318
少し前なんだけど、里帰りついでに地元の氏神さまを久しぶりにお参りしてきた。
そういえばココってどういう神様を祭ってあったんだっけ、と、御由緒の看板を見てみたら、

菊理媛神(くくりひめ)、泉津事解男命(よもつことさかおのみこと)、
速玉男命(はやたまおのみこと)

という、ちょっと毛色の変わった三柱の神様を祭ってあった。
帰宅して検索してみたらやっぱりというか何というか・・・ああここって
祟り神を祭ってあった神社なんだなーと。




321
まぁ祟りだの何だのは大昔の事なんで、別に今更怖いとも思わないんだけど。

実はうちの実家の近所、ある新興宗教にハマってるお宅がたくさんある。
「神社にお参りするな!」「お宮参り、七五三のお祝いはするな!」
と、地域の伝統を無視した、滅茶苦茶な事をいう宗教でさ。

地元の知り合いから時々話を聞くんだけど、
その新興宗教やってる人たちの家の娘に、みんな次々と不幸が起こるんだよね。
病気や破産、離婚だけでなく、引きこもりになったり、変な男に妊娠させられた挙句
捨てられて未婚の母になったりとか(子供は籍が無くて私生児になってるらしい)。

男は何ともないのに、女の人だけどんどん不幸になる・・・というのに、ちょっと
不気味なものを感じてしまう。
ちなみに、菊理媛神、泉津事解男命、速玉男命というのは、離婚の神様らしいです。


320
>>318
祟り神が祭ってある所って願い事とか叶えてもらえるのかな?


324
>>320
うーん・・・地元の神社で願い事をしたことがないから分からない。ごめんよ。

ただ、菊理媛神や泉津事解男命というのは、強力な祓いの力を持っている神様らしいので、
お払いをしてもらったり、悪縁を断ち切りたい時には良いのかもしれないね。
昔々、この地域でひどい疫病が流行った時に、疫神の祟りを鎮めるため、
神社を建てたのが始まりだそうです。


326
>>320
菊理姫(ククルとも言う)は仲立ちの神様。
神様と神様の間を仲立ちして仲直りさせる女神様だよね。


329
怖いかどうかはちょっと微妙なんだけど、神社にまつわる話をもう一つ。

私の母の出身である山陰地方は、古来から、たたら製鉄が盛んな地域。
ヤマタノオロチやキビツヒコなどの伝説の他にも、鬼や妖怪にまつわる話や、
神を鎮める為に生贄を捧げていた話など、さまざまな民話(ちょっと怖い話や不気味な話が多い)が伝わっている。

最近ふと興味がわいたんで、母方祖母の家に遊びに行った時に、その地域の歴史を
まとめた郡誌を読ませてもらったんだけどね。その中のあるページに、

○○村××神社の氏子中 荒神神楽を催す時は、必ず氏子の者一人づつ行方不明となるを以て
皆怖を懐き、爾来 荒神神楽を廢したりといふ。

(毎年、荒神神楽を催す時には村人(氏子)が一人ずつ行方不明になっていた。
 村人は皆怖れを懐き、以来、その村では荒神神楽を廃止する事にした)

・・・という記述があったんだ。


330
○○村のある場所は昔、くじ引きで選んだ村人を、毎年怖ろしい化け物の生贄に捧げていた・・・
という言い伝えが残っている所なんだ。

郡誌のその記述を読んだ時、うまく言えないんだけど、なんか背筋がぞわーっとした。
今でもその地域に住んでる人がいるから、あまり色々掘り返してはいけない事なのかも知れないけど、
ひょっとして明治時代くらいまで生贄の儀式を続けてたんじゃないか?と・・・。

なんか本当、見てはいけないモノを見てしまったというか、おぞましいモノに
触れてしまったような気がしたというか・・・。

「コトリ箱」のお話も山陰地方が舞台では?と言われているし、
あの辺りにはまだ色々なものが隠されているのかもしれないね。



334
>>329
面白いですね。
荒神神楽は神様を慰撫するためにするだろうに
そのいけにえをささげなくなってから何か起こらなかったのかな?
諸星大二郎さんの漫画みたいだ。



348
>>329
田舎なんて昭和初期ぐらいまで、人柱(生け贄)儀式ふつうにありましたよ。
それぐらい天災=生活の危機、と捉えられていたんでしょうね。
自分が知る限りじゃ、くじ引きというよりお告げで。
そのお告げも作為を感じるのだけども、
だいたい村の厄介者が選ばれて生け贄にされたと感じた。
ちなみに鬼は病気、天災、不作の象徴ね。本物の鬼じゃないよ。
もしくは荒ぶる神(=自然霊)だと解釈するが。
昔の人にとって自然は畏敬であり、脅威そのものだったんだよね。
科学万能なこの時代にゃ、信じられない話だが・・・・・






引用: 【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】32