カメラをコントロールする
例年1月は走行距離がぐっと減ってしまいます。
そこで,今年はそういうことがないよう,お正月明けから意識して走りました。
距離を伸ばして 「走れる体を作る」「体の基本を作る」 と考えていたわけですが,コロナに感染してしまったので,それも続きませんでした。
それに,一度も仲間と走ることなく1月が終わってしまったのも残念でなりません。
一人で走るのが嫌いなわけではないのですが,やはりみんなと走る楽しさは格別です。
2月はみんなと走りたいなあ。
走るときにはいつもカメラを持って行きます。
この世界の美しい瞬間を切り取るのが楽しくてたまりません。
今回は,カメラのことを少し書こうと思います。
ここ一年くらいの間に,写真の撮り方が変わりました。
たとえば,シャッタースピードです。
自転車に乗っている友人を撮ろうとするとき,シャッタースピードが遅いとぶれてしまいます。
スピード感を出すために,わざとぶらすこともありますが,止めて写したいときにぶれてしまうのは困ります。
ところがぼくは,長い間 「絞り優先」 モードばかりで撮ってきました。
これは,シャッタースピードをカメラに任せてしまうということです。
明るいところを走っているときには何の問題もないのですが,林道などの薄暗いところでは,カメラ任せだとシャッタースピードが遅くなりがちです。
林道や森の中は雰囲気がよくて写真を撮りたくなることが多いのですが,絞り優先で撮っていると,ぶれた写真を量産してしまうことになりかねないのです。
ですから,そういう場合には 「シャッタースピード優先」 モードで撮った方がうまくいきます。
そんなことはレベルの高い人からすれば初歩的とも言えることなので,今さらという感じかもしれませんが,ぼくは,やっとそういう撮り方が意識的にできるようになってきたというレベルです。
「この先林道へ入るな」 と思ったら,ダイヤルをサッと切り替えておくだけのことです。
富士フイルムのカメラは,シャッタースピードのダイヤルがあるので,電源を入れなくても設定できるのがいいです。
これは,先日,群馬へ出張にいったときに新幹線から撮りました。
シャッタースピードを 1/4000秒にすれば,ぶれずに済むだろうと思って設定しました。
うまくいくとうれしいです。
じっくり設定する時間の余裕があるときには,シャッタースピードも,絞りも,自分で決めて撮ります。
シャッタースピード優先では,絞りがカメラ任せになってしまいます。
絞りは,「背景をぼかすのか,周囲の様子もくっきりと撮るのか」 を決められるので,これも大切。
だから,絞りも,シャッタースピードも,自分で決めたい。
そうなると,「マニュアル」 モードです。
これは,上級者のみが扱えるものだと思っていましたが,意外に簡単でした。
露出は IS0 感度を調節して,明るさを決めます。
林道などで,ISOオート,つまり露出をカメラに任せると,明るすぎる結果になりがちですから,これも自分で決めたい。
練習を重ねて,やっと自分でカメラに色んな指示を出して働いてもらう撮り方ができるようになりました。
ただ問題は,その設定をする時間があるかないかです。
シャッタースピードと絞りを決めて,ISO 感度を決めて,自分が撮りたい明るさになるかを確認する ── この作業を素早くする必要があります。
ぐずぐずしていると,仲間が走り去ってしまうからです。
時間のないときは,カメラにいくつかを手伝ったもらうことにしています。
今は,「どういう場面で,どういう撮り方をするか」 をいろいろと試行錯誤しています。
できるだけ自分の思うように撮るために,カメラをコントロールする練習です。
楽しいです。
あ,自転車をコントロールする技術も練習しなきゃね。
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