妖怪ウォッ○の時計を買いに近くのイオンヌへ行ってきた。
時計販売は時間指定だったので、それまでの時間、ダメもとでメダルが売ってないか店内のガチャガチャコーナーをしらみつぶしに探し回った。このメダルもなかなか手に入らない。
幸い一箇所だけメダルのガチャガチャがあり、すでに数人並んでいた。
しかしそのガチャガチャも、ひと家族2個までと貼り紙があり、そうそうなくならないだろうと順番を待っていた。
前に父母と一人の子供が並んでおり、その人たちの会話をなんとなくで聞いていたのだが、
どうやらわざわざ今日の時計販売のために隣県からきたらしい。
「メダルまであってよかったね」「さすが田舎だ」などと楽しそうに話している。
そしてその親子の順番になったのだが、2回回してもやめず3回、4回と回す。
さすがにムカついたので、ここにひと家族2個までと書いてありますよと言ったら、「あら、もうなくなっちゃったから」と逃げるように去って行った。
うちの子もガッカリ。呼び止めようとしたが上の子も体力がなく、走って去ってくその家族を追いかけるのは無理だった。

時計販売の時間になり、売り場へ向かう。
かなりの人だったので子供達をベンチで待たせ、自分ひとりで人混みをかき分け販売台へたどり着くと、なんと残りひとつ！！素早く手を伸ばし掴み取ったところで、さっきガチャガチャで会った親子が今にも泣きそうな悔しそうな顔でこちらを見ている。
どうやら間に合わなかったらしい。子供は「パパー！」と泣いていた。ザマァ！と言いかけたが、ため息のその家族の真横をわざと横切り涼しい顔してレジへ。
たまらなくスカッとした。