秋田県男鹿市で31日、大みそかの伝統行事「ナマハゲ」が行われ、鬼のような面をつけたナマハゲたちが「ウオー」と雄たけびを上げながら集落を巡り歩いた。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録後、初めての行事。

 同市の安田忠光さん(65)宅にナマハゲに扮した男性3人が訪れると、帰省していた孫たちは泣きながら大人にしがみついた。「泣けばお山さ連れていくぞ」「いい子にしてるかー」との大声に、鈴木久玲羽さん(7)は涙を浮かべて「ちゃんとおりこうさんにしてます」と答えていた。

 ナマハゲは11月にユネスコ無形文化遺産への登録が決まった。



12/31(月) 18:07配信 共同通信
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画像 泣く子どもを抱きかかえるナマハゲ。ユネスコ無形文化遺産への登録後、初めての行事となった=31日午後、秋田県男鹿市
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