス・アンダーソンの新作が公開されているし、マリオン・コティヤールとメルヴィル・プポーが姉弟役で共演しているやつは絶対見逃したくないし、観る予定はなかったのに「グランツーリスモ」が意外に面白いと評判になっているし、もうすぐ「バッド・ランズ」が始まるし、11月になったらブリジッド・バルドーの「軽蔑」が4K版で上映されるのですよ!これも多分、ずっと前に観たけど全く覚えてない。原作がアルベルト・モラヴィアの小説なんだけど、この人の「金曜日の別荘」という短編集が大好き。文章が美しいのですよ。また読みたくなったけど、もう手元にないからまた買おうかな。ブックオフで買ってブックオフで売った。
あとは「跳んで埼玉Ⅱ」ね。楽しみすぎる。早く観たい。
明日は頑張って2本観てくる予定。それくらいじゃないと観たい映画が消化できない。
あっ、また映画の話になってしまった(;^ω^)
ではでは~(^^)/~~~
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2023.09.16 |
| コメント(6) | 映画のこと
内容的には前記事の補足になります。
私は今まで、新曲に取り組む際にはこの順番で練習してきました。
1.レッスンに持って行けるくらいまで自分で練習する。(ゆっくりつっかえない程度に弾ける状態)
2.先生からの指示を楽譜に書き込んでもらう。
3.指示通りに弾けるように練習する。
4.テンポアップして曲が進んでくると指示が変わる。
(先生)「ここはやっぱりこうしたほうがいいですね~」
5.また指示通りに弾けるように練習する。
(私)「指示が変わった!急に言われてもそのとおり弾けない!難しい!(@_@)」
ある程度「こう弾く」という方針が固まるまで、4・5を繰り返します。レッスン再開して最初のうちは、この作業が辛くて、何度も先生に「もう無理です~(T_T)」と泣きを入れたんですよね。
私もまだ対応力がなくてすぐに出来ないし、いつまで経っても仕上げに近づかないし。ほかにも弾きたい曲がたくさんあるのに、1曲で足踏みしているストレスもありました。
でも前に進んでいないわけじゃなかったんです。先生はこの「指示を変えてやり直させる」というのを、言うなれば「わざと」やっているんです。それは「教本が進んでいるのに、何も出来ない人にならないため」とのこと。同じ曲、同じフレーズを幾通りにも弾けるようになる、表現の仕方をすぐに変更する対応力を付ける、そういう経験を積んで応用力を付けさせる、それが先生の指導方針なんです。
そのことが分かってからは、「やっぱりここはこうしましょう」と真逆の指示を出されても「はいっ!」と言って従っています。すぐに出来なくて「家で練習してきます(^^;」ってなるけど。
さて、今まではここからが最大の課題でした。
先生の指示が最初から一貫して変わらないのであれば、もっと早く弾けるようになっているでしょう。でもいろんな弾き方を経て、最終的に決まった方針どおりに弾けるようにするのは、思いのほか大変です。前の弾き方が癖になって残っていて、無意識に出てしまうこともあるから。
先生の指示は楽譜に書いてあるので、どうしても楽譜をガン見して、頭で「ここは、こう」と考えながら弾いてしまう。その弾き方が体に染み込んで、あまり考えなくても自然に弾けるようになるまで、何度も何度も練習しないといけない。
これにとても時間がかかるのです。しかも先生の指示通りに弾くのに必死で、楽しんで弾けないのです。頭でっかちな弾き方だから曲の流れも良くないし、ドライブ感も出ない。その曲が自分のものになったという実感も今ひとつ感じられない。
ずっと、ここを何とかしたかった。
最終段階のこの期間を短縮できないか。
もっと楽しんで弾けたら、演奏のクオリティも上がる気がするのに。
その答えをやっと見つけました。
曲の仕上げ段階に入ったら、気持ちを乗せて弾くことを意識すること。
ここまで来たら、先生の指示はもう無意識でもほぼ実現できるようになっているはず。自分を信じて、自分が思うままに表現する。
そうすることで、今までは辛かった仕上げ段階の練習を楽しんでできるようになったら嬉しいですね。
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2023.09.09 |
| コメント(2) | ピアノのこと
モーツァルトK282です。
まず1楽章を弾くと、
「なんだか前回と全然ちがう。めっちゃ練習しました?」と言われました。お盆休み明けから仕事が忙しくて、ほとんど練習できてないのが実情。
前記事に「感情を込めて弾くこと」について書きましたが、きょうは感情を込めることを意識して弾いてみたんです。
「感情を込めて」というのもちょっと違うかな。自分の感情がおもむくままに、自分が感じるままに、と表現したほうがいいかも。
いつもは先生が楽譜に書き込んでくれた指示を忠実に再現することを第一に考えて弾いている感じ。きょうもそれはありつつ、そこに自分の気持ちを乗せてみた。
そうしたら、「流れが良くなったし、どう弾きたいか、何をやりたいかが伝わってくる演奏だった。直すところがほぼ無い」と言ってもらえたのです。
すごく嬉しいですね~(*^_^*)
先日の映画のこと、先生にも教えてあげました。
あれから「音楽的に弾くこと」についてネットの記事を読んだり、youtubeの動画を見たり、自分の練習にも取り入れたりして、私にしては珍しくいろいろ研究しているので、まとめて記事にしたいと思います。
まずは、きょうのレッスンで学んだ「音楽的に弾くこと」のひとつの方法。
【レッスンで先生が楽譜に書き込んだ指示をほぼ実現できる程度に弾き込んでアウトラインを作ってから、自分の感情を乗せるように演奏する。】
私の先生は「もっと感情を込めて弾いて」とは言われません。そうではなく、「ここはpを際立たせるために、その前に少し間を取りましょう」とか、「ここは6度も高い音に飛ぶから、テンポどおりじゃなくて少し時間をかけて」とか、「ここはもっと強いfで」とか、あくまでも技術的な指示のみです。でもそれを全部実現したら、あたかも「感情を込めたような」演奏になるわけです。
先生の指示通り弾くにはテクニックが必要。でもそればかり考えて弾いても、頭でっかちな演奏になってしまって面白くない。そこに自分の感情や気持ちを乗せることで、「感情を込めたような」演奏に近づけることができるんじゃないかと思いました。
音楽って、ただ楽しいだけじゃないですね。勉強しないといけないことや、努力も必要。
でも成長できるかもって思えたら、それは絶対に楽しい。
がんばろ~(^O^)/
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2023.09.06 |
| コメント(4) | レッスンのこと
映画「二人のマエストロ」を観てきました。映画としては全く評価できない出来でした。(駄作と言ってもいいくらい。←辛口!)
タイトルに「マエストロ」と入っていることからも分かるとおり、音楽に関する映画ではあったので、いろいろと勉強にはなりましたけどね。
あるヴァイオリニストが録音スタジオで演奏しているシーン。曲はシューベルト「セレナーデ」。
俳優が何の感情も入れずに台詞を喋ることを「棒読み」と言いますが、このヴァイオリニストの弾き方は「棒弾き」なのです。一応プロという設定だったと思う。でも音量も変わらないし、ヴィブラートもかからない。こんな弾き方、もちろん下手くそです。ヴァイオリンなんて弾けない私でも分かるくらい。
恋人のマエストロに「もっと内なる情熱や悲しみを前面に出すんだ!」と言われてたけど、そうなのよ、彼女の中にあるはずの【感情】が全然見えないの。
演奏者がその曲と向き合っているときの感情が見えない演奏が、こんなにも無味乾燥なものとなってしまうとは。
オーケストラの練習シーンでは、マエストロが「この曲は葬送の曲じゃないんだ。神への感謝、豊穣を表す曲なんだ。もっと明るい音で、光を見せてくれ!」と言うと、オケの音が全然変わって、どんどん音が明るくなっていくのがよく分かる。メロディは同じなのに。
音楽って不思議。
楽器って不思議。
ちょっとしたことで音色も変わるし、曲の印象も変わる。
私は長いことピアノを弾いていますが、「感情を込めて弾く」ということがどういうことなのか分かっていません。でも、あのヴァイオリニストのシーンを見て、「こんな演奏だけはしたくない」と思ったから、もう少しこのことについて考えてみたいです。
ということに気付けただけでも、この映画を観た価値はあったかな?
それにしても、このヴァイオリニストは難聴っていう設定だったんですよね。補聴器を付けて演奏してた。この設定に何の意味があるんだろう?
それと、ピアノの鍵盤を無造作に叩くシーンがあるんだけど、明らかに鍵盤の右のほうを叩いているのに、バーンと低音が鳴ってギョッとした。鏡に映ってたわけでもなかったのに。こういう簡単なミス、気を付けてほしいですね~。
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2023.09.02 |
| コメント(2) | ピアノのこと
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