左シューズばかり傷がつく SPDペダルの問題点 


( おことわり )

今回は自転車機材の話です。自転車に乗らない読者の皆様,スミマセン。しばらく機材の話題が続きます。



今乗っている自転車は,乗り始めて10年になります。

その間,メンテナンスは一度だけプロに見てもらいましたが,ほとんど自分で行ってきました。

年に一回,全部バラして掃除をし,ケーブルを交換してきました。

今年もそろそろその時期がやってきます。


中には,ほとんど交換していない部品もあります。

そのひとつがサドルで,もう一つがペダルです。


10年目ということで,そろそろ交換しようと思い立ちました。

サドルはいろいろと面倒なことになることがわかっているので,まずはペダルから。



ロードバイクに乗り始めて5~6年は,シマノの SPD-SL のビンディングシステムを使っていました。

まわりの仲間のほとんどはこれでした。


ところが,写真を撮ることに熱が入り出したころから,歩きにくい SPD-SL がだんだんといやになってきました。

写真を撮るために,自転車を降りて歩き回ることが増えたからです。

そこで,ペダリング効率としてはやや劣るけれど,歩きやすい SPD に替えることにしました。


すると,歩きやすさがすばらしく,もう SPD-SL にはもどれなくなりました。


24_0628_03.jpg


SPD に替えてからずっと使ってきたペダルは,もう傷だらけでしたが,まだまだ使えるのでまったく問題ない…

と思っていましたが,ふとあることに気づきました。

それは,シューズです。

昨年冬に新しくおろしたシューズですが,つま先の傷の付き方が左右でちがうのです。


24_0628_09.jpg


これ,思い当たる節がありました。

それは,ペダルです。

これまで使ってきた SPD のペダルは,片面にだけ金具がついているタイプです。

右足はスタートする前にクリートをはめるので問題ないのですが,左足は走り始めてからクリートをはめます。

たまたま足を下ろしたときにペダルが金具のない裏面に当たってしまうと,当然クリートははまりません。

そこで,ペダルを足先で裏返す動作が入ります。

シューズの左の先端に傷が多いのは,このためです。

しかも,SPD-SL にくらべて SPD のペダルはクリートをキャッチする金具が,いかにもシューズに傷がつきやすい感じのものなんです。

使っているシューズがひっかきに弱いタイプであることも原因の一つです。


古いシューズを調べてみると,やはり,左の先端の傷が大きくなっています。


24_0628_10.jpg



なぜもっと速く気づかなかったのか。


SPD のペダルを両面タイプにすればいいのです。

どちら側にもクリートをキャッチする金具が着いていますから,ペダルを足先で探る必要がありません。


ということで,さっそく両面タイプのペダルを入手して,取り付けました。


24_0628_04.jpg



ところが,慣れないうちは無意識にペダルを探る動作をしてしまいます。

自分でも笑ってしまいました。

染みついている動作なんですね。

しばらくして,やっとこの動作をしなくなりました。


これで,解決です。

シューズの傷問題以上に,ペダルの裏表を気にしなくていいというのは,大きな利点です。

すごく楽なんです。

もっと速く導入すればよかったと思います。


24_0628_11.jpg



さあ,やっかいなのはサドル問題。

なかなか答えが出ないのです。





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