小泉進次郎の総裁選立候補、中身ないけど見た眼よし、またもや劇場型政治が客集めるのかねぇ。小泉純一郎、橋下徹、石丸伸二、とつないだ花形役者路線、次のスターは進次郎、そうなのね。
舞台を刺激的に盛り上げるには、対決と正義の味方!が必須だ。
純一郎は郵政はじめ既得権益層の解体、橋下は公務員叩きと公共事業つぶし、石丸は既成政治家の追撃、だった。
どれも敵、悪役を登場させることが重要ポイント。それも極悪人、奴らを倒せば、すべては変わる、って、単純明快さが決め手だったな。
で、進次郎の敵はどこにいるの?当然、腐り切った自民党の金権体質、腐敗体制なんだが、裏金議員は公認しない!と親父のように自民党をぶっ壊せと言えないところが、お世継ぎだなぁ。反省状況と地域の評判見て執行部で判断、って、それもうスルーってことだろ。
党内保守派に対しては、憲法改正なんてごますりしちゃってるんだが、その理屈が酷い!政治不信の解決には約束を守ることだ、自民党の国民との約束は憲法改正だったから、って、はぁ?なんてすっ飛び論法なんだよ。
働き手を解雇しやすい規制緩和、って、それ、日本の貧困の原因じゃねえか。未だにそれが経済発展の起爆剤だ、なんて財界にも揉み手して、ぜんぜん敵作れてないじゃん。いや、敵に回そうとしてるのは、追い詰められてる働き手のほうだぜ。
せいぜい選択的夫婦別姓は進める、とか、息まいてるけど、こんなもん、社会の常識から一回り以上遅れてる話し、気負うほどのインパクトはないぜ。多様な生き方が選択できる社会って言うなら、せめて同性婚とか外国人へのヘイト禁止法とか、今の課題に突っ込めてえの。
まっ、人気俳優も、カリスマ型から八方美人型の優男に移り変わったってことで、社会の好みに連動してるってことだな。
と言っても、この気配り流し目名人、庶民、貧乏人にゃまったく目が届いちゃいないってこと、忘れるなよ、皆の衆!庶民の困窮に言及したのは数秒間、もちろん、具体策なし。
106万円の壁取っ払って、非正規低収入の働き手からも社会保険料むしり取ろうって、あこぎなこと考えるのが、進次郎の規制緩和だからな。あっ、ライドシェアを全国に!なんて、タクシー会社は守旧勢力かよ?
そんなもんだろ、世襲のお世継ぎだもの。党内でもその立場と自民党政治家には稀な持ち味で、下積みなしで階段飛び上がって来た男だから、下々の民など身近にいないし、見る気もないのさ。
世論調査じゃ、政治に期待することトップは断然、経済、物価!
苦しいんだよ、庶民は、暮らしのやり繰りで四苦八苦なのよ。
岸田のお坊ちゃまも、スーパー行って、「あっ、高いですね」って場違いなトーンでコメントして炎上したけど、進次郎も同じことさ。
しかも、彼の目の前には、自民党のお歴々と財界人の顔しか浮かんでいないから、せいぜい政治の刷新、雇用の流動化とか憲法改正なんてことしか言えないんだ。
しかも、このお坊ちゃま、勉強もしない。ほら、環境大臣の時、ステーキ過食が環境負荷を高めるって常識さえ持ち合わせずに、赤っ恥かいたくらいだから。
貧しさで苦吟する庶民のところに降りて来る、なんて行動規範はないし、学習して社会を多面的に理解しようなんて殊勝な姿勢も持ち合わせていない。
もう、そろそろ、もう、いい加減に、見た眼の良さで政治家選ぶの止めにしようぜ。潰されるの、庶民なんだからさ。電通やプロスタッフの演出、演技指導なけりゃ途方に暮れる御仁なんだからさ。
気をつけよう、甘い言葉のイケメン政治!
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