日本7−0中国
ワールドカップ最終予選の初戦
普通なら初戦はお互い慎重に守りを固めて緊張感のあるものになる
Jリーグでも開幕戦は比較的引き分けが多いのはその傾向の現れ
ところが昨日は全くそうはならなかった
点の入りにくいゲームのサッカーは、主審をしているとこんなに点が入ると
一体何点入ったのだろか?と迷うことがある
4点以上は頭の中ではカウントできないかのようになる
気がついたこと2つ
その1、先制点が大きかった
力の差があったとしても、あの時間帯(13分)に入らなかったらもう少し緊張感に
富んだゲームになっていただろう
その2、正確なクロスボールは大事だなということ
久保のコーナーキックも、三笘のヘッドにつながる堂安のクロスも
まさにドンピシャで、日本人はとかく足元のごちゃごちゃするところを
高い技術と言いたがるが、実戦に大いに役立つクソ正確なキックは
あまり評価しない傾向にある
これはもう少し考え直した方が良い
もう一つ、縦に出すパスが通るか通らないかも大きな違いがある
左右に出すパスは誰が出してもそんなに違いはない
だが、楔とか勝負の縦パスは通る人は通るが、通らない人は通らないということが多い
正確に蹴ることができること、パスコースが読まれないこと、タイミングが適切であること
昨日でもいま一歩というシーンは見られた
いずれにせよ、大量得点は後の戦いを考えても良いことだった
中国選手の途中から闘志が萎えていく表情は、それを見せてはいけないぞ!
と伝えたくなるほどだった
大量得点の場合、試合運びやプレイが雑になりやすいが
昨日は情け容赦なくといった気分に溢れていて、良い面が現れすぎていた感じ
結果良ければ全て良しと言いたいところだが、日本は点取り屋がいないことをまたもや実感した
南野が2得点したが、彼はシャドーストライカーだ
本来ならば上田綺世が少なくとも一得点はしないとダメだ
上田は他のプレイに効果的に寄与しているからと大目に見る評価もあるが
あのポジションは結果が全て、少なくとも一点は必要だ
ということで、緊張感のない試合だったが、とりあえず結果が全て
良いスタートになった
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