SACD情報。

『マタイ受難曲』のリマスターの成功が評判となった「レジェンダリー・シリーズ」から再びクレンペラーが登場。今度はクレンペラーが偏愛していたというブルックナーの交響曲第6番がアビーロード・スタジオでの最新リマスターによるハイブリッドSACDで登場。価格:¥ 3,240。アマゾンでの発売予定日は2015年12月2日です。SACD:クラシック:ブルックナー:交響曲第6番

● ブルックナー:交響曲第6番イ長調 WAB.106(ハース版)
 第1楽章:マエストーソ
 第2楽章:アダージョ(極めて荘重に)
 第3楽章:スケルツォ(速すぎずに)とトリオ(穏やかに)
 第4楽章:フィナーレ(躍動して、しかし速すぎず)

 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
 オットー・クレンペラー(指揮)

 録音時期:1964年11月
 録音場所:ロンドン、キングズウェイ・ホール

当時のEMIのプロデューサー、ウォルター・レッグに対し、この作品のレコーディングを幾度か提案しながらも、「売れない」と却下されたクレンペラーでしたが、EMIからの援助打ち切りにより、フィルハーモニア管弦楽団が自主運営へと組織改変し、「ニュー・フィルハーモニア管弦楽団」として再スタートすると、結局、EMIにこの曲の録音をさせたのです。

それだけこの曲に愛着があるのでしょうが、今日でもこのブルックナーの交響曲第6番は人気のない曲のままになっています…。ブルックナーの交響曲の有名曲がオーディオ愛好家にとっても大オーケストラの音響を堪能できる代表的なソースになっている状況下でもこの不人気状態は変わりません。

本演奏は、クレンペラーのブル6録音4種のなかでは、本盤が最も録音状態もオケの状態も良く、定番のひとつと言えるでしょう。SACD化のメリットも十分にあると思います。

なお、ブルックナー交響曲第6番の定番録音としてはオイゲン・ヨッフムのDG、EMIへの録音が挙げられると思います。

ちなみにこの曲のハイレゾ配信音源はハインツ・レーグナー指揮/ベルリン放送交響楽団・1980年アナログ録音がe onkyoにあります。



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