長谷川哲也「ナポレオン」22年の連載に幕 ナポレオンの栄光と挫折を描いた大河ロマンhttps://t.co/mqfArXn065 pic.twitter.com/W59L5OdOWf
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「誰だってナポレオンになりたいんだ」成り上がり、皇帝に上り詰めた“英雄”と愛憎渦巻く男たちを描く『ナポレオン -覇道進撃-』やみつき必至の魅力 https://t.co/qeJ1fVYWiA #PR
— ダ・ヴィンチWeb (@d_davinci) September 6, 2024
高校生の頃、光栄の「ランペルール」にドハマりして、図書館の人名辞典でナポレオンやフランスの元帥・政治家達、更にフランスと争った国々の軍人・政治家達の生涯を調べたりしてたわ。当時はフランスの軍人からスウェーデン王にまで上り詰めたベルナドットが好きやったな(でもこのマンガではそこそこ嫌な奴として描かれてたw)
ただ、さすがに他にも興味が散って関心はどんどん下火になり、このマンガを知ったのも大いに遅くなってもうた。
セントヘレナ島に流されたナポレオンの晩年及び死去と共に、数々の激戦を生き残ったフランスの元帥達、激動の政界を生き残った政治家達の晩年及び死去も描いてるのがエピローグというか、壮大な物語の終焉という感じでグッと来た……特にナポレオンの亡骸がパリに帰還したシーンは涙腺ががが😢
……サン=ジュストやフーシェが死んだ辺りは創作やけど、この物語における彼らの立ち位置を考えれば、ああいう死に方をせざるを得んかったか。
死の天使長ことサン=ジュストがロベスピエール達と共に処刑されず生き延びた設定にして暗躍させたのはエエけど、そのままフェードアウトさせたら「そういえばアイツどうなったんや」みたいなモヤモヤが残るもんな。
フーシェの晩年や死に方についても「陰謀の権化として多くの人を陥れたり殺したりした政治家の末路は無事平穏でした」やと何かカタルシスが無い感じになるし、しゃあないか……あの激動の時代を権謀術数で生き延びたんやから政治家として相当有能なんやろけど、ナポレオンとの対比という意味では生き方が陰険過ぎてw
あと、長期連載ゆえに作画や作風が相当変化してたな。序盤は濃いめの劇画調で、ギロチンで首が落ちるとか砲弾で身体が吹き飛ぶとかフランス兵がゲリラに惨殺されるといったグロシーンが頻繁にあったけど、物語が進むにつれ作画の濃さは減り、グロシーンもほぼ無くなった……まあ、作画の変化については長期連載マンガあるあるやし、作風についても革命が落ち着き戦争も減ったから、そうなるのも当然か。
また最初から読み返そうかな……個性豊か過ぎ、クセ強過ぎな登場人物ばかりなんで、何度読んでも面白い。
ちょっと人にはいろんな意味で薦めづらいけどw
ラベル:歴史