たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

宵待ち草と夢二

2024年07月18日 | 

続き

歩く先に一株のツキミソウ(宵待ち草)を見つけました

「沼の原 月見草」と来ればやはり頭に浮かぶのは榛名をこよなく愛した竹久夢二でしょうか

待てど暮らせど来ぬ人を 宵待ち草のやるせなさ 今宵は月も出ぬそうな

絵の女性は明43年、犬吠埼に近い海鹿島で夏を過ごした時に知り合った松前藩の藩士の娘・長谷川カタさんです。カタさんには既に婚約者がおりましたがこの女性の美しさに心を惹かれ密かにロマンスが進行した一夏の恋でした。

昭和6年の作品

この景色、おや?と思いませんでしたか? 先日、ツツジの原をアップした時の沼の原です。右奥の山が相馬山、左が臥牛山、現在はその山の間にメロディラインが走っています。

夢二は榛名湖を見下ろす高台に建てたアトリエからこの沼の原に出かけ花拾いの散策を楽しんだ事でしょう、彦乃さんとの思い出を抱いて。 恋多き夢二でしたが25才で他界した彦乃さんヘの思慕は永遠だったのでしょうね。

今、沼の原には丈を伸ばしたカラマツソウが点々と咲いていました

大正時代の頃の榛名湖の写真です、右に相馬山が覗いています。夢二はこの景色をアトリエの窓辺から眺めていたのですね。

ウツボグサ  例えたら「たまきさん」かな?

ヤマオダマキ こちらは若くしてこの世を去った彦乃さんかな?


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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
宵待草 (イケリン)
2024-07-18 17:38:39
たかさん こんにちは。
恋多き竹久夢二にとって、カタさんとの仲は実らぬ恋に終わっただけに
余計に忘れることのできない女性になったようです。
『宵待草』の歌詞に、その想いが詰まっていますね。
おや!!「カタ」さんを逆にすれば、「たか」さん。
何か通じるものがありそうですよ。(笑)
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Unknown (meranmeran21)
2024-07-18 17:41:32
お疲れ様です。
榛名と夢二のアトリエ。
いい感じですね。
懐かし差が込み上げてきます😊
感謝〜☺️☺️☺️
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Unknown (ベル)
2024-07-18 20:12:48
こんばんは
月見草って宵待ち草のことだったんですか知らなかったです 見事に無知ですね(笑)
大正時代の榛名湖の写真 こういった古い写真が残ってるといいですね今の景色と比べることができる貴重な写真です
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こんばんわ (力丸ママ)
2024-07-18 20:55:28
文京区にある竹下夢二美術館はに行ったことがありますが伊香保は知りませんでした
一寸はかなげな女性ばかり大正ロマンが詰まった作品が多いですね。
確か彦乃さんとの逢瀬の場所が美術館になっているそうです
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都内を離れる年・・・ (佐貫卓球ルーム2)
2024-07-18 21:30:50
こんにちは~~~
「大正時代の頃の榛名湖の写真です」
白黒の写真なぜか寂しいですね
自分もシニアになったからでしょうか?
都内の竹下夢二美術館に行った事があります
そして東京を離れてから18年後です
友人達との花見の集まりの帰りに特に仲の良い友人と行きました
2度目です
都内に暮らしていた頃と違い感じ方が違いましたね
それだけ年齢を重ねたのですね
年齢と共に感じ方が違いますね
男女~~~友人も・・・
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宵待ち草 (ヒマヒマノキ)
2024-07-18 23:07:26
沼の原は、ユウスゲの名所なんですね。
優美な姿のユウスゲも夕方から咲きだす一日花。
その近くの宵待ち草も同じような一日花。
繊細、儚さ。宵待ち草の歌が浮かびますね。
恋多き竹久夢二。まさに青春です。しんみりして
しまいました。
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イケリンさんへ (たか)
2024-07-19 14:53:04
こんにちわ、イケリンさん
主人と私の夢二に対する感情が違うのは、飽くまで女性を虜にする魅力が夢二には有るからなのでしょうか。
もう、忘れる程前に岡山を旅した時、余り気乗りしない主人の尻を叩いて後楽園近くに建つ夢二の生家を訪ねた事が有りました。
同年に生きた東郷青児とは、どこか違う大正ロマンの世界。
今、この歳になって見方も変わってきているのは事実ですが、あの頃の私はドップリ使っていた様に思います。夢見る少女だったのかな(^_-)-☆
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meranmeran21さんへ (たか)
2024-07-19 15:12:44
こんにちわ、meranmeranさん
>懐かしさが込みあげて来ます
   榛名の夢二のアトリエを訪れた事がお有りですか?
   アトリエの中に入ると歪んだガラス障子の向こうに大正時代とは変わらない山と湖が広がります。
   写真に目を凝らしますと現在の様な土産屋が軒を連ねる光景やホテルは見られませんが観光客がそぞろ歩いている姿が見られますね。
   榛名はこの頃から憩いの地だったのでしょうね。
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ベルさんへ (たか)
2024-07-19 15:34:05
こんにちわ、ベルさん
宵待草はマツヨイグサが正式名の様です。
夢二が詩を作った時にはマツヨイグサでしたが作曲して貰った時にシックリ来なかっためヨイマチグサに代えてしまったのだそうです。
確かに口ずさんで見るとヨイマチグサの方がシックリきますよね。
しかし、それが何時の間にかヨイマチグサに定着してしまったと言うのですから、この新語は夢二の功績大でしょうか。
古い写真はいいものですね。山や湖は変わらずとも湖畔の周りに軒を連ねる土産物店はこの頃には無く旅館が数軒みられるだけです。
高峰三枝子が歌った「山の寂しい湖に~♪」の世界そのものですね。
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力丸ママ さんへ (たか)
2024-07-19 15:55:58
こんにちわ、力丸ママさん
彦乃さんとの逢瀬の場所に美術館が建てられている、弥生美術館ですね。
私は行った事は有りませんが岡山の美術館と、そして最近では伊香保の美術館に2回ほど行きました。
S字状のしなやかな女性のスタイル、憂いを含んだ目。 当時は絶大な人気を集め画学生にとっても夢二は憧れの的だった様ですね。
渡米から帰った夢二は生家の岡山にも榛名のアトリエに帰る事も無く信州の病院で短い一生を終えました。そんな事が一層、人々の心を打つのでしょう。
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