2023年04月18日

Family History3~父昇のおいたち~

ようやく父昇の出生までたどり着いた戸籍取得手続きですが、古い手書きの謄本をじっくり読んでみると、新事実に気づかされます。


・祖父、祖母ともに戦前に亡くなっているので、顔も名前もよく知りませんでしたが、さらに曾祖父、曾祖母の名前も明らかになりました。

・父昇は7人兄弟姉妹でしたが、全員木更津市で出生しているのに、本籍は長野県のままとなっていました。家父長制が影響しているのかもしれあせん。祖父の家督を父の兄が受け継いでいるためかもしれない。

・姉の出生時の本籍も、長野県であったことも意外な発見でした。

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~~~~閑話休題~~~~~

父昇から聞いた生い立ちの話です。


木更津で過ごしていた一家ですが、戦争中母と妹を赤痢のため亡くし、父も病気で亡くした後、父昇は長野県の親せきを頼って生活することになったそうです。

そこは材木商を営んでいたようですが、何しろ戦争中、食べるものに困っているのに余計な親せきにかける余裕はなかったようで、身内なのにひどいいじめにあっていたようです。

きっと日本中どこにでもあった状況なのでしょうが。

父は兄に手紙を書き、ここにいてはもう未来はないと。

すぐに長兄は弟を迎えに行き、東京の会社を紹介したとのことです。


その社員旅行で母幸子と運命の出会いをしたのち、母の姉が住む足利へ渡ります。

その後、3人の子供に恵まれ足利市役所勤務を経て、市川市へ転居。郵便局の職員になった父。

3人の子供を立派に育て上げてくれました。

父には感謝しかないです。


~~~~~~~~~~~~~

そんな父親の話を10数年前足利の親せきの家に行ったときに、こんな時でもないと聞けないと録音したデータがこちらです。

いやあ録音しておいてよかった・・




posted by mocamarron at 14:17| 千葉 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月13日

Family History2~除籍謄本の取得手続き~備忘録

千葉県内であれば、電車に乗って戸籍謄本の取得は可能でしたが、栃木県ともなるとそういうわけにもいかず、郵送にて取り寄せることにしました。しかも自分で戸籍類を取り寄せると、師匠書士に支払う手数料が15%オフになるということなので、乗り掛かった舟だし、少しこういう作業が面白くなってきたこともあり、最後まで頑張ることにしました。
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郵送に手取り寄せる場合は、申請書+本人確認書類(マイナンバーカードなどの写し)+手数料の納付、返信用の切手を貼付した封筒が必要です。

手数料は市役所により異なる場合もあるようですが、概ね1通750円というところが多いようです。郵便局にて「定額小為替」750円を購入、この時発行手数料が1通につき200円かかるので、実際は950円かかります。そして返信用切手は1通であれば84円で済みそうですが、不足する危険性もあるので私は10円切手を10枚購入し、申請書などと同封するようにしていました。


郵送後1週間程と意外に早く、足利市役所から除籍謄本が届きました。

自分は姉弟合わせて3人なのですが、3人ともこの除籍謄本に足利市での出生が記載されていました。足利での記憶は自分も3歳くらいまでしかいなかったので、おぼろげですが、公民館(当時父は市役所職員でした。)に住んでいたことを覚えています。

そして父昇は・・・・足利市の前が「長野県上高井郡東村」(現須坂市)との記載があります。


この次は長野県か。予想通りの展開ですが、父も話では木更津市で生まれたとのこと。

長野ですべて見つかる可能性はないな、と思っていました。


そして、長野県須坂市役所へ申請を。

今回もその先に別の市役所への遡り作業が予想されていたので、1通分の手数料を郵送しました。また、念のため足利市役所で取得した除籍謄本の写しも同封しました。というのも、申請書には戸籍の筆頭者を記載する欄があるのですが、ここまでくると、だれが筆頭者かこちらではわからず、記載できなかったためです。そのため、メモに「筆頭者は不明だが、昇の出生からの戸籍が必要である」旨記載し、同封した次第です。


程なくして、須坂市役所より電話がかかってきました。書類に不備でもあったかと思い、かけなおすと、なんと昇の出生からの戸籍が見つかったとのこと。そのため手数料があと2通分必要であるとの連絡でした。慌てて2通分の定額小為替を使購入、再度須坂市役所に郵送しました。


待つこと10日ほど。4月早々ようやくラスボスとなる父昇の出生からの謎?が解き明かされることになりました。
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(まだつづく)
posted by mocamarron at 11:33| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月11日

Family History1

昨年2022年6月5日、父昇が脳梗塞により2年間の闘病生活を経て84歳(数え85歳)にて永眠しました。

父昇は、大変筆まめな人で自分の古い写真アルバムにもたくさんコメントを書くなど、今の時代ならインスタグラムなんかにバンバン投稿していたんだろうな、と思わせるような人でした。

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今年に入り、父昇の残した不動産(千葉県香取郡多古町という成田空港に隣接した町にある30坪ほどの宅地)と母親の住むマンション(父と共有だったため)の相続移転登記を行わなければならず、ようやく重い腰を上げて準備に取り掛かることにしました。

司法書士などに依頼すると高いんだろうなと思い、とりあえずネットでいろいろと調べ、自分でできないか模索することに。

戸籍謄本やら印鑑証明など、役所に取り寄せるもの多数(しかも家族全員分!)、できることから少しずつ初めて見ました。

難敵は、父昇の「出生からのすべての戸籍謄本」というやつ。

昭和40年代生まれの子供たちの共通事項として、両親は概ね戦中、戦前の生まれであることから、両親の出生がどこだとか、いつだとか全然聞かされていないことが多いと思うので、みなきっと苦労しているんでしょうね。

それでも、父は前に書いた通り、筆まめだったり、自分のこんな時のためにと、いろいろ生前ヒアリングしていたりしていたことから、おぼろげながらも追えるだろうと思いました。
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まずは、亡くなった時の最後の戸籍謄本を改めて取得に。ネットによれば、役所によっては「出生からのすべての戸籍謄本」が一発で取れる場合もある、旨の記述があるものもあり、一縷の望みをかけて富里市役所へ。

とりあえず1通目取得。しかし、ここで分かったのは、その前が「市川市」であったことのみ。

そこで、2通目は市川市役所へ。市川市は駅前に巨大な市民センターがありとっても便利です。戸籍や住民票などのほか、パスポートもここで申請取得が可能なところ。さすが大都市。

そして、ここでわかったことは、次は「栃木県足利市」に除籍謄本を申請しなければならないということでした。

と、ここまで進めてきたところで。この辺でもう自力で手続きを最後まで行うのはあきらめて司法書士様にお願いしようと考えました。

(つづく)

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posted by mocamarron at 10:29| 千葉 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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