懐かしの1970年~1990年代の国産オーディオを中心に取り上げるムックシリーズ「ステレオ時代」による、カセットテープとヘッドフォンステレオに関する内容だけを集めた1冊「カセットテープ コンプリートブック」が12月14日に発売。価格は1,390円(税込)。発行はネコ・パブリッシング。
従来のカセットテープ関連本との違いとして“資料性に重きを置いた”点が特徴。豊富なデータにより、「ネットオークションでの売買時に役立つ1冊でもある」というのも売り。
TDK、ソニー、マクセルなど主要カセットメーカーの成り立ちや主要モデル、上位4社+デンオン(日本コロムビア)については各モデルの発売時期やモデル変遷が分かる年表も掲載。
後半は「ヘッドフォンステレオ編」。179機種を掲載する「ウォークマン伝説」や、「カセットボーイ物語」、「ナショナル ヘッドフォンステレオ史」では、各社ヘッドホンステレオの写真、機能アイコン、主要スペックを紹介。3社合計で499モデルも紹介。
カセットテープだけでなく、ヘッドホンステレオの資料集としても豊富な内容で役立ちそうです。
個人的には膨大な量のエアチェックテープを、事情もあって捨ててしまいました。リアルタイムで使っていたヘッドホンステレオも一部残っているのみ(ウォークマンは買えなかった思い出も…)。近年になってセカンドストリートで投げ売りされていたヘッドホンステレオがいくつかあるくらいです。
ドルビーCのウォークマンやアモルファスヘッドのケンウッド高級機に憧れた思い出などもあり、カセットテープ時代のノスタルジーに浸りたいところですが、最新機器の追求とハイレゾ音源を聴くようになるととてもそれどころではありません…。このようなムック本を買う人というか、カセットテープを今でも愛好する人は、それ自体が趣味ということなのでしょうか。
【ステレオ時代「カセットテープ コンプリートブック」!ウォークマン179機種も登場!】の続きを読む