(字数制限で1つの記事にまとまりきらなかったため①と②に分割して投稿→こちらは①)

 

富士登山の1日目。前日の夜、息子は8時、僕は9時に寝る。僕は夜中の2時に起きて支度を済ませてから、3時頃に息子をトイレだけ行かせて、ほぼ寝たまま車に乗せて自宅を出発。

 

中央道を使って富士山パーキングに到着したのが4時半。ここで息子を起こして、車のラゲッジスペースで着替えさせる。

 

 

5時出発のバスに息子と二人で乗り込む。チケットはあらかじめ乗換案内のアプリで購入しておいたので、チケットを買う列に並ぶこともない。五合目までのバスの中でも息子はぐっすり。45分ほどバスに揺られて吉田口五合目に到着。

 

 

息子は寝起きでやや機嫌が悪い。まずは身体を標高に慣らす意味で休憩所で1時間ほど過ごす。この時間を利用して朝ごはんと、朝ごはん後いきなりのおやつタイム。

 

 

予定通り1時間ほど五合目で過ごしてから、7時ちょっと前に登山スタート。

 

 

息子がいきなり驚いたのは馬。馬が登山道に向かって歩き出したものだからびっくりだ。観光客向けに、六合目あたりまで馬で行けるようだが、馬がいるということは、糞が落ちてるかもしれないから気をつけようと話をしながら歩き始める。

 

 

最初のうちは非常になだらかな道を歩いていく。早速年配の方に「何歳?」「1年生?!すごいねー!」なんて話しかけられたりしながら、ウォーミングアップ的にゆっくりと歩いていく。

 

歩きやすい道だと、いつもはオーバーペースで進んでいく傾向があるので、今回はとにかく、ゆっくり歩かせることを最大限に意識した。

 

 

理由はやはり高山病リスクだ。おそらく登山道という意味での難易度で考えれば、富士山は息子にとってはそう難しい山ではないはずだ。それだけの経験をしてきたと思っている。

 

しかし嫌なのは高山病。これまでに登った最も標高の高い山は日光白根山。3,000mにすら到達していない僕たちが、3,400mで宿泊して、3,776mまで登るわけだから、高山病になっても何ら不思議はない。

 

保護者である僕としては、そのリスクをできる限り低減させることを考えなくてはならない。とは言え、奇をてらっても仕方がない。基本に忠実に、時間的に十分ゆとりのある登山計画にしつつ、とにかくゆっくり歩かせて、何回も何回も深呼吸を一緒にするという対策をとった。

 

深呼吸は、風船を膨らませるように思いっきり息を吐いて、その後に鼻で思いっきり吸おう、と話して、2人で何回も実践した。結果として、息子は高山病の症状が出ることなく、登山を終えることができたので、作戦としては成功したと思う。僕の方はというと、、、それはまた改めて。

 

 

 

なだらかな道をしばらく歩いてから分岐を登山道方面へ。ここからが登山道のはじまりだ。とはいっても、息子にとっては、かなり整備された道に感じるようで、七合目までは「脚は疲れないけど、道がつまらなくて心が疲れる。」とボヤきながら歩いていた。少し歯応えがなかったのだろう。それにしても、「心が疲れる。」という表現、我が息子ながら、面白いことを言うものだ。

 

 

また、今回初めて使わせたアイテムがトレッキングポールだ。少しでも体力を温存しながら歩くため、そして下山道での利用を考えてのことだ。最初のうちは扱いにくそうにしていたが、すぐに慣れてきた様子で、七合目から八合目までの岩場が多いところ以外では、大活躍してくれた。

 

(②に続く。)



 

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